ドアの向こう

日々のメモ書き 

晩夏

2010-07-30 | 自然や花など

 暦では いまごろは晩夏。 
  小暑(7月7日)から 立秋(8月7日)の前日まで

  
  きのうから 30℃くらいで一息ついた。 涼しいと感じるほど高温に慣れたのだ。 小雨に濡れながら シジミチョウが飛び交う。 彼らもひとやすみできただろうね。

   

 

   ひとすぢの晩夏のひかり扉を細め      朱鳥

 午後から 陽が差した。
   雨過天青…   雲破処…… 

 白雲のうしろに青空が覗いた。 青磁のようなブルーの優美さを、あまりひとに知られたくない。 皇帝のように秘かに愛でていたい。 今日も、 ちいさな幸せをみつけた。
 
 晩夏とは名ばかりだが、 そうと聞けば、どことなく寂しさもただよう。秋がとなりに凭れかかっているようだ。 詩人の季節まで、 猛暑はまだまだ、 とうぶん続く。

 

  

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かくやく

2010-07-28 | こころ模様

      

      かくやくの夏の日は、今
      子午線の上にかかれり…  

            石川啄木 「江畔雑詩 東京」 より


         -☆-
   
  簾を降ろして 突き刺すような夏の日が
  かなりやさしくなった
  中二階は34℃  パソコンも 高熱を出している

   どうして 暖かい空気は上にあがるの?

     ラジオの科学相談が答えてた

   鮮烈な黄の花に 真っ赤なトマトが熟れるこのごろ… 
    ぼやいてばかりいないで  吹き飛ばそう! 

     (写真は 絵葉書から)  

   かくやく(赫耀)  光り輝くさま… 
          
      

 

 

 

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2010-07-24 | こころ模様

   猛暑は更新つづき

  ここに すてきなしおりをはさんでおきます

   たいへんな読書家にあやかりたい  プレゼントの栞は
   若き学友のてづくりで 写真の何気ない切り取りが 
   新しい世界へ誘います。

    並みならぬパワーもいただけそうです  

           -☆-

  いつも若々しい清川 妙先生に学んでいる彼女には、 マイナスをプラスにかえるすごい技があります。 二年前 落雷で自宅が火事になりました。 それを なんと記念日にし 昨年はパーティを。 今年は自ら主催し 上映会をするそうです。 
 すばらしいですね。 

  8月29日 (日)  武蔵野公会堂パープルホール 
  「風のかたち」    

  第1回上映 10:30~(10:00開場)
  第2回上映 13:30~(13:00開場)
   全席自由・完全入れ替え制
         
        詳しくはこちらで

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お見舞い

2010-07-22 | こころ模様


   日ざかりや簾かすめし蝶のかげ     万太郎  


  毎日毎日  暑いですね

    お変わりありませんか

     クロサンドラが燃えるように咲いています
      漏斗(ジョウゴ)のような花が輪になって

 

  

   あなたが 好きな色です

         どうぞ おだいじに…

   

    

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花と桃

2010-07-22 | イーゼルのうた


                              6F   一回目

      次の教室はないけれど  仕上がらなかった


       それでも  良し…  
        楽しんで描いたのだから

        今日の証し  
          木曜日の桃

 

 

 

 

        

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猛暑日

2010-07-19 | こころ模様
        

  暑い暑い  36℃
    アイロンをつかうのもたいへん 
    暑い日に暑いところで お仕事のかたもある
     みなさまも おだいじに

             -☆-

  朝顔は左まき  隠元 葛も左巻き
 藤は右巻き  ネジバナは?
  胡瓜やゴーヤに バネのような巻き髭がある      
   夏休みこども科学電話相談… 毎年たのしみだ   
  

 

  はじめて植えたサギソウが咲いた
  世田谷区の花だそうだ

  戦国時代の世田谷城で 助けを求める姫君が文をサギに託すが、射落とされ、その跡にこの花が咲いたと伝えられる (花おりおり)

  足に手紙を結びつけて飛ばした。 

  清らかな花がたくさん蕾をつけている。
  家の、飛べないサギが乱舞するまで もうすこし時間がいる。
  

 丹後半島で 車窓からコウノトリを見た。 こちらは羽の裾半分が黒い。 遠くの畦に白鷺もいて、 黄昏どきに純白がチラチラと動いた。

  鷺草のかたちにをはる物語      菅原鬨也
 
さぎ草の今朝また一羽翔ぶかまへ  金子健太郎

 

 

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平城宮跡

2010-07-18 | 道すがら

     

  17日のこと。 この日の奈良も暑かった。 はるか山あいに、際だってあかるい黄緑の毛氈をかけたようなのが若草山だ。 視界がひらけ爽快、 風が朱雀門を抜けると

   山も庭もうごき入るゝや夏座敷    芭蕉

のけしきであった。 雲までがこちらに向かって走るようだ。 遠くの正面にそびえる大極殿まで、 陽はじりじりと手加減なしで、 とにかく暑いけれど

   平城宮跡に入る

  大極殿  正面約44m 側面約20m 地面よりの高さ約27m  当時、天皇の即位式や外国使節との謁見など、国の最も重要な儀式のために使われていた。 

 

 
 高御座タカミクラ  国家儀式の際に天皇が着座される。

  大極殿まえの 築地回廊に囲まれた内庭に 貴族が立ち並ぶようすなど想像し

 

  内部をみあげれば 壁に四神(東の青竜 西の白虎 南の朱雀 北の玄武)。 大極 ダイゴク… 大極(タイキョク)とは 宇宙の根源のことで 古代中国の天文思想で北極星を意味する と。
  天井などは蓮の花で埋め尽くされて。  拡大         

         

  大極殿から 800m先の朱雀門を望む。  この広場が内庭。


            -☆-

  平城京歴史館
  国造りや文化の発展を支えた 遣唐使船が復元された。 遣唐使や留学生・留学僧のこと。 命がけの航海で 唐のすぐれた制度や技術・文化を持ち帰ったこと。   

   全長30m 全幅9.6m   帆は竹製 網代編

 

  詳しいご案内は こちら

 

 

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さようなら

2010-07-16 | 道すがら
 鉄子さんではないけれど 相棒にくっついて餘部アマルベ鉄橋 へ 
  
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<今日が最終       
<<<<<


その歩み 



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あるばむ

2010-07-16 | 道すがら

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<笠松公園より 天の橋立 

<<>
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 籠神社のご案内を 拡大してご覧ください  
 楽々鶴はこちら

BGM コレッリ:ヴァイオリンソナタ ニ短調 Op.5 -第12番 「ラ・フォリア」
 画像には関係なく 好きな曲なので





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浦風

2010-07-16 | 道すがら

   客が投げる エビセンめがけて船のまわりを海猫が囲んだ。 カモメの仲間、見分けが付かない。 やがて入り江に抱かれるように伊根町の舟屋が見えてきた。

 わかめ刈る与佐の入海かすみぬと 海人にはつげよ伊禰の浦風 
                                   伝鴨長明

 穏やかな海に浮かぶように家々がつづく。

 

  一階が舟のガレージ。 二階が住まい。 仕事に合わせて工夫されている。 風情ある景観を油彩で描いてみたいと思った。 楽しい絵になりそうだ。

            -☆-

  

 但馬の小京都 いずし(出石)を歩いた。 どこからともなく軽やかな音色がひびく。 ちょうど向かいから出てきた男性に伺うとやはり、 機織りの音だった。 手織りの横糸を滑らせてトントンからり… でもない。 

 
 リズムを取って几帳面に聞こえるのは機械で 丹後縮緬を織る音らしい。石垣に河原撫子が盛りだった。 
 
 以前ユウスゲの花の検索で知った丹後のひとも織りに関係していた。 丹後半島の野の花をすてきな写真でたくさん見せていただいたが、 16日夕暮れの半島で黄色くそよいでいたのはユウスゲか、 あるいはヤブカンゾウであったか と あわただしい旅をふり返った。

             -☆-

   旅の日記は まだまだこれから いつ終わるやら…
   今日の二階は 室内でも36℃ 
   パソコンも熱を出して いやはや暑い 

      

 

 

 

 

 

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ぐるぐる

2010-07-16 | こころ模様

       

  螺旋をつづるネジバナに 白もあるとは知らなかった
  ゴルフ場に咲いてたよ

 

     

  おっと!  顔はみせられない       

  丹後半島の天橋立と、 
  もひとつ小さく突きでたところ 栗田クンダ半島で 地図はこちら

   

 

 芝生に朝露がキラキラして 白い帽子のノッポさんが先をいそいでた  
気がつくと前のほうにも3人…

  あーa  つかまった

  こわいなあ  つぶさないで…

  わたしが カワズ
   いつも かしこまるので
   ルナールは 「青銅の文鎮のよう」だってね  言ってた 

    これからも よろしく

   きょうは たんじょうび 

 

兵庫県豊岡市出石町で 蝶がいる

 

 

 

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見渡せば

2010-07-13 | 自然や花など

 

   
   ことしも  ギャングのオオスカシバが現れた
   そのうち 梔子の葉にギョッとするような芋虫が


   針先にとまる  トンボの祈祷師 
    どうぞ  落っこちませんように  
       大雨なんか降りませんように   
     ルナールならば …  

  
           -☆-

    

     通りの珍しい花は  檀… 
     7月  マユミは 実になっている 
 

      

   ヤマモモは  いつも可愛らしい
               ブローチにいかが

    

 

 

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みどり滴る

2010-07-10 | 別所沼だより

  みどり滴る別所沼。  紫陽花がブルーの毬を揺らし、ラベンダーに瞳の大きな一文字セセリをみつけた。 あざやかなパラソル、 陰の釣り人。    
  
脚立に乗って ・バンタンデザイン研究所から実習に来られた。
 一日がかりで家具(棚、 引きだし、把手など) 室内のすべてと、 外観のありとあらゆる箇所を計っている。 

 先生とインテリアデザイナーの男女7名。 
(道造さんも微笑んでいたでしょうね。今後のご活躍を楽しみに。  建物の価値、インテリアの重要性。 ガイドも住み心地良さ。 箱と中味の関係など考えた) 

 ・ヒアシンスハウスHP(管理人の)佐野さんに初めてお目にかかった。

 どんな方が作っていらっしゃるのか興味津々だ。 
   
 住まいも近いらしい、偶然とはおもしろいものだ。 小さな記事が目にとまり、 ガイドになったおかげで、 詩人や小説家、 若い建築家にも会える。 

・読売カルチャー ぶらり花の旅のみなさん20名  講師から公園の樹木について説明を受けている。 こちらも声をかけてハウスと詩人のことを知っていただいた。 中原中也と立原道造について話した。


             -☆-

  かなしみではなかつた日のながれる雲の下に
  僕はあなたの口にする言葉をおぼえた、
  

しじまに用意されている雲

  それはひとつの花の名であつた
  それは黄いろの淡いあはい花だつた…
  
        
         立原道造 「ゆふすげびと」 より 



                 -☆-

  梅雨晴れの空に 絵のような雲がながれる。 
   しじまに用意されている 雲の不思議…
  詩人に繋がれ 来訪の方々と語り合うしあわせ。

 ・杉並区 ・久喜などから  
  雑誌で知り、 気になっていた。 
  靴を履いたままで室内に入りベッドに向かう 当時も今もモダン、 設計に感心する。 小住宅に住まう夢を紡いでいらっしゃる と。 
  感度のよい方でガイドの説明も弾んだ。 
  敷石は14枚  ソネット形式です。
  

   見学者34名。  充実の真夏日。

 

  

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ひるのゆめ

2010-07-09 | 自然や花など

  合歓の木をさがして 大宮第2・第3公園と歩いたが結局見つからない。   そして 用水沿いの1本に出会った。  

  谷空にかざして合歓のひるのゆめ     長谷川素逝

 

  花は終わりかけて。 
  シルエットながら黒アゲハのおまけもついた。

  (斑紋が判るように画像を明るく)



 
  合歓いまはねむり合はすや熱の中     石田波郷


  
 

   

 
  
風わたる合歓よあやふしその色も     加藤知世子

 

     

 

              -☆-

  遊歩道の斜面は ヤブカンゾウのきせつです

  


  トリトマ (トーチリリー)

  梅雨空に映えるつよい色も 花言葉は 「あなたを思うと胸が痛む」
  前にも載せました
  

 

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魚を描く

2010-07-08 | イーゼルのうた

            

            3F    油彩

    画像は夜に蛍光灯のもと撮影  それでボケています
   はじめて描いた鮎   川魚の質感
   黄味やオリーブ色  腹の銀白色  皮の滑りがむずかしい

    モデルはすでに食べられて 一度だけでは 心残り
   もっと描きこめば少しはマシ… と言い訳ばかり
    養殖の鮎は メタボだった

 

 

 

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