ドアの向こう

日々のメモ書き 

白蝶

2012-04-29 | 夢見鳥

  夏日の静嘉堂文庫美術館(世田谷)   新緑がまぶしい庭園を散策すると
   白蝶がヒラヒラとついてきた

  あっ モンシロチョウ…

 

ヤマトスジグロシロチョウ

   でも留まったのを  よく見ると
   黒い筋模様が目立っている  ヤマトスジグロシロチョウだ

 

 なじみのモンシロチョウは 純白の衣装が決め手!

モンシロチョウ

                (去年の写真で

 

   

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母の声

2012-04-26 | こころ模様

    あざやかな色で待ち伏せする 金蓮花
    花が 元気をくれた
 


 

  25日 午前8時  激しい眩暈に襲われた
 
 
  朝食後  突如あたまがふわふわして なんともいえず気分が悪い 
  首をほんの少し傾けるだけで  天井や壁がおおきく揺れた
    ひどい吐き気   立ちあがることも出来ない
   
  2,30分 横になって治まった
  あとは ケロリとして  普段どおり 
    咲いたばかりの牡丹を届けたりした

 
 27日 母の法事

 28日 頭部MRI、 頸椎X線検査の結果、 脳や血管に異常なし

 のこるは 耳鼻科。 
  何でも 耳の中には砂粒ほどの石が集まっているらしい。 その場所は 

 「耳石器」と呼ばれ、垂直や水平方向の体の傾きを感じる。 その石が何らかの理由で剥がれ三半規管を刺激してめまいがおこる。(四月三〇日 朝日新聞)

 どうやら 耳石が動いたらしい  

  蝸牛の殻のような迷路のなかを 小石がさまよっている

   すさまじい眩暈だった  思いだしてもクラクラする


三半規管よ/ 耳の奥に住む巻貝よ/ 母のいまはの/ その声を返せ (堀口大學)

                                       
   
  母はいつも私に   「 今にわかる…」 そう言った
  
  もう 若くはないんだ
   いままで  考えたこともなかったけど…

 

 

 

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ユリ科の

2012-04-23 | 自然や花など

ナルコユリとアマドコロ、 よく似ていて見分けるのもむずかしい。 
丈もおなじくらいで30~50センチ
 手もとの山草事典によれば 

 アマドコロ

アマドコロ(ユリ科)  茎に触れればタチドコロに解明、 中ほどから上は稜があり、角張っている。 葉は互生、 幅が広く鳥が羽ばたくように見える。
 花は 葉腋から2個ずつ下がっている。
      (写真 色別山草事典(月刊さつき研究社)より)

ナルコユリ

ナルコユリ 触ってみると茎が丸いので マルコユリと覚える。
葉の脇から細いつり鐘のような緑白色の花。 ラインダンスの踊り子たち。
葉は笹のよう、 互生。 
 
 アマドコロ… 互生する葉が 鳥の羽ばたき。 茎が角張っている。  
 ナルコユリ… 茎が丸い。マルコユリと覚え、葉腋の短い柄に花が2個ずつ。 
          笹のような葉。

 さらに よく似たホウチャクソウ

ホウチャクソウ 

 ホウチャクソウ(ユリ科)
 
花の形が五重ノ塔などの屋根の先にぶら下がっている宝鐸に似ているのでこの名が付いた 多年草で丈は30~50㎝。 花の先端が緑のぼかし。 茎は分岐。

  どれもユリ科  青白い顔で うつむく花。 
  ユリ科(ナルコユリ属) ミヤマナルコユリ  ワニグチソウもある。

 

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サクラソウ

2012-04-20 | 自然や花など

さいたま市の田島ヶ原はサクラソウの自生地です

 荒川の河川敷 約4.12ヘクタールに桜草は150万株

昭和27年3月29日 特別天然記念物に指定

 

  薄紅と濃い紅の優しい姿…   きれいでしょう

江戸時代から園芸植物として多くの品種が栽培されていますが、それらの原産地は、荒川流域といわれているそうです。

 ほか カラスノエンドウ  カントウタンポポ、 ヒキノカサ(キンポウゲ科)、 アマドコロ、ツボスミレ・・・ など 植物は250種類。
 写真はありませんが アマナ、カキドオシ、チョウジソウ、ムラサキケマンなども楽しめます。

 

 

 
一番右のボタンで拡大して Escキーで戻ります

くわしいご案内は こちらへ 

さくら草まつり 4月21日(土) 22日(日)  イベント情報 

田島ケ原サクラソウ自生地を守る会 

 

 

 

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桜三昧

2012-04-16 | こころ模様

 奈良から送ってくださった写真もまた みごとな桜
  明日香路の春です  

 

 久しぶりに青空がのぞいた木曜日  前日の雨にも負けず明日香の桜は見ごろをむかえていました。 一面のピンクに囲まれて照れてるように佇んでいる石舞台… 

  照れているような石舞台… 思わず微笑んでしまう桜に 感激しました。 すばらしい写真をありがとうございます。

 ほか 飛鳥川の辺りで毎年行われる綱掛神事のことなど教えていただき、 いつか訪ねたいと思いました。 

 さてこちら  15日は墓参を兼ねて多摩森林科学園のさくら保存林へ向かった。
 今年は開花が遅れていて園内のほとんどがまだ蕾。  それでも

 早咲きの桜が陽をあびて そよぐ姿も風情がいい。  丘陵伝いに見あげたり見おろしたり 少し冷たい風に吹かれながら ほかの植物も愉しめる。 山吹 クサイチゴ ヤマルリソウ (以前の記事で見られます)
 
鶯の鳴く声がピッコロの超絶技巧となって谷を渡る。 あちらからこちらから何羽か鳴き交わしている。
  
   

 花も葉もいっしょの優雅な山桜  まるで巨匠の一幅だ

 

   見ゆるかと坐れば見ゆる遠桜    草城

イヌカワヤナギ    セントウソウ

 たんぽぽ すみれ 
 三椏 レンギョウ 
  イヌカワヤナギ(猫柳のようには光らない、軟らかな白毛が少ない)
 セントウソウは白い五弁花 芹のような葉にとても小さな花
  ひときわ目を惹くマムシ草など 仏炎苞がおもしろい 

 

  入口付近の陸橋から見える 横浜緋桜は満開で
  紅色がいちだんと鮮やかに濃くかがやいている 

 

 谷あいに枝を広げて 日傘のような桜


  匂うようなさくら花など・・・・・

 

 

 

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値千金

2012-04-04 | アートな時間

 特別展 
  桜 さくら SAKURA 2012 -美術館でお花見!- 山種美術館

メモ) 桜の絵画に 平安以降詠まれてきた和歌や俳句、 画家たちの言葉が添えられて鑑賞が深まった。 爛漫の桜 山かげのさくら 歴史を物語る桜 闇に映える桜 月光や朝陽に照らされる桜など堪能。 詳細はこちら
 
 行けども行けども 桜 またさくら SAKURA…

 雲のように 連なる桜  枝に籠もるさくら  花の雪  散りのまがいに佇んで
ただよい流れ  のどかな山里の たった一本の桜が心をやすめる 

ゆくみずに風の吹きいるる桜花消えず流るる雪かとぞ見る   紀貫之(古今)

水のおもに うきてながるる桜花 いづれをあわと人は見るらん 凡河内躬恒(玉葉和歌集)


花の色に ひかりさしそふ春の夜ぞ 木のまの月は見るべかりける 上西門院兵衛(千載和歌集)


 
横山大観「山桜」 速水御舟「夜桜」 
 石田 武 「吉野」花の雲 花の峯 常緑のコントラスト
   「春宵」 「月宵」 「千鳥ヶ淵」(手前の桜 奧行 水面) 
 奥村土牛「醍醐」(切手でもお馴染み)  東山魁夷「春静」  冨田渓仙「嵐山の春」
 橋本明治「朝陽桜」 川合玉堂「春風春水」

  能「百萬」を題材にした森 田曠平「百萬」
   観阿弥の「嵯峨物狂」を世阿弥が改作  
       物狂いの女   百萬は笹の変わりに桜の枝を…

広尾の桜



夜は サントリーホールへ
 トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン 
       ウィーン・プレミアム・コンサート

J.シュトラウスII世: 春の声 Op.410  (ソプラノ/天羽明惠 )
J.シュトラウスII世: 喜歌劇「こうもり」序曲
J.シュトラウスII世: 喜歌劇「こうもり」より (ソプラノ/天羽明惠 )
   “侯爵様、あなたのようなお方は”   “田舎娘の姿で”
シューベルト: イタリア風序曲 ハ長調 D.591
シューベルト: オッフェルトリウム 「心に悲しみを抱きて」ハ長調 D.136
  (ソプラノ/天羽明惠 )(クラリネット/ペーター・シュミードル )
 クラリネットのソロと ソプラノの交歓  

 楽器の音色と  その流れのうえを転がるように弾むソプラノ
 春の声を聴く  清らかな美声に夢心地です
 



ベートーヴェン: ロマンス 第2番 ヘ長調 Op.50
(ヴァイオリン/フォルクハルト・シュトイデ )
モーツァルト: 交響曲 第40番 ト短調 K.550  

アンコール
・ ケルビーニ   アヴェ・マリア  (ソプラノ/天羽明惠 )
・ J. シュトラウスⅡ  騎士パズマンのチャールダッシュ  
・ J. シュトラウスⅡ  トリッチ・トラッチ・ポルカ

嵐のあとの広尾のお花見!  春の夜のコンサート 
  春宵一刻値千金 …

  徐(オモムロ)に 眼を移しつつ初桜  虚子

 家の方でも ようやく咲きはじめました

 

 

 

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春嵐

2012-04-03 | 自然や花など

  晴れると少し歩いても 汗ばんでくる
  木陰は気持よく  しばし休憩

 視線の先に 植えられたばかりのアジサイ
 黄色が 薄い水色を ひきたてる

 遊歩道の  ユスラウメ 梅桃 
  桃のような  梅のような

 

山桜桃 (ユスラ)の花   桜のような五弁花だ

きょうは大荒れ  余り降らなくても 瞬間最大風速25m
雨戸を閉めてパソコンでらじる★らじるを聴いていた

      春颷(ハルハヤテ) ききゐて沼へ下りゆかず   楸邨

  暴風に咲きはじめたばかりの櫻も さぞかし戸惑っていることでしょう

 

 

 

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あづさ弓

2012-04-01 | こころ模様

今日から4月  月日のたつのはなんと早い

  あづさ弓春立ちしより年月の いるが如くも思ほゆるかな  凡河内躬恒

 
春になってから  
まるで弓で矢を射るかのように早く過ぎて行く と
昔もいまも変わらない  いえ  昔よりも もっと早く感じられる

    

 

  近所の白木蓮が いっせいに開いた
  白い鳥が群がるように


朝早く  ポストに贈り物が…
  
 表紙は縮緬 和綴じノート  地色に若竹 柳色 藍の暈かし 
 手鞠 笹など染められて。 
 せめて見れば 金枝に花が散らしてある 
  うれしいな  ありがとう! 
 
 もうひとつ 小さな包みの上書きに


 

  あづさゆみ春は寒けど日あたりのよろしき処つくづくし萌ゆ

 と したためてある。  春は寒けど  つくづくし萌ゆ…  茂吉の歌だ。

     春をちょっぴりお届けしますね 

 彼女のセンスに唸ってしまう  いつも季節感をだいじにするひとだ
  風が冷たいなか 土筆をたくさん摘んで袴をとって 
 手間隙かけてつくる佃煮  煮ればかさも減って 
  それを これほど  たやすく頂くしあわせ  
  友のやさしい味だ
   ほろ苦い早春の香り 出汁が効いて甘辛い
   舌に載せて深い旨みを味わった 
    
  
  美しいノートには その日拾ったよい言葉だけを記していこう
   季節感を綴じこめておこう
    彼女を思いながらそう思った

 メモ… 「つくづくし」  土筆の異称   「つくしんぼ」  「筆の花」 とも
  梓弓  梓で作った弓 「はる」にかかる枕詞


 噴水のりちぎに噴けり万愚節   万太郎

 万愚節なればこそ  りちぎな噴きあげのおかしみ 
 今日も別所沼では りちぎな噴水がしぶきを高く上げているでしょうね 
  四月馬鹿  エイプリル・フールズ・デイ
  今日の蛙  誰もだませなかったよ  

 きのうの風信子忌 
 親類の告別式があり伺えませんでした

  
  

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