ドアの向こう

日々のメモ書き 

冬の趣

2011-11-29 | 自然や花など

   晩秋の菊   
  どこからか 枯菊を焚く匂いがする
  

 暦では 立冬より春までを 初冬 仲冬 晩冬に分けている
 一週間もすれば 仲冬(大雪から小寒の前日まで)
  冬もなかば   なんだかあわただしい

  蛙の暦では 今頃を晩秋といったり  初冬の風情とかんがえたり
ややこしい

  しぶきを受けるボクは  初冬の風情で 上品ねえ…
   

  おなじ日でも 紅葉に染まれば晩秋の趣でしょう


    たゞ 忍べ燃ゆる紅葉の夕冷えは    草田男 

  めっきり冬らしくなった  
  美しい紅葉を見るために 少しガマンしよう  

 

 

 

 

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初冬の花

2011-11-23 | こころ模様

 庭のマーガレット・メリルは たった一輪
  喪中のハガキを出して一段落 よい香りがした
 ウェスターランドも 淡い色でちらほら咲いている

 

11月13日 

   石蕗の花 照り昃(カゲ)りして刻移る   五十嵐播水 

 片隅にひっそりと咲く石蕗の花  描かないうちに今は萎れている  
 写真は13日 
るい色が背中を押した 

   蝶の黄を淡しと思ふ石蕗の花   五十嵐播水

 黄蝶をしのぐ鮮やかさで 絵が完成
  今朝は 播水の句に惹かれた
 

五十嵐播水について調べると
 明治32年(1899)1月10日生。  大正12年(1923)京都大学医学部卒 元神戸市立中央市民病院長   大正9年(1920)高浜虚子の門下に入る
   平成12年(2000)4月23日  101歳で死去
  ご長寿でした

           -☆-

  サンゴ玉のような万両だけれど

 

  千両の別名が 草珊瑚 
 でも こちらは兎の眼です

 

 ヤブコウジは ピアスのよう

 紅く熟した南天の実が ひときわ美しいこのごろ

   南天の実に惨たりし日を憶ふ   沢木欣一

 
   被災された皆さまの 幸せを祈ります

 

 

 

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ジングルベル

2011-11-21 | 自然や花など

 ポインセチア(トウダイグサ科)が 出番を待って誇らしげ  
   種類はさまざま

  アイスパンチ 
 

  ジングルベル

  アバンギャルド  
  
       他 ウインターローズ アーリーレッド など



  アレ?

 ラグちゃん……     

  ずっとここに いたの   (与野の園芸店で)

 

 

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ウラギンシジミ

2011-11-20 | 夢見鳥

 白い蝶を追ったつもりが
 金木犀に留まるをみれば 早変わりして
  まったく違う 衣装になった

   フム フム…   ウラギンシジミだろうか

   裏に返せば 銀色で  こちらに詳しい 

  暑いくらいの日をうけてからだを温めていた  
  翅は傷んでいる

  撮影  11月20日 (さいたま新都心)    

 

 

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野の花は

2011-11-19 | こころ模様

 野罌粟(ノゲシ)の 綿毛を見るとホッとする

  麻酔がうまく効かなくて 今日は胃カメラに苦しんだ
 野の花のなんと やさしい…

 このへんで カラスウリの花をみるのも少なくなった  
 藪のうえで 生き延びる
 皆さんカラスウリがお好き、 コメントが熱い! (2006)

  かれはいそがしく かれはを…
 これほど大きな獲物
 どっこいしょ  (拡大してみて

 一日雨降り、  写真は14日のもの 

 

 

 

 

 

 

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野道をゆけば

2011-11-13 | 自然や花など

  木の葉を透かせて 青空がのぞいた

   みごとなパターンに うっとり

  暑いくらいの陽気がつづく  
  芝川のしずかな面に木立の陰もうららかだ

 

 眼を凝らすと 葉陰から小声でよびとめるのは  

 

 お皿に盛られて おいしそうな色と艶の  

  茎が葉を貫くようすから はじめ トウダイグサの仲間かと思ったが
  イシミカワ 広辞苑には「石見川 ハブテコブラ」と出ているがハブにコブラとは
   怖ろしげ  タデ科 茎や葉裏に棘がある

  初めて会ったイシミカワ 変わった名前
    老舗の あんこ玉みたいね  葛引きお菓子の 
   最大でも直径5ミリ 葉のかたちは細いハート  長さ2㎝くらい
  花はどんなだろう   

      こちらに 詳しいサイトがありました

 

 

 

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花のちから

2011-11-07 | こころ模様

  インスタレーション  勅使河原 茜

   音楽のような  彫刻のような  建築のような  絵画のような…

 

  クレマチスのタネと チョコレートコスモス                       



  紐のような アマランサス

 

   パームボートの葉

   サイカチの莢があふれて しかもこんなに大きい!
 珍しい 旅人の木  パングラ豆  月桃の実  ナタ豆…

  花材に惹かれ  器に魅かれ  色彩にひかれ かたちに惹かれ 季節を感じて
 油彩画をみるように 草月展を楽しんだ  (響きあう花と心)
     会場は ぶつかり合うほど混雑していた
  下がって全体を見ることができないうえに どれも大作で
   部分しか写らないのも残念だった

 

 

 

 

 

 

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野辺を匂わす

2011-11-05 | 自然や花など

 

 遊歩道の藤袴 キク科

 なに人か来てぬぎかけし藤ばかま くる秋ごとにのべをにほはす 
                 としゆきの朝臣

 どんな人か来て 脱いで掛けていった上着…  藤袴にふわりとかけていったから 毎年 野辺を匂わせているのね。  薫香をたしなむような 身分の高い男性でしょう
   ふいに訪れる ほのかな香りは

やどりせし人のかたみかふぢばかま わすられがたき香ににほひつつ    貫之
ぬししらぬ香こそにほへれ秋の野に たがぬぎかけしふぢばかまぞも    素性

 香りは葉を干すと生じ 桜餅の香り。  平安時代 茎や葉を乾燥させたものを水につけて髪を洗ったようだ。 (花おりおり)


  

     
  花を揉んで嗅いでみると かすかに桜の葉の塩漬けの匂いがした。
  クマリンという香りの成分。
  
  藤袴… 香草 ・ 香水蘭とも。 古くは 「あららぎ」という
   古歌に 蘭(らに)というのは藤袴である (山本健吉)

   防虫剤や芳香剤、お茶などにも 利用された と 

         -☆-

 再び瑛九展へ   感想を10/30のところに追記しました 

          

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ホウジャク

2011-11-02 | 夢見鳥

  目の前を オレンジ色が横切ったので追いかけた
  白帯も目立っている 
   蝶かとおもうが ホバリングの名手 スズメガ君

   羽ばたきは高速で  うまく写らない

 メキシカンブッシュセージに寄る ホシホウジャク(蜂雀)  スズメガの仲間
 からだに比べて 翅が小さい 

 かろうじて口吻 長いストローが見える

 オオスカシバ よりも小柄で 愛らしい

 ホバリングのうまい子なら他にもいる 
   さらにちぃさな チュウレンバチ

 

 

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更けゆく秋

2011-11-01 | こころ模様

  小春日も たそがれ時の風が冷たい

  早いなあ  きょうから十一月
    暮れに向かって 大急ぎです       

 
     
  
 小学校のまえに 好きな色の
   なつかしい花だよ

 

  百日草   ジニア…

  ことし年賀状の売り声が 遠くにきこえ
   義母や伯母のために 喪中の用意です   

   更けゆく秋の夜 旅の空の
     恋しやふるさと なつかし父母…


  シミジミとして
 カメラに残った秋の色々 

 

           -☆- 
  

  それから  ヒアシンスハウス夢まつり  です

 

 

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