ロックンロールが一晩中流れていた昨夜。
ジョン・レノンの命日、30年という歳月に色褪せない。
どうしてなんだろう、若い頃よりも、いまのほうが胸に
沁みてくる歌声。歌詞の意味の前に、声が響いてくる。

わかっている人のこころは、泣いている。
わかっているから、悲しいわけじゃないのに、泣いている。
求めて群れた人は欲しがり、わかりたがる
けれども、彼らのこころが泣いていることを知らない。
彼らの幸福の分け前にあずかろうと群れているだけで。
わかりすぎると、泣けてくる。
こころが疲れ、からだが疲れ、泣けてくる。
そんなとき、彼らは日向のほうへそっと身を寄せる。
彼らの身体のぶんだけ、そこだけ、ほっかりとあたたかい。
泣いていたこころをゆるめてくれる。
他の誰も割り込めやしない、わかっている人の避難所。
泣いている人の手はやさしい。
そして、熱い‥‥カメの手も。
ジョン・レノンの命日、30年という歳月に色褪せない。
どうしてなんだろう、若い頃よりも、いまのほうが胸に
沁みてくる歌声。歌詞の意味の前に、声が響いてくる。

わかっている人のこころは、泣いている。
わかっているから、悲しいわけじゃないのに、泣いている。
求めて群れた人は欲しがり、わかりたがる
けれども、彼らのこころが泣いていることを知らない。
彼らの幸福の分け前にあずかろうと群れているだけで。
わかりすぎると、泣けてくる。
こころが疲れ、からだが疲れ、泣けてくる。
そんなとき、彼らは日向のほうへそっと身を寄せる。
彼らの身体のぶんだけ、そこだけ、ほっかりとあたたかい。
泣いていたこころをゆるめてくれる。
他の誰も割り込めやしない、わかっている人の避難所。
泣いている人の手はやさしい。
そして、熱い‥‥カメの手も。