巴里憧憬 エコール・ド・パリと日本の画家たち 2007年1月6日(土)~2月12日(月) 開催中です 詳しくは こちら から
すっかりおなじみの絵や 日本画を描いていた出島春光、古城江観コウカン、詩人 金子光晴、 原 勝郎などある。 芸術の都にあこがれ集まった人たちの情熱、 希望、 失意、 努力、 歓喜を見ることができた。 こもごも つよく生きた。
車や雨の音、 カフェのざわめき、 雲や風が流れる風景、 モンブランや古城、 郊外の静寂、 美術に群がるひとびと、 それぞれの空気を感じる。
斎藤豊作が長谷川 潔に宛てた手紙 (1939.8.28)もある。 ベンガラ色の便箋と封筒に 大ぶりな文字で流れるように書いてある。 岡 鹿之助の几帳面で小さな字とは対照的だ。 それは彼の点描のように細かい。 長谷川 潔は、 ほとんどが強制的に帰国させられたこの頃、 斎藤の招きに応じ家族で古城に疎開して、制作を続けた。
左 パンフレット裏面 右 斎藤豊作 1939-40年 雪景色 パステル