すごい勢いでテリトリーを拡大する西洋タンポポ軍団を地味に
根こそぎ取っていく作業、草むしりより大変である。
戦場ヶ原で外来植物のナントカを根こそぎ取る作戦を地味に
展開して成果があったというニュースをみて、やはりそうか
とあきらめて、地味地味根気必要撲滅作戦をはじめている。
夏のあいだじゅう、これ、続きそうな気がする。
はじめる先から負けている、気持ち的に。
春先に黄色がパッと咲く。なんにもない枯野に黄色が緑の葉と
ともに開いてくるのは明るい気持ちを誘う。
最初の2,3年はそんなふうにうれしさがあったのだが。
昨年あたりからヤバイかも…と気づいたのである。
遅かったなあ。
きっと来年も黄色がいっぱいになるんだろうなあ。
よって、一応春になったら「タンポポタンポポ」と喜んだ後、
作戦に着手しよう。憎き相手と思って眺めると春が台無しに
なるからな、余裕余裕、気のもちようである。
はい、咲きましたね、でも根こそぎ行きますよ、ごめんなさいよ。
とかいいながらやることにしよう。
そんなこと今から考えつつ、綿が飛んですごい風景になっている庭で
気をとりなおすのであった。ある種、妄想、現状逃避である。
バラの根元なんかに侵入しやがって…とか思うのがよくない。
はい、さようなら~と言って涼しい顔して根こそぎ、の方が
たぶん疲れないと思う。(先に負けている証拠である)