ドアの向こう

日々のメモ書き 

晩秋

2012-10-31 | 自然や花など

  畑中の道を行くと あざやかな背高泡立草
 こうしてみると なかなか綺麗だ  

 静かなよい香りがして 思わず近づいた  藤袴…

 香草、香水蘭の名
 古歌に 蘭(ラニ) と言ったのは藤袴である (山本健吉)

 これは珍し…  にょっきり高い独活の花

 茄子の花と 独活の花  
 ウドは淡緑色の小さな五弁花が 集まってひとつになる

 

   植木屋さんの畑だろうか、  ほとんどみられない銀木犀に逢った。  

 
 紅葉にはまだ早く そぞろ寒いこのごろ。 農道は舗装され抜け道となっているらしく、 何台もの車が通る。 背後にそれらをかわしながら遠くの植栽に焦点を合わせた。 
 ぼんやり写ったが珍しいものは記録しておく。

 

 

 

 

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サプライズ

2012-10-26 | 自然や花など

  ルコウソウがまだ咲いている


 

 お屋敷は改修中


 桜紅葉  ひとひら…

 

 

  

   秋桜、 百舌に出会った場所で待っていた。

 

 

 

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百舌の囀り

2012-10-25 | 夢見鳥

 蝶を追いかけていたら にぎやかなさえずりがした。 キーイキィキィキィ…
キュン、キュンなどと。

 

 辺りで一番高い木のうえで、 どうやら百舌のようです。
 モズはほかの鳥の鳴き声を入れて複雑な囀り… (フィールドガイド日本の野鳥)

 

 あらためて見ると  頭が大きい 尾は長め 頭上から頚のうしろは赤味のある褐色、
胸に細かな波状横斑(雌のみ)。 ようこそ 百舌さん 


 朝晩は冷えても 日中は歩くと暑いくらい 蝶がたくさん居る。
菜畑にモンシロチョウが乱舞し、 キチョウは桜並木の影を縫うようにいく。

 ツマグロヒョウモンなど 夏の名残を惜しんでいる

 

 通船堀のツマグロヒョウモン

 

 

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深まる秋

2012-10-24 | 自然や花など

  久しぶりに近所を散歩  
  舗道の植栽も ちいさな葉が紅葉して
  とうとう 秋が来たんだね

  一輪だけの花をみれば  
  革紐のような花びらで 万作のようだけれど
  万作の紅葉が こんなにきれいだなんて知らなかった

 

 門の前には 千日紅
  ざくろは予想通り 色づいていた

   色艶のうごいて熟れし柘榴かな   花蓑
  

 色艶のうごいて… うまいなあ  風に揺れる
重そうなかたまり

 

  柘榴火のごとく割れゆく過ぎし日も   楸邨

 赤く裂けて果肉が見える  仁王の口だ

 

  

  つやのある実柘榴…    いただいて描きたいなあ

 

 

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川越まつり

2012-10-22 | 道すがら

  

 祭り好きに誘われて21日(日) 川越まつりに行きました。 
 案内によれば
起源は古く360年前、 鎮守の氷川祭礼を 慶安元年(1648)に城主であった松平伊豆守信綱が奨励したことに始まる。 国指定重要無形民族文化財。 


 

  お囃子が聞こえてウキウキ・・
 蔵造りの町並を 豪華絢爛な山車が行く、 祭礼絵巻のはじまりです。

  

 他町の山車に出会うと、お互いに囃子台の正面を向けて競い合う(曳っかわせ)。 囃子が入りみだれ 曳き方衆は提灯を掲げ乱舞する。
 山車は 4ツ車か3ツ車 そのうえに台座(せいご台)、 台座の上に二重のあんどん(鉾)を組む。 二層の鉾と人形(御神像。この部分は上下に迫り上がる) 

       

画像 パンフレットから  囃子と山車の構造  山車曳行体系図

 


幻想的な祭りの夜をこちらでお楽しみください。
       

 

 

 

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近視眼で

2012-10-21 | こころ模様

 

   気がつけば マユハケオモト


  葉に うぶ毛が輝いて

 金木犀も

 オクラの花も…

 

 FAXつきの電話機がこわれ買い換えた。 行事や家事の合間、 本体を接続し、 取説を読みやることがいっぱい。 まず新しい機種に電話番号を登録、 これがいちいち面倒くさい。 音声ガイドも五月蠅くてまいった。  おなじことをくり返すのに、 いちいち同じ音声がながれる。 名前を入れろ、 ばんごうは数字で… 入力の間違いはないか見直していると 登録するの、しないのか! グループを選べ… と ますます焦った。 

 音声を消す方法を知ったのは半ば過ぎてから。 
オマケにカメラも新しくして覚えることばかり、 近視眼的二日間でどっと疲れた。

 文化祭の搬入をし
 二回目となる句会があった。
 まあ 兎に角いらっしゃい。 講師のお話も深くておもしろいし、 視野も広がると… 熱心に誘われ。 いまだ体験入学のつもり。 ハードルは高く、 まなび続けている人に混じって緊張の連続だった。 その日も、ほとほと疲れ、 帰宅後口を利くのも億劫なほど。

 参加者はひとり二句ずつ提出、 一六句の中からそれぞれ四句を選ぶ。 たいてい秀句となるのは八人中五人が選んだ句であった。 当然ひとりからも選ばれない句もある。 蛙のは彼岸花や青ぶどうの句にそれぞれ三点。 その場で作った柿の句は一点も入らない。 
 感想や批評をうかがい、 直されると 句の焦点が定まってくる。 リズムもよくなる。 
  たくさん本をいただいた。 それらを読むと遙かな頂を思って ますます縮んだ。 続くかなあ…

午前と午後と 四句必要。 うち一句は その場でお題が出て即興でつくるんだ。 

  

 

 

    

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カラタチ

2012-10-17 | 自然や花など

   君と住む窓にはちかく、 からたちの白き花咲き…    三木露風


 沼のカラタチも 春は白い花が咲き 柑橘系の爽やかな香りがした。
 やがて実をつけ 晩秋の今頃 まろいまろい… 黄金色に熟す。
  フェンスに囲われる内側にたくさんの実が落ちていた。 ここからは拾えない。
  径3㎝くらい 芳香はしても食べられないそうだ。 薬用にする とある。 
 
  からたちのとげはいたいよ。
  青い青い針のとげだよ。     北原白秋


 心のなかで口ずさむ 「からたちの花」

 夏、 揚羽がたくさんきていた。 カラタチの葉は幼虫の食草だ。
近づくと大きな棘で痛い目に遭う。 幼虫を守るカラタチの木。 
  

 枳殻(カラタチ)。  「枳」この一字でも カラタチと読む。 
  

 

 

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白い花

2012-10-10 | アートな時間

 純白の花は 遠くからも目を惹く。 日比谷公園のユッカランが盛りだった。 春秋、二度咲き。 花は夜咲く と「花おりおり」。 うつむく花が鈴なりに積み重なって重そうだ。 花柱は倒れているのもあった。 
 乳白色の開花は、 今し方鑑賞したばかりの京焼かな、 美濃か、それとも肥前窯か。
 

  東洋の白いやきもの --純なる世界  出光美術館

 その最後にあった 「日本の白いやきもの」のうちのひとつ、 「白磁如意頭文輪花杯」 (江戸時代前期)が気に入り。  調べて解ったのが、 如意頭とは 仏具の「如意」。 頭部にみられるトランプのスペードに似ている形状がやきものの文様につかわれる如意頭文。 縁のやわらかな曲線と面はまるで花びら、 透けるようにうすい器が花を思わせた。
 

 陶器質の白磁、磁器質の白磁 のちがい。
 始めのころは 白い粘土や 白くない粘土に白土を塗って透明な釉薬をかけて作っていた。 
 やはり磁器質の白磁、 より白く硬質で美しい。  青白磁も知った。 白磁の透明釉は無色透明であるが、 文様の凹凸に釉薬がたまり厚くなると、青はより深く、 浅い部分では淡くなる。 ゆえに 影青(いんちん)とも。 

 皇帝の白磁。 青味の残らない白磁を甜白(てんはく)といい 宮廷の祭器は景徳鎮で製作されるようになった。
 白磁暗花蓮唐草文僧帽形水注  中国 明「永楽年製」 銘
 以前 上海博物館で同形、 無地のを見ている。 やはり明永楽の表記があった。

 やがて庶民向けに 素地の表面に白土を塗ることで安価な品を大量生産される。


 ひっそりとした白、 青みのある白、 混じりけのない純白、 黄みのある白、 貝殻を砕いた胡粉色… 黒や赤にもあるような、 少しずつニュアンスの違う白。 生成りの白さがすき。 それは乳白色に近い。 温もりのある白だ。

  最近は 白い器をよく使う、  キャンバスに見立れば盛りつけは自在だ。

 

 

 

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島の旅

2012-10-05 | 道すがら

   
  写真:10月1日朝 ホテル アレグリアガーデンズ天草まえの海岸を散歩 

アルバムがようやくできました。
 急ごうと思うと なにか他のことが気になる性分、 夜遅くまで俳句の推敲をしたり、 きのうは友人といっしょに共通の友人の写真展へ行き、 美術館の常設展をのぞく。 秋らしい日本画に心落ちつく。  午後から 油彩を描く。 

  編集するとそれなりに復習し、歴史を辿り、 旅の想い出は色濃く残った。 

 お急ぎでない方だけご覧ください。

  

※ 『魏志』倭人伝に記された「一支国(いきこく)」の王都に特定された遺跡  原の辻遺跡

 

※  十三仏公園  妙見ヶ浦の歌碑 

  天草の十三仏のやまに見る 海の入日とむらさきの波 与謝野鉄幹
  天草の西高浜のしろき磯 江蘇省より秋風ぞふく  晶子 

※  天草パールセンター歌碑

 天草の島のあひだの夕焼に舟もその身も染みて人釣る   与謝野  寛
 天草の松島ここに浮ぶなり西海のいろむさらきにして     与謝野  晶子 

  

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ごぶさたしました

2012-10-03 | こころ模様

  

 いつのまにやら秋らしくなりました。 ちょっと留守をして、はや10月3日。 朝から曇り、 そのうち降り出しても洗濯物に追われていました。 現地はかなり暑かったので着替えが多くなりました。 

 9月29日 颱風17号に突っ込むようにして、 東京から新幹線に乗り新大阪下車、 大阪南港より船中泊にて新門司港へ、  颱風は沖縄付近を北上中、 瀬戸内は思いのほか静かで、 船会社では欠航はなく、ただいつもよりは時化ているとか。 門司からバスで唐津東港を目指します。 虹ノ松原を抜け雀さんを探しましたが、あいにくの強風です。 

 唐津の港からフェリーに乗船し、 玄界灘の大波を甘くみた連れは船酔いで青い顔。 さっさと酔い止めを飲んだ蛙は実にケロッとしていた。  
 島巡りと九州新幹線が楽しみで旅を決めたのは、 誰でしたか。 

 ようようの体で第一の島、 長崎県壱岐島は印通寺港に着いたんだと。 南北17㎞、東西14㎞の島は九州と対馬の中間に位置する。

 

 はらほげ地蔵 (壱岐)

胸に丸い穴が開いた六体の地蔵が祀られている。 満潮時は体半分が海水に浸かる。
海女の海難者の冥福、 疫病退散の祈願、捕獲鯨の慰霊のためと伝えられる。
 (案内板から
  

    サンライズ (平戸)

あとはアルバムにてごゆっくり、 これから整理します。

 

 

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