スコットランドの3ヶ日目
ここは泊まっているコッテージ近くのLoch Garten (ガーテン湖)前日夕方この湖を通った時、遠くに2人が泳いでいた。
3日目の朝ガーテン湖は朝もやが立ち込めていた。
この日はハイランドの中心インバネスを通ってインバネスから南西37㎞のネス湖訪問。インバネスの町の真ん中を流れる川は、ネス湖からの水で川の名前もネスリバーとよぶ。
ハイランドでは真っ盛りのヘザーまたの名はヒースと呼ばれる。
もう終わり近くのファイアーウイード、花が終わると白い綿毛の種ができ、風で運ばれて繁殖する。寒さに強い野草でノルウエーの最北端の道端など、どこもかしこも激しいピンクになって咲き乱れていた。
ネス湖畔を南下すると細長い湖のちょうど真ん中位にある小さな村でトイレ休憩、村の駄菓子屋さんで娘は飴を何種類も買った。村の建物の煙突が面白い。
今年はスコットランドのほうが天気が良くて、この5泊のホリデー中も毎日良い天気が続いていたが、南のイングランドはずーと曇り空で寒い日々だった。
ネス湖の最南端 Fort Augustus (フォート・オウガスタス)はネス湖に流れ込むRiver Oich(オイチ河)とすぐ横にカレドニアン運河が作られていて、船の上下にはLock(ロック)と呼ばれる水門を開けて船が進行できるようにする。このロックはトーマス・テルフォードと言うエンジニアによってつくられたと看板が出ていた。
ヨーロッパにはこのような運河やロックが多い。世界で一番有名なのがスエズ運河とパナマ運河で仕組みは全く同じ。
さてここでネス湖半周の遊覧船に乗ったが、ものすごい多くの観光客で(この週末は8月末の連休だった。)デッキには座れなくて、下のガラス張りの部屋から外を眺めるつまらないものだった。ネス湖が有名になったのは幻のロックネスモンスターだけど居るわけない。おまけにこんなに晴天の時にはそんな幻影も浮かばない。それでガラス窓に描かれたモンスターなるものを水をバックに写しなさいとの、なんとも子供だましのツアーだった。
動いていたものは岸辺でアヒルにエサをやって、手なずけていたカップルくらいだった。
船内でのアナウンスによれば、今年のスコットランドは干ばつで、過去3か月でほとんど雨が降っていないため、ネス湖の水位が2センチは下がっているという。
イギリスやオランダ・ドイツは全く反対で、8月中あちこちで洪水が起きていた。
それでフォート・オウガスタで一番印象に残ったのがこのしゃれた門だった。
船には一組の日本人家族も乗っていたけれど、もし日本からスコットランドに観光旅行に来る人があるならば、ロックネスの観光船だけはお金の無駄だと伝えてほしい。