少年時代からの知り合い浜野君が、コミュニティマガジンを(創刊2001・季刊)発行している。君付けで呼べるのは、かれは弟の(私と一歳違い!ここは強調したい)同級生で、昔彼等と私のグループでいっしょにキャンプしたこともあるからだ。
途中会わなかったが、その間、池袋モンパルナスに出没し、フランスで絵の修行もしたらしい。武勇伝も数々のこっている。かれの自由ないきかたに共感をおぼえた。豪放磊落なところも井の中の蛙の(わたしのこと)あこがれだった。
「時間も金もムダづかいした人生」とおっしゃるが、むだな時間などあるだろうか。ながき流れを振りむけば、人生に無駄などありません。そのとき意義を見いだせない時間も、何かしら得ているはず。そのことは、あとで必ず花ひらく。彼の人脈、毎回登場される方々を見ても圧巻です。すてきな彼に共感する人がこれだけいる。蛙には高らかな応援歌がきこえる。
ライパーズとは… 熟した・Ripeからの造語で、熟達、熟練、熟年のアクティブな円熟の人たちという意味だという。彼はつづける「Ripe熟するとは 単なる肉体の老化ではなく、いろいろなことが見えてくる、分かってくる、味わえてくるなど内なる心のプロセスが高まってくること」
これはそのまま清川先生の教えにもかさなる。
ほんとにそうだ。たとえば以前読んだ本も、読み返してみると、こちらの興味のエリアもふえ、経験もふえ、なにより深く味わえるようになっている。いまの自分を確認できる。なんと、うれしいことか。
Ripersは、(以下巻頭より引く)さまざまな分野で活躍中のかたがたが芸に生き、匠に生き、商いに生き、趣味に生きる円熟の人生を語る。知らなかったことを教えてもらう。人生を教えてもらえる。
最新16号に芳賀徹氏も登場された。 蛙が目覚めた一冊 「詩歌の森へ」はなんども読み返す。そのたびに新しい発見がある。日々、こころときめく。
ここまで書いて、改めて人との出会いの不思議さを思った。みんなどこかでつながっている。どこか似ている。 …蛙があこがれる方たち。