2年前アンドラのキャンプサイトに着いて同日、亭主は血尿がひどくて即入院になった。
その時世話になったキャンプサイトの主人ホセは私たちのことを覚えていてくれ、ポルトガルからクリスマスカードを送ってくれたね。と言った。
今回は2泊だけ、着いたその日は洗濯やシャワーでゆっくりし翌日無税のショッピングセンターへ出かけた。
今年買ったパナソニックのカメラは今までのカメラとバッテリーサイズが違っているためスペアーを探していた。英国のパナソニック・ショップで聞いたところ一個60ポンドぐらいするが今在庫がないと言われた。アンドラのカメラショップ2軒目でもっと容量大のバッテリーが一個50ユーロだという。ポンドにすれば36ポンドぐらい。有り難いことだ。
どこのショーウインドーでも冬の衣服や日用品の安売りディスカウントの展示の中にこのクラッシクカーがデンと納まっていた。英国車のオーステン・マーティンだとのこと。
あとはアルコール2瓶買っただけで、2年前に毎日行って昼食を食べたレストランへ行き
今回もお皿山盛りのサラダ、20種類ほどの冷野菜と冷肉のてんこ盛りで3.5ユーロ、
亭主はチキンのモモ肉に野菜とご飯で満腹、小雨が降りだした街を川渕に沿ってキャンプサイトへ戻った。
キャンプサイトへあと500メートルの道端に狭い牧場があり牛と羊が放牧されている。この狭い川沿いの谷間では土地の値段がとっても高いと思われる。とうとうこの牧場を切り売りするのか半分が工事現場になっていた。
アンドラは10世紀前後スペインが回教徒に侵略、支配された200年の歴史の中でも最後まで抵抗をつづけたクリスチャンの末裔で、20世紀のスペインの独裁者フランコ打倒の闘士にはアンドラが一番の逃走経路だったという。
言語はカタロンというカタロニア語でスペイン語に似ているが、バルセローナ方面へ行くと道路標識がスペイン語とカタロニア語の2重書きになっている。
バルセローナを首都とするカタロニア地方が昨今スペインから独立したがっている。ユーロ圏内でヨーロッパを一つの経済圏にするのにスコットランドやカタロニア、バスク地方はそれぞれ小さな独立国を望んでいるとは皮肉な話だ。
アンドラ2泊の翌朝朝霧の中をスペインへ向かって南下坂道を下ってスペインとの国境近くでディーゼルを満杯にした。税金なしだとディーゼルの値段も英国のやや半値に近い。
スペイン入国に際し国境税関に止められ、たばこの有無を聞かれただけで,車内検査はなかった