スカパー!でWWEを1年分、積み録してしまったren.です。
そのうち観なきゃと思いつつ、1年分も溜まってしまった……。もう、今月一杯でJスポーツは解約しよう(w
さて、部屋の棚をいじっていたら、懐かしいゲームが出てきたので「マイユー」で取り上げます。
● 「サイレント デバッガーズ」
PCエンジン(1991) データイースト
はい、今じゃなかなか手に入らないであろう、PCエンジンの名作です。
でも、DECOゲーの宿命として、知っている人は少ないかも(w
舞台は未来。人類が外宇宙に足を伸ばした頃。
世界の裏では、「デバッガー」と呼ばれる賞金稼ぎが暗躍していた。
主人公は相棒のレオンとともに、巨額の財宝が眠るという貨物ステーション「ゲイン」にやってきた。ここに足を踏み入れたデバッガーは、誰も戻ってこないという噂がある……。
果たして、彼らは内部に閉じ込められ、そこをさらにモンスターが襲い掛かる。100分以内に全てのモンスターを排除しなくては、ステーションは自爆する……!!
ゲームは3Dダンジョンを進むFPS(一人称視点シューティング)。
「ゲイン」は6階構造で、コア・ブロックがエレベーターになっており、各階の周囲は迷路のようになっています。
コア・ブロックの倉庫で武器や弾薬、バッテリーを補充しながら、迷路に潜むモンスターを探し出し、倒していきます。
各階のモンスター全てを排除すると警戒が解除され、上の階に進むことが出来ます。100分以内に全フロアを攻略すればクリアです。
ゲームで行動中は、音楽が一切ありません。その代わり、サウンドセンサーの音だけが「コン・コン・コン……」と鳴り響いています。
この音は、モンスターが遠ければ小さくゆっくりで、近づくほど早く大きな音になります。しかも、ステレオに対応しているため、左右の音源によって、モンスターの位置まで知らせてくれる優れものです。
簡単に言えば、映画「エイリアン2」の雰囲気です。
特に、入り組んだ迷路で最接近の音が鳴り響いているのに、モンスターの姿が見えないときなど、まさにアレです。天井からは襲って来ないけど(w
しかし、物陰から突然現れるモンスターを、怯えながらも追い詰める雰囲気は、まさにアレです。
このゲームをやるときは、ヘッドホンが必須です。のめりこみ方が違いますよ。それに、その方がモンスターの位置を判別しやすいですしね。
もしゲームを手に入れられたら、次のことに気をつけて遊んでください。
迷路は、上の階に行くほど複雑になっていきます。とはいっても、各階の壁の配置にはパターンがあります。マップを開けば、すぐ理解できるでしょう。
しかし、歩き始めると確実に道に迷います(w
コツとしては、いわゆる「右手(左手)の法則」で進めば、コア・ブロックへのハッチの場所を見失いづらいでしょう。
モンスターに追いつけなくなったり、方向を見失った場合は立ち止まりましょう。奴らもリアルタイムで移動していますから、いずれセンサーに反応するようになります。特に赤いモンスターは好戦的ですし。
基本的には、スタート地点の「コンピュータールーム」から「Gブロック・ガンルーム」を通って、弾丸を補給してから迷路へ突入。帰りは「Cブロック・バッテリーチャージルーム」を通って、充電してからコンピュータールームに戻る、という行動をとると、時間の無駄になりません。
武器は、始めは実弾系のモーターキャノン&グレネードランチャーで。赤や紫のモンスターにはグレネードを使い、補充できなくなったら、メガビーマーに持ち替えましょう。照準は真ん中から動かさなくて結構。
アイテムは、オートチャージャーとマズルアダプターでOK。
紫のモンスターが出ても、サウンドセンサーVer.2に頼るより、「ブルスコー」という声で探して、コアブロックに追い詰めて倒した方がいいです。
緑のモンスターの情報がレオンから入ったら、すぐにマップを確認して、反応のあるブロックに急行してください。落とされると、いいことはありません。CとGが落とされたら、リセットした方がマシ。
バッテリーは2つあり、セレクトボタンで切り替えることが出来ます。コレ、気づかない人多いんですよね。
ダメージを受けても、2つを切り替えれば、まず大丈夫ですし、オートチャージャーがあれば無敵です。
このゲーム、私はPCエンジンのゲームの中では、一番遊んだんじゃないかな。慣れると小1時間でクリアできるようになりますし。
それに、緊張感と爽快感に酔いしれられるという点では、いまだに追随できるゲームがありません(個人的には、ね)。
展開は秘しますが、最後に画面には「To Be Continued」の文字が出ます。しかし、結局その夢はかなわず、データイーストは破産。
でも、今、リメイクしたとしても、普通のFPSになっちゃうんでしょうね。
このゲームはPCエンジンのグラフィック、操作の単純さがあったからこその名作だったといえます。
昨今リメイクされたゲームが、まったく違うものや、ゲーム性の違うものになってしまっているのを見ると、そういう思いが強くなります。
懐古趣味……といわれればそこまでですが、"ユーザーの手に届くゲーム"のひとつの究極として、このゲームを上げたいと思います。
もし、DSでリメイクされたら、「メトロイド・プライム」みたいになるのかな。それはそれで遊んでみたいけど、それはメトプラであって、デバッガーズじゃないよなぁ……。