想風亭日記new

森暮らし25年、木々の精霊と野鳥の声に命をつないでもらう日々。黒ラブは永遠のわがアイドル。

色無く私無く

2010-12-30 10:20:48 | Weblog
雪が降る前の静けさ。
しんとしている、けれどわたくしの耳に届いていないだけだ。



自我の壁がもろもろの音と声を遮ってしまうことを忘れないように。
耳に頼らずに、自身を過信せずに。

目を閉じ、聞かず、そのまま、そこに座していよ。
カメ先生が言った。
そのまま、聞こう思わずにそのまま。

神を感じたければ、そのまま。
「色無く聞くたなつものなく」を観ぜよ。
25日の講義はすばらしかった。それぞれに「在る」を考えた一日。
私を滅すなんて言ってませんよ、私は無い世界、そういう世界だ、
先天本紀に伝えられる神を説いてカメ先生がそう言われたのが
心にずっしりと響いた。

音楽が聴こえる今、うつつか夢か、それにこだわらない。
大事なことはもっと他にあった。
人は肉体を恵まれて「勝手」という不自由を得てしまった。
永遠の心まで、遠く遠く離れている。
そのことを自覚し、わたしはもう一度「響き」ある方へ進みたい。

雪、これから本格化の模様です。
コメント
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