スペインのサン・セバスチャンから高速道路を走って、国境までの料金が2.35ユーロだった。距離にして約30km。高速道路と平行して国道も走っているがこの道100メーター毎にラウンドアバウトがあり本当にいらいらさせられる。
フランスの国境からボードー(Bordeaux)まで過去2-3回は通っているが高速道路は国境から約50kmほど北へ行ったBayonneまでしかなかった。はっきり覚えていないが最後にここを通った時にボードーまでの道路を高速道路に変えようと工事中だった。 そして手元の2014年の地図によれば高速道路(E5E70)は20kmくらい北に延びている。
フランス西部には山が無くどこまで行ってもほとんど平らで、問題ある我がキャンパーのエンジンには高速道路でなくても構わない。ところがまっすぐボードまで行こうと欲を出して高速を北に進むと20-30kmごとに料金徴収所があった。4回も払っていったいこの道路は全部高速道路になったのかといぶかったところで、カーナヴィをセットして高速道路を抜けたところがボードから100km南の田舎道だった。
フランスやスペインの広大な農地では散水機の規模が大きく長さにして100メーターはある。
田舎道も高速道路の料金支払いを逃れるために多くのキャンパーを見かけた。彼らはこれからスペインあたりへホリデーに行くのだろう。
ボルドーの町に着いたのは午後の4時ころ、カーナヴィの案内でキャンパーはまっすぐ一番忙しい街中へ入り込み、バス停や電車駅には帰宅の学生や主婦であふれかえっていた。そしてとうとうラッシュアワーの車に巻き込まれ、ボードーの町を出たのは2時間も経っていた。
キャンプサイトはボードーの北30kmくらいの田舎にあり、あいにく降り出した雨の中、サイトの指定場所に停車したときは本当にほっとした。この日は一日10時間もポールが運転していた。
ラッキーだったのはキャンパーの中からでもインターネットにアクセスできる無料のサーヴィスがあり、三日後のカレー・ドーバー間のフェリーを予約できたことだった。