やはり寄らなきゃ「萱野茂二風谷アイヌ資料館」。この耳鳴りがするほどの静寂が心地いい。
……なんか、さっきから館内でアブに追われているんですが(w
-追記-
写真はマンタリ(前掛け)。
資料館の中には、萱野さんが生前集めた民具がたくさん収納されています。
タマサイ(女性の儀礼用首飾り)。
イナウ(枝幣)。
木の棒を削って房を作ったものです。カムイへの想いや願いが込められています。これをカムイモシリ(カムイの国、天界)に運ぶのが、ハシナウウクカムイ(ミヤマカケスのカムイ。
アミプ(着物)。
刺繍模様は袖、襟、裾にされます。これは着物の中にウェンカムイ(悪いカムイ)を入れないためのおまじないです。
テクンペ(手甲)とマタンプシ(鉢巻)。
刺繍は女性の仕事です。
模様の入ったマタンプシは本来男性用のものでしたが、実際には女性も着けることがあるようです。
マキリ(小刀)。
一方こうした彫り物は男性の仕事。
タシロ(鉈)。
男性は猟のとき、左右の腰の位置にマキリとタシロをつるします。もしクマに襲われても、どちらかを手にすることが出来るわけです。
表にはチセ(家)が創られています。
チセの中はこんな感じ。
こちらは水力で動く粉引き小屋。
鹿威しの原理で杵が動きます。「ざばぁっ、ドスン」という音が暑い中涼しげです。