Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

再びポルトガルへーソリア(Soria )からロードN110へ

2018-03-21 23:39:07 | 再びポルトガルへ2017-2018

朝から晴天でキャンパーの窓を全開して走っても暑い。パンプローナからソリア(Soria )を通ってマドリッドの北東にあるキャンプサイトを目指した。この日の走行距離308㎞。

パンプローナからログローノ(Logrono)までの90㎞近くは無料の高速道路で快適に走った。 

 

 

 ログローノからソリアまで南下する道路は山道の2車線道路で、前にトラックがのろのろ走っていると追い越せない。そしてこの辺りは👀を見張るほどの巨大な岩山が相次ぎ、まるで巨人が大ナタを振るってまっすぐ切り取ったように見える。

 

 

 

 辺りの木々は黄葉し、これらはほとんどポプラの木らしかった。

 

 

ソリアを通り過ぎると周囲は平らな農地になり山もなく川もない乾燥地帯。

そんな平野の道路脇にハゲタカの群れ、すぐキャンパーを止めて数枚写真を撮ったところで、後方から車がやってくる。2車線道路では止まっておれないからすぐ発車させた。

この日は今までよりも短距離を行くからあまり急がなくてもよい。それで途中から引き返して道路わきの空き地に停車し、100メータくらい離れたところから写真を撮りまくった。

 

 

野原の真ん中に動物の死骸があるらしいが、あまりに多くのハゲタカに囲まれていて見えない。今までスペインで見たハゲタカは山の中ばかりで、こんな平野にこんなにたくさんのハゲタカがいたなんて信じられない。

 

鳥の仲間ではハゲタカと七面鳥が一番醜くいと思う。死肉を喰らい、いかにも ”俺のだ、いや俺のだ” とけんかしている浅ましさ。

 

 自然界の葬儀屋だが彼らがいないと自然のサイクルが狂ってくる。

アフリカのある小さな水源地に誰かが毒を注いで、水を飲みに来た動物が全部死んでしまった。ハゲタカも全滅してしまい、死骸を始末するものがいなくて、病気が蔓延したという。

こんなチャンスは2度とないだろう。残念だったのは三脚を持って行ってもう少し近くからヴィデオで写せたらよかったのに、望遠を最大にしてヴィデオでとると手ぶれが激しくて、見られたものじゃない。

この日は土曜日で着いたキャンプサイトはスペインのキャラバンでいっぱいだった。聞けば今日から4日間の連休だとのこと。子供たちが11時過ぎまで騒いでいた。

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