ドアの向こう

日々のメモ書き 

秋点描Ⅳ

2014-10-27 | 自然や花など

 秋かと思えば昨日今日は 24.5度と暑く、  琉球朝顔が咲いている。 歩いていても汗をかく。

 

 ヘブンリーブルー?

 

 

   西日に透けるハナミズキ ハッとする朱、赤、茶色・・


 

 余所の生け垣に かわいい瓜坊がコロコロ・・   烏瓜の実
 レースのような花 種のかたちは結び文   知れば知るほど面白い

 

 燃えるようなピラカンサ。 その名もギリシャ語で火と棘の意。  バラ科。  

 紅白や絞りの山茶花も咲いて、 夕方から風向きが変わって雨戸をガタガタ・・ 木枯らし1号

  明日は一気に冷えるそうだ。 

 

 

 

 

 

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ドラマチック

2014-10-23 | イーゼルのうた

 

 雨のため野外スケッチはなし、 仲間が用意した野菜を描いた。 泥つきの葱。 泥つきの人参。
土の匂い、 乾きかける土の色。 重なるミドリ、 葱のうえの 細かな人参の葉を表わせないで終わった。

習作に ドラマはない 


 

12年前 9月30日。 この日、千葉の勝浦は暴風雨に見舞われた。  何か月も前から予約して楽しみにしていた宿に一泊。 颱風だからって…  もう行くしかない!  変更できないと、 みな若かった。 

  宿の屋上にあがり眼下の太平洋を望む。 普段見られない光景だ。 早い雲の流れ、 風におどり荒れ狂う木々、 ドラマチックな波。 わくわくしながらキャンバスに向かった。 屋上の一角に屋根はあるが囲いはない。 柱の陰に身を寄せてもキャンバスは何度も倒れ、 帽子は飛ばされ、雨に打たれ。 傍から見れば狂気の沙汰だ。 一時間余り粘って描いた。

 途中ながら、 海の絵はこれ一枚しかない。
 潰す気にもならず今日まで残った。  F8 油彩

 

 

 

 

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静かな雨

2014-10-22 | こころ模様

 しとしと シトシト・・・ 

 静かに さみしい音を立てて 一日中降った。 
 

  コリウスが鮮やかさを増す。

 

 スケッチで採ってきた青い風船葛は、 ようやく好きな褐色になった。   

  朝から急に寒く おなじ色のセーターを出して着ている。 

    咲くべくもおもはであるを石蕗の花    蕪村

   みまはして石蕗の黄のさてにぎやかや 万太郎

  

   

 明日も雨  12月の陽気とか

               そろそろ 冬支度ね

 

 

 

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学ぶたのしみ

2014-10-20 | こころ模様

地域の文化祭が行われた。 展示作品に注目する。
「集う 学ぶ ふれあう」  プロ級の作品を眺め、 知らなかった植物を知る。 笑顔が集う身近な教室だ。 
陶芸、水彩画、俳句、短歌、ペン習字、毛筆書道。 楷書、行書、草書。 写真、絵手紙、洋裁。手編み、クラフトハンド。 茶道。 生け花。 山野草。

 文章教室の展示では、 かならずエッセイ集をいただいて帰る。 作品を読むのがすき。

ほか個人作品、 小学生の作品など。

展示の一部を、 ご紹介いたします。

  

 

 

 

 

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秋点描Ⅲ

2014-10-16 | 自然や花など

 工芸館へつづく道   ススキが呼んだ

 近所のフェイジョア  実がなってる

 6月の花さえ 印象的


  

渋谷 オーチャードホールへ向かう途中  たのしい探検

 

かぼちゃの馬車が待機して
 暗くなればイルミネーションが光る

 

 誘われて 森山良子コンサート -グレイテスト・ヒッツー

透明感のある歌声、歌唱力、楽しいトークを満喫した。 とくに  ショパン作曲 「子犬のワルツ」(速いテンポ! 超絶技巧)。 ドイツ語によるシューベルトの「アヴェマリア」 「30年を2時間半で」 (演技力に注目) 「さとうきび畑」

 衣装もすてきです

 

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二上山の落日

2014-10-15 | アートな時間

    2014.10.8   5:21 

 黄昏どきの雲の美しさに思わず佇んだ。 ひとは 落日に心を奪われ思いを重ねる。 一日の終わり、荘厳なしらべを感じて こころが洗われる瞬間だ。
 
先日奈良のHさんから写真が届いた。 (↑ 写真)

「落日を背に二上山のシルエットが浮かびあがる 
 天武天皇の死から一か月を経ず、686年10月3日、大津皇子は桜井市訳語田(おさだ)で死を賜りました。
時に24才。 今は二上山に眠っています。」

 Hさんはご主人が残された 「山の辺の道から 二上山に夕陽が沈む日程表」(これは以前拝見している。精しく調べられた時刻とポイントが記されていた) を参考に、 穴師山の中腹からレンズを向ける。 15分ほど景行天皇宮跡に立って捉えた落日です。
  「夕焼けはいきもの…」  一瞬に いのちをかけたご主人を偲ばれていた。 撮影のむずかしさも伝わった。 

                -☆-

 写真は写す人のこころまで取り込むようだ。 西方浄土への入り口と言われた二上山の夕陽、 Hさんが大津の皇子に寄せる思いが作品に昇華されている。

 さっそく「山の辺の四季 疋田 勉写真集」(東方出版)を開いてみた。

  二上山夕景  (9月下旬)  疋田 勉

 

 

 衾田陵から望む中山古墳と二上山の落日(10月下旬)  疋田 勉

  (スキャンした作品は、 とうてい原画の良さに及ばないです。
  お許しください)

                 -☆-
 
  津田さんのエッセイも思い出された。   (万葉集の「大津皇子竊(ヒソ)かに神宮に下りて」…
姉と弟に焦点を当てる。 学ぶ楽しみがふくらんだ、 そのことが何よりもうれしいです。

  この本がきっかけとなり 「山の辺の道から 二上山に夕陽が沈む日程表」を送っていただいた。             

                  -☆-

  一日の仕事のあとの水色の空、そして夕やけが美しいレース編みで西の空を飾ること。
   もう、とほい思ひ出はいらなくなつた。 (立原道造)

 夕やけを しみじみ眺めたくなる。

 

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広がる青磁

2014-10-11 | アートな時間

 米色青磁下蕪形瓶 官窯 中国・南宋時代12~13世紀

 

  青磁玉壺春形瓶 龍泉窯 中国・元時代 14世紀

NETのおかげで始まったおつきあいから、 招待券をいただきました。 ご愛蔵品も出されるそうで愉しみです。

青磁のいま -受け継がれた技と美 南宋から現代まで  東京国立近代美術館工芸館

以下 自分あてのメモ。

まず工芸館HPから 概要を 
「青磁は、玉への憧れから中国で生まれた緑色を基調とした美しい釉色を特徴とするやきものです。
 多くの人々を魅了してやまない中国・南宋時代の名品から、近代陶芸史に名を残す板谷波山や岡部嶺男などの物故作家の優品、さらには、先達たちから受け継いだ技術と精神を現代に生かす人間国宝や新進気鋭の若手作家の最新作まで、時代を映し出す青磁作品を通してその魅力に迫ります。」

 展示は三部に分かれ 
第一章 日本に伝わった青磁 -中国・南宋時代から明時代初期-
第二章 近代の陶芸家と青磁 -写しと創作-
第三章 表現と可能性

 青磁といえば青、 青の中にも淡い青色や透明感のある青、 オリーブ・グリーン、淡い黄色(青色が窯変により黄色味を出す)など辰砂のぼかしがけまで多様である。  しっとりとした質感ばかりではない。 貫入、彫文・斑文、象嵌を施した作品。 貫入にも二重貫入(二種類の貫入)や氷裂文(大き目で氷片のようにみえる)。 形… 瓶、鉢、盤、碗、香炉、杯、大皿、茶碗、砧のような花瓶、耳付、壺、手付水指など。 すっきり端正なすがたから 驚きの造形まで。あっと驚く、こころが動く、青磁の奥深いアートのせかいでした。

 清水卯一  青磁大鉢             澄んだ青色  美しい貫入

色や形、風合い、趣、雰囲気を愛で彫刻のような絵画のような。 
興味や楽しさは深くて尽きません。 (画像はチラシおよび過去のカタログからいただきました)

また 現代では 絵画のような独特の模様をいれたのや、彫刻のような造形もあり、 「素地に艶のある釉薬を施しその上に模様の型紙をのせマット調の釉薬をかけ型紙を除いて焼成。 型紙を置いたところから初めの釉薬がのぞき模様を描いたように見える」など(福島善三 中野月白瓷鉋文鉢)、 進化を続ける。

 青磁に囲まれ、 新しいことを学ぶ。 以前、衝撃を受けた 岡部嶺男、 河井寛次郎に再会。

 

岡部嶺男 窯変米色瓷博山炉  
  ユニークな形ですね 香炉。 


 岡部嶺男   粉青瓷大砧

 うれしい楽しい巡り合いです。  
雀さんに深く感謝します。 ほんとうにありがとうございました。

 深見陶治 「屹」

 見上げる高さでした

東京国立近代美術館工芸館HP 

 

 

 

 

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秋の空

2014-10-09 | イーゼルのうた

 秋の日を浴びて外に座っていると 名も知らぬ野鳥や虫の声がする。

 外はいいなを口々に、 実感して描いた。  空気が澄んで気持ちがいい。
道の奥に一台の車。 何かあるのだろうか、 白いのが去るとやがて黒が停車する。 貸農園でもあるのかな。 道に迷った友を探して、 30分遅れたが2時間ちょっとで終えた。  F4 一回目

  秋空につぶてのごとき一羽かな     久女
  秋天や心のかげを如何にせん      花蓑

来週はない。  文化祭の展示をする。
  

 

 

 太陽の花  菊芋。  この花を、 モネは小ぶりの花瓶に活けて描いた。 
黄色は画面いっぱい、溢れんばかりに咲いている。

 

 

 

 

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赤い月

2014-10-08 | 自然や花など

きょうは皆既月食。 月が欠けて見えるのは夕方 6 時過ぎから夜 9時半ごろ。 
 7時半から8時半ごろが、月が完全に地球の影に入ってしまう皆既食。 
 日本では 約3年ぶりに良く見える。 (Nikon 星空案内より)

夜風は寒いけれど

 天体ショーを 愉しんだ

 

 あんこ玉みたいだ

 

 上空に赤い月  

 

 

 

 

 

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良夜

2014-10-06 | 自然や花など

  

  この良夜海に在らむと漕ぎ出づる    佐野まもる
 

  生涯にかゝる良夜の幾度か        福田蓼汀

 

 
 台風が去って 十三夜の月が昇った   5時32分
  
 
今宵の 大宮氷川神社観月雅楽演奏会は 15日に延期です
  待ち遠しいこと

 

 

 

 

 


   

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秋点描Ⅱ

2014-10-04 | 自然や花など

さいたま新都心 ビル街の芒です
6日は十三夜  後の月見

大宮氷川神社  観月雅楽演奏会が楽しみです。 

 

 フジバカマ

花水木の実

 冬青(そよご) かな?  

 葉の上にひとつずつ

 

 朝顔の仲間でしょうか 

  古来より  白い秋です

 

 

 

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秋点描

2014-10-03 | 自然や花など

 遊歩道にさがす秋

 

  ブルーのドレスは小麦ちゃん   おしゃれですね

  レースの縁飾りと ハイソックスのさわやかな白 

 色づきはじめた植栽

 

パッションフルーツの仲間  トケイソウに実がなっている
 枇杷のようで
 

機械じかけの花からは まったく想像できませんね。 

 

 

 

 

 

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