Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

南アイルランドの旅 (16) Skibbereen

2010-09-08 18:04:54 | 南アイルランド旅行 2011

   

ゴルフコースのキャンプサイトには3泊したが買い物や散歩に行くにも片道4kmはきつい。もらった鯖はキャンパーの外で3枚におろして毎日鯖を食べていたが、野菜がそこをついた。上の写真はまるで魚屋さんのおばさんに見えるじゃないか。


 

4日目小雨の中をウエールズの夫妻に別れを告げて、南下することにした。ベア半島を後ろに50マイル南のスキバリーン(Skibbereen)にキャンプサイトがある。このサイトは9月15日に閉まるが私たちが着いた日は13日、ラッキーだった。フリーのインターネットがあり、久しぶりにロンドンの友達とスカイプでおしゃべりできた。
キャンプサイトは町の中心から1km、すぐ近くにリドルのスーパーマーケットが在って、欲しかった釣竿とリールのセットを安く売っていた。町の小さなつり道具店で重りや毛ばりなどを買い後は釣りやすい海辺を探すだけ。

この町から十数キロ離れた海辺に在るロック・ハイン(Lough Hyne)はダイヴィングが趣味の亭主が50年ほど前ここで大いに楽しんだところ。水がきれいに澄んだ、深い湖のようなロックは、一日2回の潮の満ち干で、海水が急流になって出入りしているという。

 


岸の案内版にも見られるがこのロックは魚介類の種類が豊かで、50年前誰もいないこの地で帆立貝をたくさん採ったという。ここは禁猟区になっていて,海洋研究所がこの一角にあるらしい。若かりし頃のことを思い出して、亭主はしばし感慨にふけっていた。


 

 

この日も小雨の降る暗い一日で、釣り道具屋のおばさんに教えてもらった海岸へ行ってみたが,釣りのできそうな場所がない。仕方がないから砂浜で重りだけつけた釣り竿を振って遠くへ飛ばす練習をしていた。
私にも魚釣りは50年ぶり、奥能登で駐在所廻りの父は魚釣りが生きがいだった。私が高校生の頃は兄弟が家を出てしまっていたから、父にとって遊び相手は私だけ、田舎の人たちは”駐在の娘は男か”と噂をしていたそうだが、父のバイクの後ろに乗って魚釣りに走り回っていた。

この海辺の一軒の家の庭にフレンドリーな馬がいて、声をかけたらびっこを引きながら近寄ってきた。見れば後ろ足に大きな傷があり骨まで見えている。ここが英国なら動物愛護協会が黙っていない。飼い主もせめて包帯ぐらいして蝿から傷を守って欲しいものだ。


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