別所沼だより

詩人で建築家 立原道造の夢・ヒアシンスハウスと別所沼の四季。
     

つぐみ

2007-01-05 | 別所沼だより

 

    新緑やモミジもいいけれど  冬枯れの木立もかくべつ 
    そそり立つ素直なすがたに   冬晴れが目立っている 

     陽気に誘われ  午後から歩いた  
     遊歩道を行くひともなく  風もないが  落ち葉をふむ小さな音がした
     カサ カサ …  ヵサ…   公園まで案内するふうに  少しまえをいく 
     ヒヨドリくらいの大きさで 派手な眉をした鶫です 
    柿の実を上手にいただいて  お喋りに余念がない  

        
                 クロツグミ   高村光太郎   
     
           クロツグミなにしやべる。
     畑の向うの森でいちにちなにしやべる 
     ちよびちよびちよびちよび、 
     ぴいひよう、 ぴいひよう、
     こつちおいで、 こつちおいでこつちおいで、
     こひしいよう、 こひしいよう、 
     ぴい。 
     おや、 さうなんか、 クロツグミ。 

 

    

                                       

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