ドアの向こう

日々のメモ書き 

庭に

2010-01-30 | 自然や花など
 

    愛らしい エリカ は  今もまだ咲いている
   ひくい陽をうけて ほの暗い庭にうかびあがる

          もの皆の縁かがやきて春日落つ   松本たかし   
 
 
 
 
  片隅の黄水仙にも  日は平等だ  
  きょうの新聞に咲いていたのは

          水仙や古鏡の如く花をかゝぐ     松本たかし  

  花冠を上古の銅鏡に(見立て)   美少年ナルキッソスは水鏡に映る自分の姿… 古今と東西を隔てた鏡の符合は興味深い…  (高橋睦郎  花をひろう) 


   ここの水仙は やはり白い花弁がいい。

            

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

水仙の香や

2010-01-26 | 道すがら

   埼玉県北東部の幸手市。  権現堂堤は桜の名所として有名だ。 今は水仙の季節で4分咲きというのを見にいった。 風速10m以上? ひとが少ない。 土手のうえから富士山がくっきり見える。

  葉は風にもまれ絡み合い  長いリボンのようにほどけたりしながら
  花はみんな横向き 
 

   
   

    水仙のりゝと真白し身のほとり     多佳子

    水仙にさはらぬ雲の高さ哉       子規

    

     
    水仙や心にふるゝ壺の罅ヒビ       秋桜子

  凛と咲く…  黄色いカップをかかげる愛らしい花
  こころの罅に呼応する。  この寒さと強風に香りはなかった。

   桜の下は彼岸花   いまは葉が青々と繁っている 
  並木の影が こちらこちらと呼ぶようで どこまでも歩いた
  ほんとうに とても寒くて~  茶店の甘酒が美味しかった

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春をさがす

2010-01-20 | 自然や花など

  美術館のちいさな池も氷るほど 厳しい寒さが続いていた
  春は行きつ戻りつだけれど  きのうきょうはビックリするほど暖かい

    用があって 三室を歩いた。  うららかで気持ちがいい。
    

  

    木蓮の蕾が陽をあびて 毛皮をのどかにひからせる。
   どこからともなく鋏の音、  軽快なリズムは春のものだ。 

    

      

 霞むような屋敷林をみながら 気の向くままに小径を行く
  庭先にロウバイが咲いて 梅が馥郁と香って 
  万年青の赤い実も 魚卵のようにかたまってた。 水ぬるむ日… 
   畑中に作業のひとも見える    黄金色の実がたわわだ


       

         うららかに汗かく耳のうしろかな    万太郎
         ついて来る人を感じて長閑なり     虚子

                -☆-

  きのう ルピナスの苗を植えた。 塔のような花も楽しみ。
   葉を7・8枚ひろげていておもしろい。 八つ手と思ったら、 
    天狗の葉団扇と教わった。 なるほど… と感心した。
   

         

   本日のこよみ 大寒  最低気温-0.6  最高 16.8℃

 


 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

梅が香

2010-01-09 | 自然や花など

  
    近所を歩くと  いつもの所に いつものように

  

     

         此谷の梅の遅速を独り占む     虚子

 

  それぞれの梅暦まで  今少し 

   

  菜の花やロウバイも  早い春を告げている 
  
  梅まつりが楽しみになる

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする