世の中は鶺鴒の尾の隙ヒマもなし 凡兆
せわしい街なかに棲む 2羽のセキレイ
こどもが通っても 知らん顔
自転車が来たって へいちゃら
トットコ歩いて 何かついばんでいる
コンビニまえを 悠然と
慣れているセキレイ 水辺が 恋しくならないか
この川の石がみんなまるいのは
私の尻尾で敲タタいたからよ… 三好達治
尾を上下に振りふり 石橋を叩いて渡った
世の中は鶺鴒の尾の隙ヒマもなし 凡兆
せわしい街なかに棲む 2羽のセキレイ
こどもが通っても 知らん顔
自転車が来たって へいちゃら
トットコ歩いて 何かついばんでいる
コンビニまえを 悠然と
慣れているセキレイ 水辺が 恋しくならないか
この川の石がみんなまるいのは
私の尻尾で敲タタいたからよ… 三好達治
尾を上下に振りふり 石橋を叩いて渡った
大きな世界地図だ
どれもこれも 丹念に染めあげられて
白すすき 吹かれけむりて地に昏るる 石原八束
線路脇のススキが 煙っている
そよ風もないのに 散りこぼれた
遠くから 列車が入ってくる
敏感な ススキの穂…
日あたりや熟柿の如き心地あり 漱石
晩秋の陽が あたたかい
巾広の葉に 銀色のうぶげが光る
マユハケオモトの おしまいの花
珍しくて 面白い花をいただいた
もみじを仰いで落ち葉をふんで 四谷駅から国立競技場まで歩いた
メタセコイアと同じように、 生きた化石といわれる銀杏
その年に伸びた枝につく切れ込みの多い葉が 恐竜が見たかも知れない葉に似ている…(花おりおり)
3億年くらいまえから生き継いでいるなんて。 神々しいような黄金色を、ひれ伏し覗きこむ。
落葉の数だけ写真に納めた。
途中、 迎賓館から東宮御所へ向かうところの並木はユリノキ。
梢に すぼめた傘のような実がたくさん しわくちゃになる半纏が
朱や黄、橙に色づいてカサカサと踊る。
権田原。
付近の紅葉は、 深林の暗緑を従えてひときわあでやか。
御観兵榎。 絵画館の名木、今は二代目の 「ひとつばたご(ナンジャモンジャ)」
五月 雪を被ったような白い花も見たいものだ。
肝心の試合 紺碧の空たかく、 逆転勝利で 機嫌よくカエル
16:10 信濃町へ