ゆく年の 惜しくもあるかな ます鏡 見る影さへに くれぬと思へば 紀貫之
年惜む心うれひに変りけり 虚子
ゆく年に悲哀を感じて
大晦日は昔も今もさむき夜ぞ 林火
うち仰ぐ星ぎつしりや大三十日 仲太
昔を思い出す… 大家族で過ごした年の夜。
お出かけくださりありがとうございました
来年もどうぞよろしくおねがいいたします
良いことが たくさんありますように
ゆく年の 惜しくもあるかな ます鏡 見る影さへに くれぬと思へば 紀貫之
年惜む心うれひに変りけり 虚子
ゆく年に悲哀を感じて
大晦日は昔も今もさむき夜ぞ 林火
うち仰ぐ星ぎつしりや大三十日 仲太
昔を思い出す… 大家族で過ごした年の夜。
お出かけくださりありがとうございました
来年もどうぞよろしくおねがいいたします
良いことが たくさんありますように
クリスマスをともに過ごした友だちとも そろそろお別れ~
数へ日の大安選び退院す 源義
数へ日の欠かしもならぬ義理ひとつ 風生
一日もおろそかならず古暦 虚子
かすかなる
かすかなる声はすぐ
はらはらと今ふりいでし雨の音
ひそかに軒を走る夜……
三好達治
冬枯れの庭で咲く菊は 凛々しい姿
に
霜に耐え
それでも あでやかに
冬芽をつける桜など 神々しい (市内 本太で)
足を空に惑い…
あわただしく 用事ついでに散歩するこの頃
井原西鶴 「八百屋お七ものがたり」のはじめはこうだ。
12月の江戸 。 ならいの風がつよく、 雲の動きまで早い。 新年を迎える準備も忙しく…
その中に 「足を空に惑う」が出てきた。それは兼好法師の徒然草の一節とある。 どこに出てくるのかな。 足を空に… てんやわんやの忙しさ 目に見えるよう。 ならい… 冬の強い風。 年末をあわただしく駆け回って過ごす人々、 いつの世も変わらない。
集めた歳末募金を届け、 遠回りして帰る。
寺の門はお参りの方のために 朝早くから開けてある。 一礼をして境内を歩くと
あわただしさをよそに、 閑寂なせかいにひたれる。
山吹の光る珠実、万両、 グリーンに映える赤い実など愛でる。
こちらの除夜の鐘は、 家まで聞こえる。
モティーフにもなると馬の置物がいくつか増えた。 中国の旅や美術館で求めた小物ばかり。 インドのは素朴な木製で農耕馬か。 造形もシンプルな赤い馬だ。 唐三彩は 白や緑、黄、茶、藍の色釉が美しい、本物は高価である。 黒いのは始皇帝の兵馬俑、 石か瓦のような素材で、 もちろん複製。
陶芸教室の飾り窓にもたくさんの白馬が並んで、来年は午年。 大いにはねて と入力したら大井には寝てと変換される。 跳ねて転んで 万事塞翁が馬。
どうか良い年になりますように…
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片づけをしていたら 古い絵が出てきた。
サインは '78.6.16 旧古河庭園 (古河男爵の邸宅)
洋風庭園に降りて描いた。 35年も前の邸宅、 白い鎧戸はところどころ朽ちて外れ荒れていたが、 そんな風趣も気に入っていた。 いまは綺麗に手入れされ薔薇の季節など大勢の人が集まる。
設計は英国人ジョサイア・コンドル。 鹿鳴館、ニコライ聖堂、旧岩崎久彌邸なども。
詳細はこちら
薔薇の咲くころ、入口の方から描いたこともあった。
今月は 自画像 1回目
小さな鏡を持ってきたが顔しか映らない 体は見えなくて
6号では 想像するのみ、 あやふやである。
ならば4号で
とりあえず目鼻を置いてみる
眼鏡をかけたら どうなるだろう
古いのをもう一枚
モデルを雇えないから 人物はなかなか描けない。
二役こなして 怖い顔
下手も絵の内か 真剣で 涙ぐましい。
50F 熱い想いを編目に込めて。 セーターはどんどん膨らんでゆく
どこか狂っているのだろう
椅子は ひっくり蛙そうだ
中仙道を歩いて、 浦和宿の名残を垣間見ながら 画材屋さんまで。
以前ご紹介した調神社(つきじんじゃ 別称 ツキノミヤジンジャ)近くで、 風情ある店舗が目につく。 明治初期、現在の地に創業という。 威厳ある店構えは青山茶舗 。 江戸時代後期から明治初期に建てられたそうだ。 柿の木が見守り晩秋の陽があたたかく包んでいる。
今度来るときはぜひ寄ってみたい。
ついで 調神社に参り
今はひっそりとしているが 大歳の市、十二まち(じゅうにんちまち)には
正月用品を売る店でにぎわうのだ。 鳥居はなく(神像)狛兎?が迎える。
神像は昨年152年ぶりに新調された。これまでのは江戸末期の1861(万延2)年に奉納された と。
江戸名所図会に登場する調神社。
隣接する調宮公園、 公孫樹の黄葉もみごとです。
散歩道で 見あげるほど高い花
空いっぱいに咲く 皇帝ダリア、 美しく大きい。
菊は 季節を惜しむように
ちいさなスプーンか 箆のような花びら
こちらは先がくるっと巻いている
道ばたに伏して小菊の情けあり 風生
しらぎくの夕影ふくみそめしかな 万太郎
足もとのマリーゴールド いまだ元気で乾燥につよい。
12月というだけで、 なんとなく気ぜわしい。 車も人も走っている。
昼間の空はよく晴れて、夫は息子とrugby観戦。
おおきなテーブルにプリンターを運んで年賀状の印刷をした。
(上品なツリーは 近くのホテルで
妻として師走を知りしあはれさよ 岳陽
!!