猛暑の日 姫クチナシが咲きはじめた
blogをあけると まず わたくしごと
いつまでもそれでは心苦しいので
花が好きだったひとのために 庭から集めてみた
これも 義母から受け継いだ アロエ属の綾錦 (Aloe aristata)
雨に濡れる風情がすき でも このところあまり降らない
ついで おとうとの薔薇を… こちらから
家族のために咲かせた花が 地域のひとを元気にしている
どうやっても どれも わたくしごと・・ blogなれば
猛暑の日 姫クチナシが咲きはじめた
blogをあけると まず わたくしごと
いつまでもそれでは心苦しいので
花が好きだったひとのために 庭から集めてみた
これも 義母から受け継いだ アロエ属の綾錦 (Aloe aristata)
雨に濡れる風情がすき でも このところあまり降らない
ついで おとうとの薔薇を… こちらから
家族のために咲かせた花が 地域のひとを元気にしている
どうやっても どれも わたくしごと・・ blogなれば
6月27日 夫の母が亡くなりました。 106歳です。
写真は 母の庭からきた スペシオキンギアナム。 ことしも良く咲きました、
ヒメヒオウギ 濃紫の菫 鈴蘭なども…
二人の母を連れて 旅に出たことなど思い出・・
rugbyもいっしょに ・・・・。
うちに来ると かならず何日も泊まって
私の母と枕を並べて 真夜中まで話していた
男ばかり5人も育て 気丈で賢い
真似できないけど おおきな目標です
ありがとうございました
どうぞ見守っていてください
エドゥアール・マネ 《キング・チャールズ・スパニエル犬》
じっとして!と 言ったって 小刻みにふるえる rugbyを 描くことはなかった
マネの絵の 生き生きとした瞳に釘づけになる
濡れて愛らしい鼻も 吠えてしまいそうな口元も 踏んばる足も
鉄道の 絵の中で眠っているのもこの子じゃないかしら
メアリー・カサット 《青いひじ掛け椅子に座る少女》
退屈を持て余している少女と 隣の椅子でしずかに眠る愛犬
ワシントン・ナショナル・ギャラリー展をみて
こんな風に 油彩で描き残したかったと残念だ
スケッチぐらいはあるけれど やはり油だなぁ
梅雨空に あざやかなゼラニウム
高木典子さんの 「いとしき草花たち」 を読み返していたら
「雀隠れ」 という知らない言葉がでてきた。
挿し木でたくさん殖やしたゼラニウムの鉢の縁にスズメのヒナが二羽いました。
子スズメは羽根を膨らませ、 留守番を言いつかった子供のように、 神妙に母鳥の帰りを待っていたことを思い出します。 私も半日間、戸も開けず、音も立てないようにして、ひたすら母鳥の信頼に応えました。 わが家のゼラニウムも「雀隠れ」になって、 少しはスズメの子育てに役立ったのでしょう。
細やかな眼で、 なんて やさしい心のひとだろう。 戸も開けないで、 音も立てないようにして 半日もガマンして 母鳥の信頼に応えた。 穏やかな作者の横顔が浮かんだ。 留守番を言いつかった子雀のいとしさも、 すくい上げる高木さんにも胸を打たれた。
いつも たんたんと見えて、 さり気ない気配りをみせる ルピナスさんに重なった。
雀隠れとは、 草木の葉が生長して、スズメが隠れるほどになること と。
爽やかなエッセイは 蒸し暑さを忘れさせる。
-☆-
さよならと梅雨の車窓に指で書く 長谷川素逝
湿った車内の 窓ガラスの水滴、 分かれがたい気持ちで
さよならと指で書いた… ドラマチックなシーンだ
離れたホームからみつめるひと その姿はシルエットになる
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会のたび花剪る今日は額を剪る 虚子
額あじさいを飾って句会をひらく
さぞかし よい句が生まれることだろう
こちらはひとり 猛暑の室内で 紫陽花を描いた
ほんとうは 雨がにあう紫陽花だ
じぶんでは気に入っていても 友はなんと言うのだろう
会うのが楽しみだ 2回目 10F
国立新美術館でアート鑑賞
水槽の底から外光を仰いで 暑さを忘れるひととき
詳細は こちら メモ書きにて
エドゥアール・マネ 「鉄道」
煙にかくされた鉄路の音 匂い 眠る子イヌ 青い葡萄の演出
主題を明確にしない 想像をする愉しさ 次なるシーン
マネ 「キング・チャールズ・スパニエル犬」
眼がいい 小刻みに震えるからだを支える足。 毛並み
マネ 「プラム酒」 テーブル面とグラスの輝き 頬杖をつくモデル
エドゥアール・マネ 「オペラ座の仮面舞踏会」
どよめく人びと 話すたびにかしげるシルクハット
黒と 白いバルコニーの コントラストが目を惹く
絵の中に 本人がいる
ゴッホ 「薔薇」
涼しげな色合いだ が
説明によれば、 全体に退色して ゴッホが意図した赤と緑の対比的な効果が薄れている。 エネルギッシュな筆遣いが際立つ。
色調は 別の作品を思い出させた。
ポーラ美術館の 「アザミの花」 だ。
セザンヌ 「レヴェヌマン紙を読む画家の父」
印象派・ポスト印象派
大胆な色 自由な筆遣い 光が踊る。 奥行き 画面構成など とても勉強になった。 背景と人物の関係、 肩の線 肩を面で。 はみ出す色が時間を伝える。 補色の魅力。
停まったかのような画面のなかは ざわめき、 生き生きとした リズム感がある。 描くように観てたのしい。 画家のタッチをなぞる。
コローの絵には 樹木が重なり 風が吹いている
クールベ 「ルー川の洞窟」 闇と光、荒々しさと滑らかさ。
ラトゥール「皿の上の3つの桃」 桃の質感
しずかな心地よい筆致 テーブルの切り方
他の作品は こちらで 拡大して説明文をどうぞ
家にはなかったのに 何かといっしょにやってきたオキザリス
クチナシをよく見たら 蛸が一匹お昼寝してる
廊下に母の写真… 花を見てほしい蝦蟇さんの仕業
NHK朝のドラマを 両親に重ねてみている
出征する父の思い 待ちつづけた母のおもい
魂極まる いのち…
戦争はむごい 毎朝 涙が止まらない
-☆-
きょうは 紫陽花を思い通りに描いたので
亡き人にも見せたいと思った
元気で愉しく 生きています
そんなことも伝えたい
-☆-
朝日新聞で知った 最後の戦犯死刑囚のこと。
その最期を見届けた教誨師のこと…
最後の戦犯死刑囚―西村琢磨中将と
ある教誨師の記録 中田整一著 (平凡社 新書)
新聞の詳細は こちらへ
記録を残したご住職は、 同級生のお父様だったことも驚きだった。
中学の担任の先生は 特攻隊と伺っていた。
ここにきて哀しい記憶がよみがえった。
細かな雨が 肩を濡らした
洗いたての緑
空からの てがみ
滴になる ことば…
言葉は 街じゅうを隠した
晴ればかりでは つまらない
湿潤な空気が 心をなごませる
梅雨寒(ツユサム)や 机の下の膝法師 麦南
埼玉県立近代美術館で 県展 開催中
力作ぞろいです
※ 赤い花のなまえが分かりました。 とても覚えられません
サンブリテニア スカーレット(ゴマノハグサ科)
小さな白い花は ユーフォルビア・ダイアモンドフロスト
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6F
先週 紫陽花はなくて ドクダミを選んだ。
グラスをあれこれ並べ 花を活ける。 動かすたびに きつい香り…
きょうは二回目、 といっても小さいので すぐに完成。
のこり時間は おもしろくて楽しいひとときだった。
-☆-
思えば こちらこそがメインだった。
以前 ご一緒したことのあるYさん、 去年まで競い合ったSさんがみえたから。
Yさんは、 グラスを描いていることを知って、 たくさんのモチーフを持ってきてくださった。 ふだん見慣れていない形状の、 透明なモチーフはとても新鮮でワクワクする。
再会も嬉しいが、 講評もいただいて刺激をもらった。
背景が全てを左右する。
このモチーフ、 次回はないので一回限り。 10F
ここのところ 昼間はほとんど降らないで、夜明けまえの驟雨に目が覚める。 おとといも激しい雨音は鳴りやまず、 闇の中で目をつぶっていた。 中途半端に起こされて、 あと一眠りと思っても二度と寝つけない。 近付いたり遠のいたり、 やがてまばらになる雨だれの音。 屋根のショパンは歌うようで、 すこしは眠ったらしい。 朝はスッキリとしていた。
-☆-
童話のような文章に出会った。
木の上ではまた、 雨蛙と蝸牛が雨を楽しんでゐます。
雨蛙は聞えた独唱家ですが、蝸牛はまた風がはりな沈黙家です。
一人は葉から葉へと 飛び移りますが、 一人は枝から枝へと滑り往きます。
芸人のやうに着のみ着のままで、 どこへでもでかけてしまう雨蛙と、 自分の荷物は一切合財、全部背負って出かける蝸牛は、 まるで 霊場めぐりの巡礼のよう と。
このふたり、 たまに広くて青々とした芭蕉の葉の上で出逢うこともあるが、どちらも
黙礼する だけで 言葉一つ交さない。 彼等はどちらも 腹一杯 雨を楽しみ、 雨を味ひ、 雨に戯れる… ことだけを考え、 熱中している。
「若葉の雨」 抜粋 薄田淳介
淳介は、号を泣菫。 難病と闘った彼は雨の日を好んだ。 晴れの快活さにはない静けさを味わう、 とある。 愉快な名文を読むと、 どうせなら雨を楽しみたいと かんガエル。
-☆-
スカーレット・レッドに目がくらんだ。 曇天に映える風車は、 寄せ植えの、か細い花に呼応していた。 白い花は大文字草のようでも葉が細い。 スクリューのようなの何の花?
園芸店では、 知らない植物ばかりだ。
<追記> 18日 花の名前を調べてきました。
赤い花は サンブリテニア スカーレット(ゴマノハグサ科)
詳しい画像は この方の処で
小さな白い花は ユーフォルビア 「ダイアモンドフロスト」
詳しいことはこのかたのblogに
ユーフォルビアには コンパクトな品種の 「グロリア」や
「ディワリ」 などあります。
万緑のなかでとくに目立つのがカイノキだ。 大きく枝を広げている。 錦秋も忘れがたい。 若い緑も格別で、 見あげながら生きる喜びが湧いてくる。 北浦和公園にはユリノキ、サイカチ、マルバチシャノキなどあり、 どれも大きい。 大樹は神々しく、 木の間から洩れる光りがチラチラと踊っていて何時間でも眺めていたくなる。 元気になれる。
別所につづく遊歩道の立葵も見事で いつも楽しみにしている。 白、ピンク、 黄。 ワインカラー、 八重の薄桃色など、 近所の方が育てている。
震災から 3か月…
思いながら何もできない。 何もしていない自分が腹立たしい
野の花は忘れずに咲いて
どうぞ ゆっくりと… お元気出してください
わたしも おなじ気持ちです
どうぞ ゆっくりと…
雀さんも お元気だしてくださいね
こねこのような ふわふわの かんむり まっしろ…
ノボロギク? ノゲシでしょうか
マンションの入り口を飾っている トリトマ or トーチリリ- とか。
松明ユリ… 盛りにはすっくと立つ麗人にもみえたけど 枯れてきた
金糸梅か? よく見ると 金糸梅の園芸種 ヒドコート
オトギリソウ科
こちらはシモツケで灌木、 シモツケソウとは異なる。
シモツケソウは草シモツケとも呼ばれ 草なんだね。
これは下野だよ、 木シモツケ! しつこいなぁ…
遊歩道の木陰で きれいなプリーツが何とも上品な紫蘭。 うちのは白い品種。
朝から夏の陽が降り注いだ。 今日のような梅雨の晴間を「五月晴」ということを、 確認したばかりだった。
薔薇を剪る鋏刀(ハサミ)の音や五月晴 虚子
雨の中休み、 よその家から鋏の音が軽快に響いてくる。 久しぶりに近くを歩くと植物の顔ぶれも変わっていた。 花梨は青い実が重そうだったし、 枇杷は少し色づいている。 美味しそうな夏グミもなって、 苺に似た桑の実は、 黒ずんでいた。
薄紫は 馬鈴薯の花。 どことなく寂しげな花だ。
葱坊主のまわりは モンシロチョウが行ったり来たり、
美女柳の長い睫毛…
紫陽花は遅れ気味、 来週あたりかな。
それで カレンダーから
青木乃里子さんの「紫陽花」 (部分)
花と瓶のボリュームが良い。 いつもすてきだと思う。
紫陽花の絵はむずかしいけど、 ことしも描きたい。
「はい プレゼント…」 と言って 持ち帰ったのは
欲しくてたまらなかった萩である。
萩といえば秋を連想するが 夏だって咲いている。
小さな花がポツポツ咲いて 夜来の雨を光らしている
我が背子が かざしの萩に置く露を さやかに見よと月は照るらし (万葉集)
髪にさしている萩のちいさな花 その花に光る夜露…
繊細なこの花が 大好き。
翌日 名札を見たら 「木萩」 だって。 なんだ、 枝垂れないの…