ブラァニー(Blarney)のキャンプサイトで ”バス停はまっすぐ歩いて20分で着く ”と言われて二人で歩き出した。田舎道をまっすぐに行くと遠くに面白い住宅並びが見える。写真を撮りながら20分過ぎてもバス停はおろか村も家も見えない。バスの時間は過ぎて次は30分後、それにしてもキャンプサイトの女主はこの道を歩いたことがあるのかしらと、ぶつぶつ文句を言いながら、坂道を下り、とうとう45分後に知らないホテルの前に出た。
ホテルでバス停のありかを聞き10分ほど待ったところで来たバスに乗ったが、どうも道を間違ったようだ。コーク市に向かって4-5Km程歩いたらしくバス賃も帰りより1.4ユーロも安かった。
帰りはバス停から20分でキャンプサイトにたどり着き、見ればサイトを出たところで右に折れるのを左に行ったばかりに大変な目にあった。今まで私は方向音痴ではないと自慢していたが、これですっかり自信をなくしてしまった。
コーク市はリー河(River Lee)が二手に分かれたその中州に出来た町で橋と教会の多い。町の通りには一応モダンな様式の街灯が立っているが、なんとなく工事現場の起重機が林立しているような雑然とした感じがする。
キリスト教には全然興味はないが、教会のステインド・グラスが好きで、見かける教会全部へ入って写真を撮った。聖者の絵が並んだものは誰だかわからないし、モダンな色彩や、絵柄が好ましい。
大きなビルの壁に貼り付けられた巨大なTシャツはここコーク州のフットボールチームのユニフォームらしい。
リー河の近くにモダンなオペラハウスとクロウフォード美術館がある。オペラハウスは閉まっていたが、美術館は無料で写真はフラッシュなしで可だった。ロンドンのロイヤル・アカデミー(王立美術館)のようにアイルランドにもIrish Schoolという美術学校があるらしい。展示されているほとんどはこの学校の作品だった。
左下はJohn Lavery(1856年ー1941年)の赤いバラとのタイトル。大変きれいな絵だ。右下はPatrick Hennessy (1915年 -1980年)の面白い作品でタイトルが”自画像と猫”まるで写真のようだがキャンバス地に油絵で描かれている。これが大変気に入った。展示されている作品はロンドンの小さな美術館と同じくらいかもっと少ないが、なかなか面白い絵も在った。
町の中心地の屋根つきEnglish Market は1881年に開業したという。なるほどロンドンのレイデンホール・マーケットによく似ている。新鮮な肉や、野菜などを売っていた。
昼食はこの近くのパブに入りチキンサラダを注文したところ大皿いっぱいの大きさのパンにサラダがどっさり入ったサンドイッチが出てきて驚いた。それにギネス1パイントも飲んだものだから午後は半分酔っ払って歩いていた。
町の北側の橋を渡ったバター博物館を見に行ったが、あまり面白いものはなくて、近くの教会を覗いたら日本人女性にばったり出会った。彼女はホームステイしながらコーク市の英語学校へ行っていたそうな。明日帰国だから一日町を見物しているとの事だった。
ロンドンで友達に彼女のことを話したら,皆 ”どうしてアイルランドで英語を習ってるの”と不思議がっていた。アイリシュなまりの英語になるかもよ と笑っていたけど、この私40年近くイギリスにいても、決して英国訛りにならず堂々の日本語訛りです。
この教会の周りにも数軒教会があり、下のきれいな教会の内装がとっても気に入った。
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コメントを入れて下さったのに今まれ見ていなかったのです。ごめんなさいね。
今日初めていろいろな方からコメントが入っていてとってもうれしかったです。
又くださいね。
お久しぶりです
お元気ですか?
れいこさんと一緒の写真掲載してくださったんですね
ちょっと恥ずかしやら、うれしいやら・・・
良い記念になりました
夢のようなアイルランドプチ留学でしたが
お写真を拝見しながら、楽しかった日々を懐かしんでいます
れいこさんにお会いできたのも、ラッキーでした
これからも、ご夫婦の旅、楽しみに、追いかけさせていただきます