Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

ウエズリーガーデン

2015-10-25 14:44:46 | ロンドン周辺

 

8月末の英国には珍しい暑い日にウエズリーガーデンへ行った。ここはロンドンから西南に当たる有名な庭園(植物園)でこの時期アリスの不思議な国をテーマにしたデコレーションがあちこちに見られる。時計をもって忙しい白兎、トランプの国では恐ろしいハートの女王が叫んでいる。あちこち歩き回ったけどアリスには巡り合わなかった。

 

 

 

 

 いろいろな銅像もあちこちに置かれていた中にこの翼を持った男はギリシャ神話のイカロスではないだろうか。

この広大な敷地には色とりどりの無数の花が咲き乱れているが、今一番盛りなのが西洋アジサイ。

 

  

 

 

 

 

花畑の一角に私たちの背よりも高いひまわりの林があった。ひまわりにもこんなにいろいろな種類があるのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 菜園では真っ黒のミニトマトや白いナス(英語ではその名にふさわしいエッグプランツ)

 

 この長ーい瓜様のはユウガオらしい。 最近では英国のどんなお屋敷に行っても目に入るのが盆栽、樹齢百年もしそうなのがずらっと並んでいた。

  

 巨大な温室には熱帯植物が大小はびこっていて、ボルネオのジャングルに行ったみたい。このランの花は何て素晴らしいのだろう。

 

 水底が見えない大きな池の一角、観光客がパンくずなどを投げ入れているが大きな鯉が岸辺を上がって争っている。こんなにひもじそうな魚もいるのだ。

 

 

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ロイヤルアカデミーのサマーイクスビション

2015-10-25 14:31:54 | ロンドン周辺

 

ピカデリーにあるロイヤルアカデミーは英国美術の中心でありここでは毎年6月から8月まで素人、玄人の出展する絵画や彫刻写真などが展示、販売される。

私も過去何度か見に行ったけれど、本当に素晴らしかったと思い出に残る作品が少なくてだんだん飽きてきていた。ところが今年は館内で写真撮影可とのこと、これはまた楽しい思い出ができそう。友達がメンバーで連れて行ってくれた。

まずはロイヤルアカデミーの前庭スクエアーの巨大な鉄のオブジェ、起重機で立ち上げに1週間かかったという。きっとそのうちにどこかの博物館か美術館の所有物になるのだろうがただバカに大きい鉄の森の様。

 

 

 

玄関を入ってアッと驚くのがこの派手派手な縞模様、なんでもれっきとしたデザイナーの作品で多色のビニールテープを張ったものだというからもっと驚いた。ここではみなさん必ず写真を撮っている。

 

 

各部屋によって壁の色まで変えてあり、以前は壁全体にびっしり飾られた大小の絵が今年は余裕をもって展示されてあった。

 

  

 

まずは入って一番目の部屋で気に入った作品といえば上の影絵のような絵、よく見れば板の木目が水面を表し、影のような幻想的な作品。その横の作品は立体的な森の中にいる白馬で、針金や羽、毛などいろいろなものを使っている。よくぞまあーこんな細かいことを!!!

 

 

これはグレイソン・ペリー のタペストリーで巨大な作品。後ろに映っている女性の大きさと比べてほしい。この人は13年前テートブリテンで行われるターナー賞を受賞した画家で少女趣味・女装趣味の中年男性。ターナー賞の授賞式にはピンクの少女のドレスを着て妻子同伴で出席した。やっぱり天才は普通の人とは異なる。このタペストリーでもよくぞこれだけの色とデザインでワイングラスのが本物みたいでただ唖然とした。

 

 

ロイヤルアカデミーのメンバーの作品で上の2枚は同じ画家によるもの。このようなオーソドックスな作品にはやっぱりほっとする。最近の作品には人目に付けば何でもいいというような、子供でもかけそうな作品が多い。

 

 

 上の抽象画の色彩が優しくて素晴らしい。

 

自転車競技のプリント、絵の下に赤い点々が見えるだろうか?プリントは何枚でもできるからこれはたぶん100枚限定として売りに出しているに違いない。赤い点々が購買者の数を表す。

 

 

 クジラや魚が空を泳ぎアフリカのUpside Down TREE や高層ビルのジャングルととてつもないそれでいて写真のような不思議な巨大な絵だった。

針金のコートハンガーから作られた仏像の頭部。この人の作品は巨大なゴリラや豹などの動物を同じ手法で作られてあり博物館に展示されている。

 

 

バベルの塔の現代版、みなさんいろいろ想像力がたくさんあって面白い作品。

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