住宅の間に畑があって、 花々が初夏の歌を合わせている
花大根、 菜の花、菫。 セージ、矢車草、長実雛罌粟、仏の座・・・
矢車草は 印象派…
モネの絵になる
-☆-
児童公園の片隅に ひっそりと咲いていた花。
かなり大きな樹 この花… 初めて見たよ
大騒ぎして 本日あらためて撮してきました。
調べてみると 花梨の花です。 古風な薄紅がなんとも好もしい
五弁の やさしい花ですね。
住宅の間に畑があって、 花々が初夏の歌を合わせている
花大根、 菜の花、菫。 セージ、矢車草、長実雛罌粟、仏の座・・・
矢車草は 印象派…
モネの絵になる
-☆-
児童公園の片隅に ひっそりと咲いていた花。
かなり大きな樹 この花… 初めて見たよ
大騒ぎして 本日あらためて撮してきました。
調べてみると 花梨の花です。 古風な薄紅がなんとも好もしい
五弁の やさしい花ですね。
なつかしき靴の釦のここちして斜ナナメにならぶ鈴蘭の花 与謝野晶子
上品な靴の留め具は 斜めにつけた釦
NHK朝ドラでお祖母さまが履いていた靴も 印象的だった
藤色濃淡の靴に 五つのボタン
小鈴を一列にたれて 清らかな香り
君影草 キミカゲソウ とも。 ロマンチックね
雲ひくし満天星に雨よほそく降れ 秋桜子
満天の星… ドウダン 馬酔木や鈴蘭にも似て
雨よ ほそく降れ… やさしさが伝わる
-☆-
とうとう母の服を整理して 何枚も捨てた。 こころが痛む…
西洋たんぽぽはずいぶん見るけど これは めずらしい 関東たんぽぽだ
ポイントは 花のすぐ下(花を束ねているところ)がスッキリしている
西洋たんぽぽは めくれている と。
紫の斑(フ)の仏めく 著莪の花 虚子
シャガって よく見るし 知ってはいても 深くは見てこなかった
せめて見れば…
古布を 裂いたような花びら 黄と藍と さっぱりとして涼しげな染め
仏めく… ほんとに そんな感じだ
描くとしたらむずかしそう
オッと 立浪草の 水しぶき…
道ばたでも 強いて ひたすら良く見れば おもしろいこと いっぱい!
雨上がりの遊歩道では カラスノエンドウが呼び止める
可憐なカラスの 濃き薄き… 紅のいろ
葉の先がくぼんでいるので 矢筈豌豆とも
初々しいみどりに うすべにの色
うすくれなゐは 姫林檎の花
赤みがかった紫は あやめいろ。 根元の黄色。
藤棚に 上品な美しい花房が揺れる 紫と薄紫の 襲カサネの色目
まどろみぬ藤波の揺れやむごとく 夕爾
夢見心地のフジの花
優美なものは 紫の紙を包み文にして、房の長い藤に付けたの
なまめかしきもの…
紫の紙を包み文にて、 房長き藤に付けたる… (枕草子)
絶妙な花の彩りに 絵心がうごく
4月23日(土曜 )ガイドの日
灰色の雲と、 淡緑の翳。 白い花の詩的雰囲気が悪天候をたのしいものにした。
「きのう 赤羽から女性ふたりがきて 閉まっていて気の毒でした」 散歩中の男性が教えてくださった。 ほんとうに、 申し訳ありませんでした。
ヒアシンスハウス開室日は 毎週水曜・土曜・日曜、 祝日。
午前10時~午後3時まで
わざわざいらしたのに ごめんなさい。 どうぞ またお出かけくださいね。
楽しみにお待ちしています。
風雨つよく 大荒れの一日。 窓ガラスに吹きつけられた雫の、 その向こうに春疾風… 梢がちぎれそうだ。 沼はざわめき黒い色をして烈しく流れている。 鳩が、ハウスの屋根めがけて一直線に飛びこんでくる。 傘はおちょこになり、 みんな急ぎ足だ。 大型犬もレインコートを着て。 こんな日にもランナーが絶えない。
南の雨戸を閉めひっそりとした部屋で頂いた資料など読む。 降るかとみれば止み、また降って。 ふだん気づかない電車の音が聞こえた。 耳が、 長い車列を想像する。
来訪 女子学生1名。 バッグの愛犬を気遣って、明日あらためてくるそうだ。
緑と雨の交響詩を フォトチャンネルでお楽しみください。
-☆-
「ワン コイン ドリーム」(毎月第4土曜日) 3時半より5時まで
500円玉で夢を… 詩の朗読会があった。 ヒアシンスハウスの会と埼玉詩人会が連携し、別所沼のヒアシンスハウスに行けば、いつも誰かが詩を朗読していますというもの。
S・Mさんの詩二篇を朗読後 感想など述べて、よいフレーズ ひかる言葉をさがした。 活発な意見から、 削ぎ落とし、 言い換えたりして、もともと良かった作品が いちだんとつやを増しかがやいてくる。 一部始終 たのしい時間だった。 朗読された方の 声のトーンが快く 間のとりかたなど 聞くだけで絵が浮かぶ、 もういちど聞きたいと思った。
桜井 さざえ 「桜」、 ほか。
ブラジルの詩人 アデマール・デ・パロスの「神われらと共に」(浜辺の足跡)も紹介された。 ふたりの足あとが ひとりの足跡に… 調べると 曽野綾子著 「老いの才覚」ベスト新書に紹介されているそうです。 詩は心に響きました。 夕方6時帰着。 長い一日だった。
晩春の 落としもの
ご近所の水仙 アクロポリスがすき
オレンジ色が チャーミングでしょ
哀しみの春も すこしずつ初夏に向かっている
だまって芽吹く木々をみると 元気が湧いてきます
先週のつづき F6
光りの反射がおもしろくて のめり込んだ
気持が すこしずつ軽くなる
余った時間は 水彩で
久々に 肩のちからが抜けた
好きなことを 楽しんだ
ずっと 忘れないから…
勿忘草とヤマルリソウ よく似てる
着物をいくつも重ねて まっすぐなジュウニヒトエ
キランソウの花にそっくりですね
でも キランソウの葉は ロゼット状に広がって
牡丹は
笑顔の あなたにそっくりです
立ちすがたは 芍薬のようですね
春の風は 窓のところに
かへつて来て
贈り物のことを ささやいている
おしやべりな言葉で
(立原道造 「窓辺に凭りて」 昭13より)
若葉が やわらかな靄のようにただよう日
快晴 やさしい さわやかな風が吹く
鬱金桜は満開で 透きとおる緑にほのかな紅をさしていた。
「ハウスの椅子にすわって 春の風のおしゃべりを聴きたくなりました…」 そう言って 5時間もかけて奈良の疋田さんがいらした。 いつものように道造さん関連の記事をたくさん詰めて。 資料の中に 「恋文15通見つかる…」もあって、 調べると1974年のことらしい。 37年も前から、 たいせつに保存されていたのを何人かで見せていただく。 セピア色の切り抜きには、 疋田さんの深い思いがこもっている。 ありがたく拝見する。
高校生の頃に立原の詩に出会い、 深く考え、 調べたことを広げてくださった。 研究者のような横顔がまぶしい。 ひとり旅のためにフランス語を学び、ものがたりの場所を何回も訪ねているそうだ。 ルイ・アラゴンの詩についても鋭く、熱く、 たのしく話されるので時間はあっという間に過ぎた。 語感に惹かれて詩を読む私には、 遠来の友はありがたき存在だ。 名ばかりのガイドがはずかしい。 生い立ちや、 その時代、 歴史など背景を知るとふかく味わえると教わった。
2時間あまりで、 たくさんの刺激をいただいた。
まったく話題がつきない。 春の風のようにやさしいひとの、 知的なエネルギーに圧倒されつづけた。 次の予定に合わせてあわただしいお見送り、 又 いらしてくださいね。
陽光をあびて 蒲公英の綿毛もフワフワと光る。
春の風は 窓のところに
かへつて来て
贈り物のことを ささやいている
おしやべりな言葉で……
民家の生け垣にたくさんの花をみつけた。 檀(マユミ)のような巾着 でもこれはアケビの花だ。 木は雌雄同株だが、 花は雌雄異なるとあった。 山女(やまのをんな) ヤマヒメなどとも呼ばれる。
色に惹かれて近づいたけど 花の形はたとえようもない
見れば 観るほど不思議で おもしろい花だ。
花被(萼と花びら)は3枚 雄花の中央に6本の雄しべがミカンの房状につく
雌花には バナナのような6~9本の雌しべ。 やまひめの愉快なことといったら
2009年 多摩森林科学園で撮った写真にも確認できる。 花のそばに房状のつぼみ… 雌花と雄花がならんでいる。 開花した雌花と、 枝分かれする一方に小さな蕾が10個くらい、これが雄花。
木通、 蓪、 蔔子の表記もある。 山姫はやがて 山の神に変身する?
-☆-
頬かぶりして、 とぼけた感じのイカルは、ヒヨドリくらいの大きさで小太りです。
なんと言っても黄色の太いくちばしは、 一度見たら忘れませんね。 八王子の浅川べりを歩いていたら、偶然にも対岸の木に留まったのです。 遠くを急いで撮したので瞳もはっきりしませんが、 イカルを初めて見ました。
おなじアトリ科のシメは 冬の庭によく来ます。 イカルよりも尾が短い。
こちらも太っています。
彫像と桜 よく似合います
背景もまた桜 花の幕…
さくら花いのちいっぱいに咲くからに命をかけてわが眺めたり 岡本かの子
いのちいっぱいに…
けふもまた花見るあはれ重ねつつ 青邨
花疲れもして
花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ 久女
ミラーに撮す 艶姿
投票所で 濃淡二色咲き分け?
天辺に水あるごときさくらかな 麦草
清々しい 桜
翠黛スイタイと日もすがらある桜狩 夜半
意味深長な
翠黛
1) 青っぽい色のまゆずみ。 また、美人のまゆ。
2) 緑にかすんで見える山の色
突風が散らしていった庭のつばきを拾い集めた
まだ新しい花の清らさ 神々しさ
どれも大切に思って しばらく飾っておく
部屋をよこぎるたび 目に入る
身近にみる 一面の花もなかなかである
あるじも おぉ…という顔になって通る