エリザベス女王様が亡くなられてもう1週間が経った。
亡くなられる2日前まで公務を全うし、100歳まで頑張って欲しいと思っていた矢先で、大変ショックだった。
この1週間BBC1 はほとんどニュースばかり流しているし新聞も一面全部が女王様の写真で飾られている。
私は誕生日が同じだったから、在英50年、同日誕生日のお祝いをしてもらえるのがとっても嬉しかった。それでなおさら女王様には親しみを覚えていた。
亡くなられた翌日からバッキンガム宮殿やウインザー城、バルモラル城には一般市民がお花を供えて哀悼のメッセージをささげている。
それで私も昨日木曜日友達とバッキンガム宮殿の裏のグリーンパークに置かれてあるお花を見に行った。お花は初めバッキンガム宮殿の前を埋め尽くしたが、遺体の搬送やお葬式の出入りに邪魔になるため、グリーンパークに移されたもの。
木曜日朝10時半、友達と待ち合わせのロンドンブリッジの片隅に置かれたオルガンにむかって、旅行者が素晴らしい演奏をしていた。この人はプロの音楽家らしくとっても素晴らしい演奏で、彼が終わった時は一緒に聞いていたポリスマン2人が盛大な拍手をした。
バッキンガム宮殿前にささげられたお花はビニールや紙で包まれていたが、お葬式が終わるとこれらのお花を集めてたい肥にするため、このグリーンパークのお花の飾り入り口では、たい肥にできないもの全部はがしてでなければどこにも置くことができない。
今年6月に在位70周年を記念する国民全部から愛され尊敬されていた女王様。
すべてのお花の中でもひときわ目立ったこの花束、王家御用達の花屋さんのマークが書いてあるとの友達の話だった。
帰るころにはますます増えてきている人の波、お花を持ってきても置くところが無くなるのではと思った。
人々の流れに身を任せると行きつくのはバッキンガム宮殿へ行く道、The Mall。
直接は行けなくてセントジェームスパークの中を入り大きく迂回しなければならない。
このセントジェームスパークの中にもあちこちお花が置いてありこんなかわいいぬいぐるみや、マーマレードサンドイッチが置いてあった。70周年記念のテレビで女王様がパディングトンベアとお茶のシーンで彼女のハンドバッグからマーマレードサンドイッチを出されたことを憶えておられるだろうか?
バッキンガム宮殿ではいつもの通りお人形のような衛兵が立っていた。
乗馬で公園内をパトロールするのは女性ポリスウーマン。
午後2時、チャリングクロス駅の横の歩道橋からサウスバンクに行くと、長ーい行列ができていて、中の一人に聞いてみた。2時間半かかってタワーブリッジ(有名な跳ね橋の)から来たという。あと3-4時間でウエストミンスターホールに横たわる女王様の棺に敬意を表することができるだろう。
私達も明日は並ぼうと約束したのに、夜中3時に眠れなくてインターネットで行列の進行状態を見てみたら、なんと行列はまた1マイルのテームス河ぶちの南に延長して、ウエストミンスターホールまで11時間半と言う。それですっかりあきらめて友達にキャンセルの連絡したのが8時だった。
英国民の女王様への敬意には感嘆する。
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