墓参のあとは 高尾山へ。 心配ご無用、 リフトで山上まで行かれるのだ。
目指す薬王院は 真言宗智山派の大本山、正式には 「高尾山薬王院有喜寺」(タカオサン ヤクオウイン ユウキジ)と。
リフトを降りて浄心門をくぐり険しい男坂より山上に向かった。 そびえる階段は108段、 参道の両側に歌碑がたくさんみられた。
我が精進こもる高お尾は夏雲の下谷うずみ波となづさふ 白秋
ほか渡辺水巴、 鈴木龍二など。
薬王院 御本社裏にまわれば 真紅の椿が社の赤に呼応する。
にわかに響く法螺貝のおと 樹間に揺れる袈裟の色…
午後2時 御護摩奉修がはじまった。
御護摩奉修は 早朝5時半より一日6回行われている。
鮮やかな衣や袈裟。
登山道にウワミズザクラや高尾すみれ、シャクナゲ、ムラサキケマンなど咲いていた。 はつらつと伸びる若い緑、 霊山の清浄な気配にこころが洗われる。
アルバムにまとめました。
※ NHK BSプレミアム 「高尾山ハイキング大百科」 放送です
「高尾山」の知られざる魅力、奥深さを伝えます
5月3日(土)19:00より お見逃しなく