9月27日は満月、この夜の月食は赤い月だと朝からテレビで話題になっていた。
夜中から始まるというので午後2時間も昼寝して夜に備えた。
夕方7過ぎに木の間隠れに登った月はあたりを照らすように輝いた名月だった。夜中1時まで天空に輝いている月は登り始めたころの大きさは無く、青味がかった明るい月だった。
1時過ぎから月の上部が欠け始めたが時間にしてもゆっくりだから夜空の下でじっと見ているわけにはいかない。
2時半すぎると下弦の月になって肉眼では左の月のようにしか見えない。ところがカメラのセッティングで影の部分が赤く映りだした。地球の影が月に影を落としているのだがどうして赤く見えるのだろうか。
3時半月は肉眼ではほんとに三日月になり空全体が暗くなっている。カメラではこんなに赤く丸い月が写っている。
4時15分前、肉眼ではほとんど見えなくなって期待に胸躍らせていた亭主はがっかりで早く寝ようと矢の催促、先に寝たら・・・と言おうと思ったけれど、自分が戸締りしないと決して寝ない亭主から急かされて撮影はここまでだった。
次は2033年というから生きて次が見えるならもっと高性能のカメラをなどと思ったりしている。