南太平洋に浮かぶ島。 どこから眺めても美しいコバルトの海。 フレンチポリネシアの代名詞となったタヒチ。 ゴーギャンが求めた野性的で原始的な美しさ、機械文明に毒されていない人間性を、 ここで垣間見ることはできるのだろうか。 (地図写真: ガイドブックから)
シェラトンホテルから ル・トラック(トラックを改造した乗合バスのこと。 ブザーを押せば停留所以外でも停まる。 個人営業。 料金は一律130CFP 約195円) を利用。 パペーテ市街に出た。 港に沿って延びるポマレ大通りの裏手に、 マルシェ(市場)がある。
広い、大きい、 なんでも揃うタヒチアンの台所。
1階 主に生鮮食品 沖縄で見たような色鮮やかな魚や タロイモ、 フルーツの山。花屋。 ティアレ、ココナツ、バニラのオイルや石鹸。 貝のアクセサリなど。
2階 喫茶、 衣料品 民芸、 工芸品 絵はがきなど。 お馴染みのパレオを売る店などがひしめいている。
ホテルのディナーに魚料理を選ぶ。 マヒマヒのパッションフルーツソースや、 トマトやピーマンのソースでカジキのような魚など。 マヒマヒはシイラのこと? 白身で淡白。 料理はおおむね薄味だ。
パインやトマトの生ジュースが 濃厚で格別美味しい。 フルーツそのもの、絞りたて。
売り子の小母さんに見とれる。 みんな逞しい。 親切で気さく。 ゴーギャンの絵によく似たひとが 沢山いる。
絵のなかに登場する赤いバナナもあった。 ココナツジュースも飲んだ。 ほんのり甘い。
青い魚は 海の色だ。 ここでは、 原色が映える。 花も魚もドレスも。
人気のパレオ →
2000CFP 約3000円
専門店では高級品を揃えている。 5000~7000CFP もっと上もあった。 1万円以上もするが、 さすがに色や柄がすてきなの。 でも、 薄手の四角い布よ… ちょっと高い?
市場は、 朝5時頃から開く、 夕方4時には店じまい。
6時過ぎに通りかかると、街灯もまばら、 人通りもなくゴーストタウンのようであった。 女性ひとりでは怖い。
ブティックさえも閉まっている。 4時きっかりに!
早くも賑わいは カフェやバーにある。 港の広場にはルロット(屋台レストラン)が出現。 中華など美味しかった。