ドアの向こう

日々のメモ書き 

名画の犬

2011-06-26 | 犬のブロンコ・ダン

        

       エドゥアール・マネ  《キング・チャールズ・スパニエル犬》

  じっとして!と 言ったって 小刻みにふるえる rugbyを 描くことはなかった 
   
   マネの絵の 生き生きとした瞳に釘づけになる
   濡れて愛らしい鼻も   吠えてしまいそうな口元も    踏んばる足も

     鉄道の 絵の中で眠っているのもこの子じゃないかしら

    

 メアリー・カサット 《青いひじ掛け椅子に座る少女》

  退屈を持て余している少女と  隣の椅子でしずかに眠る愛犬 
 

 ワシントン・ナショナル・ギャラリー展をみて  
  こんな風に 油彩で描き残したかったと残念だ  
 スケッチぐらいはあるけれど やはり油だなぁ 
   

 

 

 

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梅雨冷え

2011-06-17 | 自然や花など

ゆあみ(ブロンズ)エミリオ・グレコ

   細かな雨が 肩を濡らした 
     

  洗いたての緑
   空からの てがみ  

  

     滴になる  ことば…

   言葉は  街じゅうを隠した     
 

  晴ればかりでは つまらない
  湿潤な空気が 心をなごませる
  
   梅雨寒(ツユサム)や 机の下の膝法師    麦南 

 埼玉県立近代美術館で 県展 開催中
  力作ぞろいです
      

   ※  赤い花のなまえが分かりました。  とても覚えられません
      サンブリテニア スカーレット(ゴマノハグサ科)
   小さな白い花は  ユーフォルビア・ダイアモンドフロスト 

 

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蛇の目

2011-06-12 | 夢見鳥

  出会ったのは6月8日  別所沼公園

 ひなたで休む 蛇の目蝶
 前翅(マエバネ)に2個  後ろ翅に1個 蛇の眼のような紋がある

 小村雪岱画

 

 

 

 

 

 

   余り見なくなった蛇の目傘  雨がざあざあ降るなかの 
   和傘の雨音…   雨の日の楽しみになった 

    紺や赤で太く描いた円は まるで蛇の目のようだ。 
   京都と 岐阜の老舗の蛇の目傘をどうぞ

   蛇の目の意匠は花にも及んで
   蛇の目草とかハルシャ菊  まっ赤な眼が妖艶!

 

 

 

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木と草

2011-06-07 | 自然や花など

 マンションの入り口を飾っている トリトマ or トーチリリ- とか。
松明ユリ…  盛りにはすっくと立つ麗人にもみえたけど 枯れてきた

 金糸梅か?  よく見ると 金糸梅の園芸種 ヒドコート 
  オトギリソウ科


 こちらはシモツケで灌木、 シモツケソウとは異なる。
  シモツケソウは草シモツケとも呼ばれ 草なんだね。

 これは下野だよ、 木シモツケ!     しつこいなぁ…

別所沼公園のシモツケ 

  

 

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梅雨晴

2011-06-06 | 自然や花など

 遊歩道の木陰で きれいなプリーツが何とも上品な紫蘭。 うちのは白い品種。 
 朝から夏の陽が降り注いだ。 今日のような梅雨の晴間を「五月晴」ということを、 確認したばかりだった。   

    薔薇を剪る鋏刀(ハサミ)の音や五月晴     虚子

  雨の中休み、 よその家から鋏の音が軽快に響いてくる。 久しぶりに近くを歩くと植物の顔ぶれも変わっていた。 花梨は青い実が重そうだったし、 枇杷は少し色づいている。 美味しそうな夏グミもなって、 苺に似た桑の実は、 黒ずんでいた。  

 薄紫は 馬鈴薯の花。  どことなく寂しげな花だ。 

  
葱坊主のまわりは モンシロチョウが行ったり来たり、 

  美女柳の長い睫毛…    

紫陽花は遅れ気味、 来週あたりかな。 


   それで カレンダーから 

  青木乃里子さんの「紫陽花」 (部分)

  花と瓶のボリュームが良い。 いつもすてきだと思う。
  紫陽花の絵はむずかしいけど、 ことしも描きたい。 

 

 

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夏萩

2011-06-06 | 自然や花など

   「はい プレゼント…」 と言って 持ち帰ったのは
  欲しくてたまらなかった萩である。

   萩といえば秋を連想するが  夏だって咲いている。

  小さな花がポツポツ咲いて 夜来の雨を光らしている


 

  我が背子が かざしの萩に置く露を さやかに見よと月は照るらし (万葉集)  

  髪にさしている萩のちいさな花  その花に光る夜露… 
 繊細なこの花が 大好き。 
 翌日 名札を見たら 「木萩」 だって。  なんだ、 枝垂れないの… 

 

 

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梅雨の頃

2011-06-04 | 自然や花など

 白花… なれど ブラックベリー

 恋の妄執… 定家葛   
  

 白十字の花明かり 十薬…  どくだみ  

  庭は白花ばかりが目立つようになった 
   颯爽と まるで梅雨空を見返すように

 

 

 

 

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故宮博物院

2011-06-01 | 道すがら

  世界最大の天安門広場は 総面積44万㎡。 気温25℃。 観光客多い、 外気以上に高い熱気。 警官が青い制服で整然と立つのも印象的だ。 故宮は外朝、内廷、西と東サイドに分けられるが、 今日はまっすぐ、 真ん中を進む。
  広場中央に、人民英雄記念碑、毛主席記念堂、 西側は人民大会堂(国会議事堂に当たる)、東側に 中国歴史博物館、革命博物館が建っている。 宮殿は 南北中央線上にあり、左右対称な配置。 門をくぐっては宮殿を仰ぎ、 いちばん奧の神武門から景山公園を眺めた。
 

 太和門   

太和門

 
  太和殿
          
太和殿 

 天安門、瑞門、午門(紫禁城正門)、 太和門を経てようやく大和殿のまえ。
 ここでは春節、冬至節、皇帝の誕生日、即位、婚礼などの大典が行われた。 文武百官や王侯の朝見もここで行った。 圧倒する数の人々が皇帝の前にひれ伏した、 映画のシーンがよみがえる。 

 


  中和殿

中和殿  

  大和殿に臨む皇帝が一休みする控えの間。 屋根の丸い珠は皇帝の象徴、 走獣(竜、鳳、獅子、海馬、天馬など)10匹がみえる 

つよい照り返しと人の波、ガイドの声もきれぎれに聞こえる。 殿字楼閣など9000室!!とは。 鮮やかな壁。 宮殿の華麗な装飾。天井の装飾や屋根飾り、色彩など 惹かれた。 壮大な歴史と権威に目がくらんだ。 我を忘れ、紫禁城のコオロギのような小ささで一部分だけみつめてきた。 
 木を見て森を見ず… 全く目移りして 肝心なものを撮り損ねている。 

 

 説明文は パンフレットから

 

 

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