ドアの向こう

日々のメモ書き 

ヤツデの花

2006-11-20 | 自然や花など

 雨上がりの舗道を歩いた。日焼けしたドウダンツツジが燃えるようだ。 ぬれて鮮やかさを増している。 滴りの落ちるとき雲が走っていく。 切れぎれに淡い空色が戻ってきた。
 すると …地味な色がとつぜん耀きだす。

 ほの暗い樹の下にヤツデが花をつけている。見上げると小さな明かりがシャンデリア球のようである。 精緻な細工は職人技、細い針のようなフィラメントがモネの絵のなかで煙っている。 拡大写真

   八つ手咲け若き妻ある愉しさに    中村草田男

   八つ手散る楽譜の音符散るごとく   竹下しづの女 

 久しぶりに弦楽四重奏を聴きたくなる日、喪中のはがきを出しに行った。
 シューベルトのロザムンデはどうだろう
コメント
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