愛らしい エリカ は 今もまだ咲いている
ひくい陽をうけて ほの暗い庭にうかびあがる
もの皆の縁かがやきて春日落つ 松本たかし
きょうの新聞に咲いていたのは
水仙や古鏡の如く花をかゝぐ 松本たかし
花冠を上古の銅鏡に(見立て) 美少年ナルキッソスは水鏡に映る自分の姿… 古今と東西を隔てた鏡の符合は興味深い… (高橋睦郎 花をひろう)
ここの水仙は やはり白い花弁がいい。
水仙や古鏡の如く花をかゝぐ 松本たかし
花冠を上古の銅鏡に(見立て) 美少年ナルキッソスは水鏡に映る自分の姿… 古今と東西を隔てた鏡の符合は興味深い… (高橋睦郎 花をひろう)
ここの水仙は やはり白い花弁がいい。
埼玉県北東部の幸手市。 権現堂堤は桜の名所として有名だ。 今は水仙の季節で4分咲きというのを見にいった。 風速10m以上? ひとが少ない。 土手のうえから富士山がくっきり見える。
葉は風にもまれ絡み合い 長いリボンのようにほどけたりしながら
花はみんな横向き
水仙のりゝと真白し身のほとり 多佳子
水仙にさはらぬ雲の高さ哉 子規
水仙や心にふるゝ壺の罅ヒビ 秋桜子
凛と咲く… 黄色いカップをかかげる愛らしい花
こころの罅に呼応する。 この寒さと強風に香りはなかった。
桜の下は彼岸花 いまは葉が青々と繁っている
並木の影が こちらこちらと呼ぶようで どこまでも歩いた
ほんとうに とても寒くて~ 茶店の甘酒が美味しかった
美術館のちいさな池も氷るほど 厳しい寒さが続いていた
春は行きつ戻りつだけれど きのうきょうはビックリするほど暖かい
用があって 三室を歩いた。 うららかで気持ちがいい。
木蓮の蕾が陽をあびて 毛皮をのどかにひからせる。
どこからともなく鋏の音、 軽快なリズムは春のものだ。
霞むような屋敷林をみながら 気の向くままに小径を行く
庭先にロウバイが咲いて 梅が馥郁と香って
万年青の赤い実も 魚卵のようにかたまってた。 水ぬるむ日…
畑中に作業のひとも見える 黄金色の実がたわわだ
うららかに汗かく耳のうしろかな 万太郎
ついて来る人を感じて長閑なり 虚子
-☆-
きのう ルピナスの苗を植えた。 塔のような花も楽しみ。
葉を7・8枚ひろげていておもしろい。 八つ手と思ったら、
天狗の葉団扇と教わった。 なるほど… と感心した。
本日のこよみ 大寒 最低気温-0.6 最高 16.8℃