このウィークエンドはまれに見る晴天で、昨日の土曜日よりももっと素晴らしい雲一つない青空だった。
30分に一本しかないウイークエンドの電車でロンドンブリッジの駅へ向かった。
駅へ行くまでの道路わき、ウインターチェリーが満開。
この日はロンドンブリッジ駅で友達と落ちあい、タワーブリッジを通って、ドックランドへ向かう計画を立てた。
ロンドンブリッジ駅はこの10年間で全く見違えるほど近代化して、日曜のお昼近く電車が来るたびに降りてくるお客以外はガラーンとしていた。友達の電車も直通の電車がなくて、1時間も待ってやっとお昼近くに会えた。
ロンドンブリッジ駅のグラウンドフロアーからテームス河淵に出るとすごい景観。
この地域も過去2-30年で完全に近代化して、私と同年代の友達がこんなに変わってしまったことを知らなかった。この前に斜めにかしいでいるような建物は、すでに3-40年前に作られて昨年までロンドン市庁舎だったが、借り賃が高いためどこかに引っ越ししたそうで今は空き家になっている。
タワーブリッジとロンドンブリッジの間に停泊しているのがHMSベルファストと呼ばれる巡洋艦で1933年に英国海軍によってつくられた。1963年に業務を終え1971年以来、海軍歴史博物館としてオープンしている。後方の高層建築物はシティ(City)のオフィス街。
世界一有名な橋と言えばタワーブリッジ、長さ244メーター、2つの塔の高さ65メーターのこの橋は1886年から1894年に完成した。ときおり背の高い帆船が入口する時跳ね橋が上がる。
昔ロンドンブリッジを売るというニュースで、アメリカ人がこの橋と思って飛びついた。買ったのが古いロンドンブリッジだった。今でもアメリカのどこかの砂漠に置かれているという。現在のロンドンブリッジは鉄筋のしっかりした、何の変哲もない橋である。
橋を渡って右に折れたところから初めに見るのがセント・キャサリン・ドック(St. Katherine's Dock)でこのあたりは早くに開発されて、周囲の住宅地は非常に高価だそうだ。このディッキンス インは18世紀からのパブ・レストランで有名。
途中の住宅の前庭にきれいな桜が咲いていた。昨年3月3日の私のブログに載せた桜は寒緋桜だった。これはいったい何と言う名前なのだろう。
こんな素敵なフラットなら住んでみたいと思う。同じデザインの建物が3軒ならんでいた。
このあたり、1970年くらいまではドックに運ばれてきた荷物を保管する倉庫で、ドックが廃れてくると同時に、使用しなくなった倉庫を改造したフラットになっている。この建物もクレーン・ワーフと呼ばれるからにはクレーンで荷物の出し入れをしていたに違いない。
もう100年以上は経っているであろうパブ。こんなのがテームズ河沿いに点在している。
この巨大なフラットも昔の倉庫を改良したものと思われる。赤のバルコニーがこの建物をモダーンに変えた。
川渕の昔の倉庫は今では高級フラットに変わっている。
1990年代三角屋根のカナリーウォーフがロンドンでは一番高いビルディングだった。
振り返ってみればシティも高層ビルが目白押し、あちこちクレーンが見えるからには建築ラッシュは続いている。
カナリーウォフの前のスクエアーの噴水のある庭には
この2体の銅像。有名な芸術家ヘンリーモアの作品。
カナリーウォーフの中にはロンドンの有名店がズラーっと並んで地下と1階を占める。天気が悪かろうが雪が降ろうともこのショッピング街は関係ない。周囲の高級フラットに住むヤッピーたちのショッピング地になっている。この中にDLR の駅も入っていてバンクへも行けるし、私が帰るルーシャムへも20分でいける。
昔のドックを利用して、水辺にモダンなビルがたちならんでいる。
このビルの壁面はメタルの凹凸と光の印影を利用して素晴らしい模様を作り出している。友達と二人感心して眺めていた。
昨年の寒緋桜も貴方に教えていただきました。
この河津桜も初めて見ました。普通の家の庭で咲いてる特別な桜ですね。
ドックランドにはほかにも素晴らしいモダンなビルが建っていて、建築家たちが腕を競っている感じです。
今投稿、末尾に掲載されたビル、
波打つ外壁はアート作品ですね。
川面の照り返しなども反射すれば、
季節によって、天候によって、時間によって、
色んな顔を見せてくれそうです。
桜、河津桜に思えます。
イギリスは品種改良も進んでいるでしょうから、
何かと交配したものかもしれません。
では、また。