ゼーガペイン #18 「偽りの傷、痛みは枯れて」

2006年08月03日 20時45分07秒 | ▼映像作品・番組
来週あたり、キャンプツーリングに行きたいren.です。
私用で出かけるついでもありますし。


さて、風雲急を告げている「ゼーガペイン」。

なんでもありの復元者・シンによって、カミナギの失われた幻体データは修復……でも感情はアルティールに置いたまま。
おかげで舞浜サーバー内のカミナギは、すっかり無感情キャラに。

それでも、ウィリアム・テルとロビン・フッドの間違いを、冷静に突っ込めるくらい、人格は変わっていないようですが。

ところで、観ていたビデオにガン=カタがあって笑っちゃいました。

それでも、アルティールに乗っている時は以前と変わらない、明るい性格のカミナギに。

カミナギ「またね……」

エンタングル・タイムアウトで光と消えつつも、キョウちゃんに笑顔でキスをするところあたり……切ない。
  キ~スし~てぇグッバ~イ~♪。・゜・(ノД`)・゜・。

またある日の偵察任務、百合の花が咲き乱れる花畑に着陸するアルティール。
花に触ろうとしたカミナギの手はノイズとなってしまい、触れることが出来ません。

カミナギ「本物って……この花にさわれる人のことをいうんだよ。
      この本物の世界に生きている人のことをいうんだよ」

あの"復元者・シン"のように……。

そこを襲撃してくる、ガルズオルムの無人メカ。

キョウ「俺たちがニセモノだと!?俺たちが幻だと!?
     お前らなんかが、本物であってたまるかー!!」

……戦いがすみ、焼け野原となった花畑。

カミナギ「私たち、こんな風に散ることも出来ないんだね」

キョウはそれを否定し、自分たちが"本物"の人間になる日を心に誓います。


OPの映像で、キョウだけが魚に分解されます。魚は、死生観の具象としては「生」なのだそうです。

カミナギとシズノは鳥に分解されます。EDではシマやウーフェイも、鳥の群れをバックにしています。鳥は同じく「死」の具象。

さらに、女性陣の映像にかぶるのは、花と蝶。コレも両方とも、「死」の具象です。

番組が始まった当初、この"不吉さ"がものすごく嫌でした。
しかし、話が進んでくるにつれ、それがしっかり話に絡んできているであろうことがわかってからは、むしろ好きなOPになりましたね。
歌の歌詞も、ちゃんとストーリーに掛かっているようですし。


それを踏まえた今回。

いまだ拭いきれない全滅エンドの影を、キョウちゃんという「生の象徴」が、必死にどうにかしようとしてくれている……そう感じてなりません。

何せ、他のキャラクターたちは、「死」に取り付かれてしまっていますから。


来週は、いよいよシズノとシマが裏でやっていたことがなんなのか、それがわかりそうですね。

本当に、謎の提示と解決、そして新たな謎の提示がうまい脚本で、まったく飽きません。

……最初の4話くらいは辛かったけどね(w

コメント
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