ドアの向こう

日々のメモ書き 

庭の片隅で

2010-04-29 | 自然や花など

 

  アヤメ科   これは 姫射干 ヒメシャガ  シャガよりも色濃くて花が小さい

      紫の斑の仏めく著莪の花          高浜虚子
 
      著莪叢のとどく木洩れ日濡れてをり   稲畑汀子
 
 

    ヒメシャガ 

    これはアネモネ

 

  黄エビネも咲きました

  

   風知草が 初夏を告げています
   ようやく天候も安定して  さわやかな季節の到来です



   壺珊瑚

 

 

 

 

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春のまなざし

2010-04-27 | こころ模様

  

     碧アオき春のまなざし  あまた草の中よりのぞく
     そは愛らしきすみれ …        
 

    庭の小さな花ばかりをあつめ ガラスの器に挿した
   わすれな草 すみれ アネモネ モッコウバラ コデマリ 山吹 十二単 
   可憐なすがた  やさしい色  小さな瞳…  

    ハイネの詩はさらにつづく

     われは摘みて花束としぬ…

   ひとつずつは儚げでも  まとめてみると 贈り物にしたいような
   花束になった

     … うぐいすの声音も高く  わが胸の思い告ぐれば
     隠したる心の思い  この森に知れわたりたり  
       『ハイネ詩集』 「碧き春のまなざし」から抜粋  片山敏彦訳 


  昼ころから 雨になって  
  娘がさしだす山吹に 「… 花は咲けども…」
      八重に実はならないなどといって暮らす

              -☆-

 山吹の咲きたる野辺のつほすみれこの春の雨に盛りなりけり  
                                 高田女王
  
   
黄色と紫がよくにあう好きな歌   絹糸のような春の雨
   不安定な空もようがつづいている  春霖  春雷  春時雨…  
   季語が浮かんで あしたも雨がのこる

               -☆-  

  日曜日  出先で写したなかに  遅い春が映っていた   

        いっせいに駆け出したような 姫踊子草       

 

    

      耕耘機はいそがしく田植えの準備     遠い雪山
      瞬時に変換されて コウウンキ 耕耘機  
       
     耘の字を知らない   耕運機だと思いこみ
       偏は 農具の耒(スキ)  旁は云(イ)うの字 これも音読みはウン
       よかった 勉強になった
       泥まみれで働いていた朱色の耕耘機に お礼をいおう
  

    すごい!   土筆だらけ
  
   近くの友だちが 毎年佃煮にして届けてくれる。 
   町中であまり見かけないつくしの、 心づくしはおだしが利いて
   たくさん摘んでも煮ると一握りになってしまうから、ありがたく戴いた。
    こんな林を見せたら どんなに喜ぶことか 

  

 

  耕耘機と耕運機   幸運なことに どちらも正解らしい 

 

   

 

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御用達Ⅱ

2010-04-22 | 自然や花など

    誰も来ないうちに   急いでね 
      番が せっせと運んでる    


    白襷も かいがいしく

      

 

         あれ!   

      ずいぶん採ったね  

       見つかっちゃった  
      
 
     シジュウカラもやってきて  棕櫚は みるみる痩せていく
                         

 

 

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牡丹から

2010-04-20 | こころ模様

  ようやく牡丹が開花した。 二年越しの絵もしあげないといけない。

      白牡丹といふといへども紅(コウ)ほのか     虚子


  「藝術の国日本 画文交響」(芳賀 徹)をゆっくり読んでいる。 作者の文学や絵画に寄せる情熱や喜びが伝わって、 ひきこまれる。 高浜虚子のフランス吟行についても、 船に揺られお供するような気分になった。 
 虚子の 生涯はじめての、そしてたった一度のヨーロッパ巡遊 がたっぷりと語られて、 芳賀先生の湧き溢れることばは深く、 いつも愉しい。
 展覧の画文交歓も思いだされ至福の時はまだしばらくつづく。 何しろ612ページもあるのだから。 

                 -☆-

 庭陰に白菫も咲いた。 以前はたくさんあったのが後輩の草花に押されてひかえめ。 見逃すところだった。  

  

     つちくれの小さき日陰に菫かな    虚子
 
  手前の大きな葉はホトトギス。 若葉に斑点がみえる。 葉の模様まで鳥に似るとは知らなかった。 そのうち消えて濃緑の無地になる      

 さて、
   虚子は 彼の地で
   「俳句講話」を開き…  
  フランス詩人の俳句風短詩の寄せ書きを贈られ…
   催されたのは パリの日本料亭 牡丹屋   だった。
 
 
 偶然の 牡丹繋がりもある。 せまい庭の物思いは 虚子や子規の「ホトトギス」にも広がってなんだかうれしい。  

      宝石の大塊のごと春の雲       虚子  

 大著は 晩春の愁いを吹きはらい、 こころ踊るゆたかな時間をくれる。 
 味わいながら、しみじみ日本人でよかったとおもう。 
  その引用は 良書を開くたのしみを増やした。   
   

 

 

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演奏会

2010-04-18 | こころ模様

    若葉が奏でる シンフォニーです

 

    ポルカ
 

     ワルツ

  

     

         アリア

 

    マーチ     

  
  ご来場  ありがとうございました
   メロディーを 耳にのこしてお帰りください

 

 

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別所の鬱金桜

2010-04-17 | 自然や花など

    雪の朝で おどろきました  

   別所沼の鬱金桜を   お待ちの皆さまへ
    凛と咲いて  
     春風が吹けば一気に満開でしょう 

 

 
  いまは青みがかっていて   もの静かな風情

     ぺールカラーも優雅な鬱金桜

  
   
 
   少したてば 淡い紅をはいて 妖艶な感じにもなります
    どちらがお好みでしょうね  



   メタセコイアにみどりが萌えて ようやく春がくるようですね

柳とメタセコイアの芽吹き

 

                -☆-

 

       

 

 これほど遅い雪は 41年ぶり

 

 

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アネモネ

2010-04-15 | イーゼルのうた

 

      
     寒かったですね  ひるまの気温8℃
     冷たい雨に見舞われて 重そうにうつむいていたアネモネ

      部屋に入れると温もって 見る間に顔がほころんだ

      一週たって萎れた花は  あたらしいに替えて
      あ の も の ね…  顔も姿も先日のとかなり違った  

        生ものはこれだから しかたない 

           籠と背景に手をいれた    8F  2回目

             アネモネ・・  紅花翁草・・ はないちげ

 


   

      

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な忘れそ

2010-04-14 | 自然や花など

 

   木下先生…   どうぞご覧ください 
  
       いただいた勿忘草が ことしもたくさん咲きました

 

   先生にお会いしたこと   
   「勿忘草をあなたに」    歌詞を けっして忘れません 
   小さな花をみるたびに 思い出しています

           

               -☆-


  桜狩りのあと立ち寄った植物園で ウグイスカグラの花を見かけた  

      

  咲き始めは こんなにあわい緑なのかしら 
   昨年4月4日に 赤い愛らしい花を見ましたが  こちら
  これから赤くなる?   

   園芸植物園の おなじ場所ですから、 同一の木だと思います
    ことしは 陽気がおかしいから遅れているのですね。

 

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花疲れ

2010-04-13 | こころ模様

  
    遅桜(オソザクラ)なほもたづねて奥の院      虚子

 

     まだ  さくら・・

   別所で  名前の知らないさくらが  これから咲く      
  
    

     土曜に桜を訪ねて10㎞も(砂利道)走ったので 疲れが残った

      昨日は10℃以下 今日は20度以上  花も驚いているでしょうね     

 

 

 

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水辺の桜

2010-04-10 | 自然や花など

<
< 閘門式運河  見沼代用水東縁と西縁と芝川とを結ぶ            歴史を見つづけてきた 桜 桜 桜・・・

<<<input style="font-weight: bold; font-size: 12px; width: 130px; color: blue; height: 25px; background-color: #ccccff;" onclick="if(oto05.src==''){oto05.src='http://db1.voiceblog.jp/data/andotowa/1227903748.mp3'}else{oto05.src='';}" type="button" value="BGM ON/OFF" />>
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    けふもまた花見るあはれ重ねつつ    青邨 

   春愁をかかえたような桜です 

    (グリーグ作曲 ホルベルク組曲 Op.40 第4曲 アリア)


 ※ 右側の小さな写真にカーソルを乗せると 画像が変わります。

   

 

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名残りの花

2010-04-10 | 自然や花など

  

  桜を追って風とひかりのなかを駆けぬける。 見沼通船堀 西縁・北宿より芝川、 東縁のコースをゆっくり巡った。  鶯のこえをきき桜ふぶきが舞うなかを いつものように自転車を走らせる。 去年より距離を伸ばして 
 地図 (クリックして拡大)  赤の書き込みは昨年のコース、その外側 東縁を行くのも楽しみ

 菜の花の手前、 赤いラインはボケの花。 春の雲がたくさん集まって歓迎だ。  写真 (左から) 大きな煙突は クリーンセンター・ 大崎清掃事務所。 いつもお世話になっています。 ひときわ高いのが NTT浦和ネットワークセンター、 防災に欠かせない     桜  さくら  サクラ・・・  たくさんの写真は これから

 

 

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花御堂

2010-04-08 | イーゼルのうた

                               8F 1回目

 
  4月8日… 椿を愛した 虚子忌 (椿寿忌)         
          仏生会  灌仏会  花祭り  
            甘茶の ほの甘さをなつかしく思い出す   

  午後から 絵を描く  
   椰子の葉を裂いて編んだバッグ(籠) ・ 椿とアネモネ 
    花は ガラスの花瓶に挿したが
     さらに籠に入れると 素朴なよい雰囲気になった
      編み模様と 籠の微妙なふくらみは 出るだろうか
    
       今日はここまで  来週もつづく  

    

         

  バッグは ベトナム バチャン村で 土産品を買うとつけてくれるサービス品
  肝心の、 求めた商品より 籠の方を気に入って
    いつか モチーフになる! と閃いたのですよ
  
             ゆらぎ見ゆ百の椿が三百に     虚子
            造化また赤を好むや赤椿       虚子

 

 


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桜花爛漫

2010-04-06 | 自然や花など

  花の匂いにさそわれて ペダルを踏む。  陽射しが暑い。 連翹、 エニシダ、 椿、 すみれ、 カラスノエンドウ、 たんぽぽ・・・

 

       

  みんな笑ってる。

              -☆-

    
  市役所の帰り、 姿のよい桜に逢った。 人気(ヒトケ)ないこの奧は知事公館だ。
  春のひかりを集めた花びらが 白いしずくのようにそっと降りてきた。 腕をたかくあげ塀の外からパチパチやっていると 
  「どうぞ 中へ…」 低い声がして、 黒い頑丈なゲートがひとりでに開いた。 

  ここに入るのは初めてだった。 案内されるままに自転車もなかに止める。 とたんにゲートが閉まって施錠もされたようだった。 がらんとした庭に、 紅紫のハナズオウとレンゲツツジがつつましく立っている。 欅が若葉を光らしていたが、 ここからの眺めは草花など無くて きれいさっぱり静かだ。

     

  まえは ハナズオウが桜の下にあって  しだれ桜と染井吉野と、 三色のグラデーションもみごとでした と。 行事のたびに多くの方が集うのだろう。 園路のみどりが爽やかだ。 

      
  しだれ桜がゆっくり揺れて ふたつの薄紅が競い合う。 大作の点景になる しあわせな蛙、 機転を利かした職員に感謝した。 たぶん 入口の一部始終は、 部屋のモニターに写しだされていたのだ。 季節の耀きを独り占めするのはもったいないなあ と思っているところに自転車が… 
  想像も逞しく 絵の中に入っていた。     
     

  桜は遠くから見ただけで 4、5分のことであったが、 公開できないかとも思う。 

 

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四月

2010-04-01 | こころ模様

     あっという間の 四月 

    詩人がなつかしんだ  やさしい季節が返ってきた

      卯月 卯花月 木葉取月 初夏 …    
   
         希望にもえる四月  始まりのとき  

            -☆-
  
                       
      

    先日描いたガーベラの  落ちた花びらに種があった
   ガーベラって タネで増える?  
    球根かと思いました  何となく…   
           
            -☆-   

 

 蝦蟇さんが 
秋に植えた球根

 ようやく暖かくなってアネモネがうれしそうだ 
  ことしはじめて 蜥蜴クンにも会って 挨拶をかわした 


   アネモネに春の旱ヒデリのうす埃      杜泉

  物置小屋のまえで 山吹も咲きだした  
    小学校の桜も 一気に花開くでしょう   (22℃)


   
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