想風亭日記new

森暮らし25年、木々の精霊と野鳥の声に命をつないでもらう日々。黒ラブは永遠のわがアイドル。

あわあわと芽吹き

2010-05-18 09:02:29 | Weblog
森ぜんたいが淡い薄緑色。山桜の薄桃色があちこちに混じって明るさを増す。
こんな景色、あったんだなあと見渡しながら歩く。
忙しく通りすぎて季節の大きな節目しか感じなくなっていて、細かな変化に気づかない。



見落としていることはたくさんあって、知らないことが知らないままに
そっと過ぎていくので気づかないのであった。
1メートルほどに育った苗木に、あんた誰? と聞いてみたりして
鳥が食べて落ちた種が根付いて育っているのにも、人の手など借りたりしていない。
みんな気づかれないまま、そっとそれぞれを生きている。

知らなかったのはわたしのほうである。
森にいると小さくなれて、気持ちがいい。
コメント
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