想風亭日記new

森暮らし25年、木々の精霊と野鳥の声に命をつないでもらう日々。黒ラブは永遠のわがアイドル。

花びら舞う昼下がり

2010-05-16 15:11:10 | Weblog

昨日は気温が上がらず風が冷たかった。
花はゆっくりと開き、まだあちこちでいい眺めだ。
そして今日はやっとあたたかな春らしい陽が射し、やわらかな風が
吹き抜ける。
カメラを構えると風は止む。花吹雪の風情、残すのはあきらめて
ゆったりと眺めるだけでよしとしよう。

でも近くでバタバタしているのがいるな…。


だーれだ?


はい、着地! オイラだよん。
先週木曜日の診察で、このまま様子見ですねとドクターに言われた。
なんだか喜ばしい気持ちになったんだが、ベイビーはヒトの話を
理解したのか、いやはや活発すぎてドクターに「君って大げさ君だねえ」と
あきれた顔をされたが大げさなんじゃなくて、大ぶりなんです、元々。
ほそーく、ながーく、しずかーに(ではなく騒々しいが)生きててくれ。

先日用事で会った知人から聞いた変な話。
「存在感が薄れたね、きてた事に気づかなかった」とあなたに言われた
って喜んでましたねえ、彼女。すごくうれしそうにそう言ってた。
謙虚になったんだわとか言ってたなあ、それ言う?自分で。ね?

?…。

ハハーンと気づいて、ああそういうことあったなあと思い出した。
そして思い違いされていることに気づいて言った。
「だって彼女、絶対的に気にならないことがないって感じでしょ、
はっきり言って目障りなくらいでしょ、だから居たのにびっくり
したわけ。ぜんぜん気づかなかったから。で、ついそういうこと
言ってしまったんだけど。
でもそんくらいでフツー、平均ってことかなあ。あたりまえかも。
だけど話のとりかた、解釈がやっぱ彼女らしいねえ、自分のいい
ようにしか取らないもんね、メゲナイんだよねー常に。
その辺がやっぱスゲーっ、バリバリだぜって感じィー?
ちっとも薄くないよねー、ブアツイぜって感じ?」

二人でガハハハハと笑って、じゃあねと別れたけど、知人の背中が
やたら薄くはかなげに見えたのであった。
隅っこでもいいから、元気でいてほしいなあ、ずっと。
そんで、いつか花見に来てヘラヘラ笑っててほしいなあ。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする