ドアの向こう

日々のメモ書き 

Q Ei

2011-10-30 | アートな時間

瑛九「春」1959 

                瑛九 「春」  油彩

   生誕100年記念  瑛九展   

   夢に託して-     うらわ美術館
   宇宙に向けて-  埼玉県立近代美術館

  多岐にわたる足跡を 8つのトピックに分類  2館同時開催 
   (以下に パンフレットから ご案内します)     

Topic 1   文筆家・杉田秀夫から瑛九へ―――― うらわ美術館
本名 杉田秀夫(1911-1960) 10代の頃から美術評論や写真評論、 物語を発表
  印画紙を使用したフォト・デッサン集「眠りの理由」を機に 瑛九(Q Ei)の名が生まれた
 
Topic 2  エスペラントと共に―――――――― 埼玉県立近代美術館

 世界の人々がおなじ言葉を話せば争いも起こらないと 
 人類共通語「エスペラント語」を広める活動
  

Topic 3  絵筆に託して――――――――――  うらわ美術館
 生涯にわたって油彩画を描く。 様々な実験をくり返しながら到達する点描までの
変遷をたどる。 影響を受けた他作家など

Topic 4  日本回帰―――――――――――― うらわ美術館
  ある時期 制作に行き詰まって東洋的思想に関心を持つ。 芭蕉、良寛にひかれ
  墨絵を描き 俳句を詠んだ 

Topic 5  思想と組織 ―――――――――――   埼玉県立近代美術館        
 権威主義に抵抗し、自由と独立の精神で制作することを目指す。
 宮崎での美術団体「ふるさと社」 「自由美術家協会」、 自ら主催する
「デモクラート美術家協会」 設立に関わる。 

Topic 6   転位するイメージ―――――――――  埼玉県立近代美術館
 フォト・デッサン コラージュ 吹きつけ作品など 
 使われた材料や道具の展示

瑛九「過去」1953   
     瑛九 「過去」 エッチング
 
  

Topic 7   啓蒙と普及――――――――――― うらわ美術館
 美術教育  
   版画の講習会を開き 子どもたちに絵を教えたり
   多くの人に美術を広めようと活動

Topic 8   点へ・・・――――――――――――  埼玉県立近代美術館
 瑛九の最後の冒険が築き上げた独自の世界。 
晩年の3年間に見られる
 点描の変遷過程を紹介 
     

        -☆- 
(鑑賞メモ)
 瑛九の作品について 勝手なイメージをつくっていた。 よく見ないで、前衛的 挑戦的だ、 難解だと決めていた。 でも 今なら分かるような気がした。  趣味で絵を描きつづけ、 創造の愉しさ 難しさを知り、 変化にとんだ表現や発想に心が動く。 自由な価値観をたいせつに思うこのごろだ。  疾風のように駆けぬけた49年を見直した。

 ・友人、 兄、 婦人宛のエスペラント書簡 心がかよう同志たち。
 パリやストックホルム、イタリイ、チェッコ、イギリス、アメリカのレン中と意見のコウカンをすることは田舎生活の唯一のなぐさめです…

  ・初期の油彩にこころが安らぐ  真似たい表現もある。 ・「りんご」油彩 ・宮崎郊外(油彩1943) ・窓をあける(1949) ・タバコを吸う女(油彩1935) タッチや色づかいに共鳴する ・海(油彩1950)など
 ピカソの影響やフォーヴィズム キュービズムなど。 色鮮やかな抽象画、 今もモダン、新しい。 渦巻く点描の迫力、 奥深い、 そのなかにやさしさを湛えている。  宇宙へ誘われる。  色彩の調和など学んだ。  作品はおもしろくて ゆたかな気分。 強烈さばかりではない。 イメージが全く変わった。  

藝術とは 意識して思考の究極のかなたにある現實を感得することである  瑛九

11月5日 追記
 色々試して新たな作品が生まれた。 エッチング作品 「過去」が フォト・デッサンのもとになり全くあたらしいバージョンを生み出す。 おなじ型紙が油彩や吹きつけ、 コラージュに使われたり、 ジャンルを行ったり来たり、 表現の境界はなく限りなく発展してゆく。

 網目が点に変化し、 大きな円は花びらになり やがて点々になり ……になり さながら水族館で見たゴンズイの群れのように かたまり 崩れ 散り散りになった。 嵐が来て
押し流され 求心力にひかれて渦巻き 吹き荒れるさまを、 透明な椅子に腰掛けていつまでも眺めてきた。 大作は圧倒する力で 見る人を取り囲む。 まんまと 瑛九の罠にはまった。 愉しかった。

  

 

 

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イメージ

2011-10-27 | こころ模様

   美術館を出ると 暮れがたの陽が長い影を創っている

  
  なにもまとまった絵にする必要はない。つっついて つっつき廻すことだ…
  

 

 芸術は現実を反映するだけでなく それをのりこえねばなりません  

  

  画面の上にもう少し闘いがなければ発展性はうまれない…


 頭のなかを 瑛九のことばが駆けめぐった
  何となく近づけなかった瑛九の作品にじっくり向き合う
   おもしろくて ゆたかな気分になった
 抱いてきたイメージも変わる

 多才な画家は 1911年宮崎市に生まれ 
 絵画を学びながら 10代の頃から美術評論や写真評論を発表…
  1951年 浦和(現・さいたま市)に転居した

 もっと知りたい
  同時開催の うらわ美術館へ急ごう

 

 

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木枯らし

2011-10-26 | イーゼルのうた

   

   こちらからみると 蔕は見えない
    奥行を出すのに 苦心した
     まだ硬い 家の柿  (F4
    
 

  

   机のうえに無造作に置かれた それぞれの実を 
    計画もなく描きだしたけれど    
    大まかでも構図をきめておけば良かったと反省     
        
    姫リンゴは サクランボにみえるし
    
  裂けた柘榴もむずかしい ルビーのような種子  
   枯れて革細工のような外皮
  寂び色と 鮮やかな色がせめぎ合う 

            -☆-
         
   木枯らし一号とか  気温19℃
    室内で 柘榴と向き合った  

   公園の皀莢は 無事だろうか  莢は残っているか
    銀杏の葉も 色濃くなっているだろう
      こんどは油彩にしたい
    

   以前の 柿は こちら    柘榴の 油彩

 

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樺色

2011-10-25 | 自然や花など

    南縁の焦げんばかりの菊日和      たかし

    菊うらら翅あれば出て飛ばぬなき    悌二郎

  
 季節は行ったり来たりして きょうは
 最高 26℃の予報
 鉢植えに 黄蝶  シジミ ツマグロヒョウモンなど寄ってくる
  秋は菊…  古雅な香りに惹かれている
  年中みかけるが 本来は晩秋の花 
   とくに 樺色というのか 蒲の穂のような色の 赤味をおびた黄色が好き
   

              -☆-

 牡丹の枝を整理。  枯れたら
焚いてどんな香りがするだろうか。 楽しみである。
  
 奈良からいただいた便りには 「ことしは正倉院で 「蘭奢待ランジャタイ」を見るのがたのしみ… 」 とあり、 いつかTVでみた大きな香木を想像した。  調べると 長さ156cm、重さ11.6kgもあり、 ところどころ樺色が覗く。
 
 正式名称を黄熟香(オウジュクコウ)という。 どんなに よい香りがするのだろう。 お手紙は紅白の水引草を添えて しずかで爽やかな匂いがした。 
 
 
 蘭奢待は雅名で 文字のなかに東大寺が隠されている。
 なるほど 蘭のなかに 東…… 奢の字に 大の字…

 

  買ってきた シーマニア  3月まで咲きつづけるそうだ
   寒くなっても この朱が心を温めてくれる

   ペルーやボリビアの森林に自生する球根植物  
 花は筒形   好きな樺色…

   セーターかコートに欲しい色だ 

 

 

 

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おいらん草?

2011-10-23 | 自然や花など

 

  ちかごろとみに美しい クレオメ  西洋風蝶草
   萎れていた花が 涼しくなって勢いを取りもどす

  とくに夕暮れどきは 
   それまでぐったりしていたのが いそいそし始め   

   紅白粉を整え にわかに凛と華やいでくるので     
   おかしがって 「これからお仕事ですか」 なんて声をかけている

 

 花魁(オイラン)(草夾竹桃)が 時雨に逢ってね
  あでやかな簪 ほつれ毛に降るしずく
       

  

   
   おいらん草に情熱さめてゐるひとり     鷹女

            -☆-

 花魁草は別の花   夾竹桃に似ている別の種類  (@_@) !

 「私もよくやるのよ… 」 
  そんな やさしいことばを添えて教えてくださったTさん ありがとうございます
   クレオメは花魁草 ずーっと ふたつはおなじ花と思いこんできました
   
     訂正して ここに お詫びいたします。 10月24日
     ごめんなさい 
m(_ _)m 

   あらためて 花魁草 は こんな花です 
   花の香りが花魁の白粉の香りに 似ているって (季節の花300)   


 陰では  ホトトギスが盛り  鳥の時鳥草(不如帰)から
  あるいは葉の黒点から油点草  英名は トード・リリー
  トードは ヒキガエル と。 

   深山時鳥草とは名の大事   後藤夜半

   想像はさまざま  
     数ある なまえ

    
  
 

 

 

 

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秋の海

2011-10-20 | こころ模様

  秋らしくなったしずかな海に   名残を惜しむような人影   
    
   潮風は 心地よい冷たさで頬を撫でてゆく 
    縁を飾るレースのような 白波が寄せる  

 19日 曇り  水族館は遠足の児童でにぎわっていた
  久しぶりで イルカのショーを見る  
 

  江ノ島水族館のスターたち  詳しくは こちら

 座布団が飛んでくる

       

   ケープを着けた雀さんたち    江ノ島駅で

          -☆-

 墓参をかねて 鵠沼へ 
 白を溶かしたような秋の海に  大勢のサーファーがみえる
 海は凪いで 片瀬山からみると
  正面奧に 雲に覆われて富士の裾あたりだけがみえた
 

 義妹の恢復ぶりに目をみはる  意志の強さだ 
 こちらが元気をもらった
   寄り添う弟も 若々しい  
    翌日のゴルフを楽しみにしていた 
   存分に愉しんでおいでね
      良いスコアが出ますように
 

 

 

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色々と

2011-10-18 | 自然や花など

  四方田草炎  芙蓉

  墨の濃淡が 色を感じさせる  

   やわらかな緑  濃いみどり  褐色  
    ほのかな紅いろ
     枯れ花のいろあい  枝の節色
 
    色々交ぜて  墨のけしき



   
  

   低く垂れその上に垂れ萩の花    素十

     萩の風が 薄(芒)を揺らした
      赤い糸のような 芒の穂… 真赭(マスホ)の糸

  花薄まそほのいとをくりかけて絶ずも人を招きつるかな (散木奇歌集

  おいでおいでと 手招きする
  真赭 ますほ まそを 赤い色 辰砂にも似て

   色なき風に 乱れる色 色 …   

 

 

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秋の便り

2011-10-17 | こころ模様

   芋の葉をごそつかせ去る鹿ならん    夏目漱石

 なつかしい大和の風景に添えてくださった句です。 ありがとうございました。
 鹿は秋の季語。 秋、牡鹿は牝鹿を呼ぶためにピーッと高くつよい声で鳴き、 哀愁がある。古来より紅葉に配してよく詠まれ、声を愛でて秋季とする と。 
お庭には紅白の水引草… 甘樫丘 畝傍山… コスモス、木の葉や木の実… 飛鳥寺もなつかしく 旅心を誘われた。 お便りをありがとうございました。 鹿の声 妻恋う鹿 鹿の妻ときけば、万葉集の

  我が岡に さを鹿来鳴く初萩の 花妻どひに来鳴くさを鹿  大伴旅人

 が浮かんでくる。 萩の花が鹿の妻だなんて なんと美しいプロポーズ…
 
                 -☆-  

秋興(シュウキョウ)に暑さはいつか忘れたり    松瀬青々 

 つよい西日が 背中を押して
10月半ばに この暑さ きのうの気温30度 叢では秋の虫が絶え絶えに鳴く 
照り返しはさらにきつい 

 それでも翳が 長くなっている
 八頭身以上あるとホクホク顔で写した

 季節は行ったり来たりで 寝冷えをしたか喉も痛い 鼻水くしゃみに悩まされ 熱が38.5度も出てビックリ ぐったり。 ひょっとして 知恵熱かも。 ぐずぐず日延べしてお便りの返事も出せないで済みません。 これから書きます。

 皆さまも どうぞお気をつけて
    

 

 

 

 

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うれしきことふたつ

2011-10-16 | こころ模様

火曜 万葉講座の日 うれしきことふたつ
  草壁皇子の死をいたみ詠まれた舎人たちの歌二十三首。 流麗な手書きは清川 妙先生のもの。 受講生全員がそのコピーを頂いた。 文字もお姿も凛としてますますしなやかだ。 お手本を間近に習字をかさねて、すこしでも近づきたい。 先生はすべての歌を暗唱してみせた。 

  なかの一首に感動する。 

 水伝ふ磯の浦みの岩つつじ茂く咲く道をまたもみむかも 

  まっ赤に燃えるように咲いている躑躅  あざやかな色は一層の慟哭をさそう。 
 眼に沁みる。

 そして 先生が紹介されたのは 若き学友 寺田さんの新刊だ。

  なにか、わたしにできることは?
 ホセ・カンパナーリ 文 へスース・シスネロス 絵 寺田真理子 訳 西村書店

  さっそく手に入れて読んだ。

  毎日、朝食をとりながら、おじさんは新聞を読む。  一字一句、 たんねんに。
そこには、全身がふるえあがるような記事もたくさんある。 
おじさんは不安でたまらない。
 シャワーをあびていても、仕事をしていても。

 あるとき、口をひらくと、こんな言葉がとびだした。 
  「なにか、わたしにできることは?」

  おじさんのなかで、なにかが変わりはじめる。 

 頭に浮かんだひとつの言葉…  おじさんのなかで確信となるまでが、 やさしい色調のモダンな挿し絵とともに。 

 翻訳の文章も惹かれた。 タイムリーな絵本と思うが 構想は3年前と聞く。 絵本の見本市でみつけ、 すぐに版権を抑え、 出版社を自分で捜した。 その間 寺田さんは落雷による火災に遭い、 難関を乗り越えての出版を果たされた。 
 美貌と才能の持ち主 寺田さんは以前から憧れのひと。 学友というよりは、 蛙にはまぶしすぎる存在だ。
 最近は 日本読書療法学会を立ちあげ、 活躍の場をますます広げている。 

 おなじ講座を学ぶしあわせ、誇れる方たちがほかにもおおぜい居る。 
 大間に合いで 都会の教室に飛び込んで良かったと、 沼蛙がしみじみ思う清川 妙先生のご縁だ。

 

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うぬぼれ屋

2011-10-13 | イーゼルのうた


  公孫樹は描こうと思いながら  時期を逃してばかりいた
  黄金の風に 魅せられて
  ようやく スケッチに出てきた  

   いつかの うぬぼれ屋さんが きょうのモデル
   そばには サイカチやユリノキがそびえている
    はじまったばかりの黄葉  淡い緑を残している

   大樹でもこちらには実がならず  
  美術館入口の方では、 もう一本の公孫樹が まだ暑いうちから
  小鈴のような実を落としていた

   黄葉のうしろは ヒマラヤスギの グレーをおびたグリーン  
    杉は 赤茶けた枯葉をとどめたまま
   圧倒するマッス  公孫樹のボリューム
    紙面に納まらない大きさ 高さ

    透明水彩では 迫力がでない 6F

         

 

 

 

 

 

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風のおくりもの

2011-10-08 | 別所沼だより

蚊帳吊草と別所沼

  きのうの強風にちぎられたメタセコイアが水面に浮かびチクチクして、 水鏡はヒビだらけにみえる。 保育園の運動会があり 赤い帽子のひなどりさんがいっぱい。 陽気な音楽がながれ 釣り人や走るひとなど終日にぎわった。
           
 半纏木 ユリノキ  中央手前がユリノキです

 別所でユリノキをみつけた。 今まで、 そのそぶりさえ窺えなかった。 桜が何本も植えられ、 例年のこと茣蓙をひろげ人々が宴をひらくその場所に、 頭上高く、 まっすぐに、 銀杏や椎の木とともに黙って立っていたユリノキ。 春、 花の雲を四方に見おろして、 林の中で人知れず薄いみどりにオレンジを効かせ、 百合のような花をつけていたのだ。 
 知らなかった、 分かって良かった、 これからまた、 別所に来る楽しみが増えたと歓喜した。 山桃(楊梅)も2本あり、 初夏には赤い実がなり、 古事記にも出てくる。

 樹高20m以上あるらしい、下から見あげてもよく分からないほど茂って、 種類のちがう植物が邪魔をしている。 よく知った半纏のような形の葉がみえている。 落ちている小枝を拾うと蕾までついて、 あたりには去年の枯れ花があった。 
  北西風のうれしい贈り物だ。 

 

 

 ガイドの合間、 Yさんと ヒアシンスハウス夢まつりご案内のための宛名書きをした。
 遠くからもみえている。 福島の須賀川とあり 牡丹焚火も見たいと思う。 
 奈良、 宮城、 名古屋・・・  東京。 さすがに埼玉が多い。 
  
 
           -☆-

 来訪11名  ありがとうございました。
 ご夫妻で群馬から…  道造の詩画集を持っている。 高校生の頃から温めてきた。
  キッチンが無いと知って、 「詩人にふさわしい…」 と呟かれた。
   共感を覚える。 
  さきほど 昼食を外のベンチで済ませたばかり。 そこでユリノキもみつけた。
  (ガイドしながら) 食事の匂いがしては詩人のイメージが変わってしまうように思っていた。

  明日の吟行の下見と言って おふたりが別々にいらした。

 娘さんとお母さんが熱心に観て行く。 詩人として早くから知っていたが、 ある時まで建築家立原は同姓同名の別人かと思われた。 多彩な詩人に向き合い、 またいらっしゃるそうだ。   

 朝は冷えたが 日中はカラッとして暑いくらい。 
 園児のこえに合わせ法師蝉がうたった。 
 

 

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そぞろ寒

2011-10-07 | 自然や花など

   北風に押され 1時間歩いた
   金木犀の香りがただよう 遊歩道 
   ジンジャーは そろそろ終わる 
     
   
 

  ここにアケビも珍しい  うすら寒さに紫が深まってゆく  

   
  

 いつもの角を ひとつ先へ  
  アーチに絡まる シバの女王のツル草  ピンクノウゼンとも 
     スペイン風のお宅

  
   

     あ!  また 逢った
       しっかり 冬支度できてるね…

 

 

 

 

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雨あがり

2011-10-06 | こころ模様

   椎の実の落ちる加速度笑ひだす  桂郎

  雨あがりの公園で とつぜん風が吹く
  椎の実がパラパラと 音を立てて散らばった
  笑い転げて 飛び跳ねるのもいる

  とおい昔  艶のある細い木の実をひろって遊んだ  
  もちろん食べたりした  仄かに甘い  

 

うえで見張る家主

  蜘蛛の念珠(オジュズ)も光つてゐた…  (立原道造)

    

  水晶のお数珠が キラキラしてる   

レストラン・ペペロネ

  
  コーヒーに カシスのケーキを添えた
  濃い紅紫のアントシアニン…

   おしゃべりに花が咲き
   窓辺のアオギリが サワサワと応える 
   きもちのよい天気   

   友だちの写真展をみる
   昨日の朝は14度(11月の陽気)
    きょうは 9月に戻った 

 

 

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秋の日

2011-10-04 | こころ模様

   一歩出てわが影を得し秋日和   日野草城


  秋の陽が きびしく射している 
  
    母屋の影と  植木の影と  

  ほの暗い部屋で  柱時計の音だけが聞こえた

  そんなことを思い出させる 安東河回村で  (9月30日)

 

     なつかしい情景は ふるさとにも今はない 

          

 

   

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お知らせ

2011-10-03 | 別所沼だより

2011さいたま市民文化祭参加
 第7回  ヒアシンスハウス夢まつり in 別所沼     
     2011年11月3日 (木・祝)午前10:00~午後4:00
                       ※4
:30から懇親会
          
  
 午前の部  会場 ヒアシンスハウス前庭 参加費 無料

  ■プログラム1 (10:00 ~ 12:00)    (演奏は11:00~)
  (ガラス窓の向こうで)インスタレーション公開制作と展示+即興演奏-   
    ガラス窓の向こうで 朝が小鳥とダンスしています お天気のよい青い空
       美術家:堀部宏二・今井伸治   
       演  奏:泉 邦弘(アルトサックス) 

  ■プログラム2  (12:00 ~ 12:30)      
   <遊> -舞 踏- 
    出演:ダンスユニット「転々」 


 午後の部 会場:別所沼会館 参加費 無料
    (2 : 00 ~ 2 : 05)   あいさつ・趣旨説明 
           司会・聞き手:津村泰範(ヒアシンスハウスの会)

  ■プログラム2 (2 : 10 ~ 3 : 25)    
  (1)講 演 <立原道造についての私見~その構築性> 浅野 言朗
  (2)講 演 <立原道造の田園的建築観~
           透視図に表現されたその建築観> 
種田 元晴
  (3)鼎 談  浅野言朗+種田元晴+佐野哲史(ヒアシンスハウスの会)
  
  ■プログラム3 (3 : 30 ~ 4 : 00)
  -トランペット+ヴァイオリン演奏-
  
演奏 :柳田 明(トランペット)・ 柳田律子(ヴァイオリン)

    4:00  閉会   
     
   ■懇親交流会  (4 : 30 ~ 6 : 00)  会費:1500円 


 
        



  ヒアシンスハウスの会のホームページアドレスが変わりました

   http://www.haus-hyazinth.org/

      よろしくお願いいたします

 

 

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