トロピコ3

2011年10月20日 19時23分31秒 | ▼ビデオゲーム

昨夜、「ウルトラゾーン」を観たren.です。
姿はそのまま、性格は擬人化された怪獣が、社会生活の中に紛れ込み馴染んでいる世界観。
ウルトラ怪獣紹介番組なのですが、むしろ知っている人向け。
予想以上に馬鹿馬鹿しくて面白かった。

それにしても、サドラって妙に優遇されているよな。
平成シリーズでも複数体で登場したりするし。
シンプルなデザインだから、着ぐるみが作りやすいのかしら。

 

さて、今日は先日、友人にプレゼントしてもらったゲームを紹介。
まだキャンペーンゲームで島を2つ攻略しただけですが。

● 「トロピコ3」 XBOX360(2010)ラッセル
https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/75/1d8a4f84b0fcd73e9f458984fee063de.jpg?random=bc9f9b291cf4b053701ba1be259e0240

舞台は冷戦時代。
カリブ海に浮かぶ島に"独裁政権"を樹立し、開発していくゲーム。
Xbox360版ではデフォルトアバターの名前はぼかされていますが、PC版だとゲバラやマルコスなど実名なんですよね。

アバターの性格によって、住民や政治や派閥、アメリカとソ連への心証が違い、それらをなだめすかしながら税や支援金を手に入れ、建設や開発に使ったり、選挙に向けて政治活動に使ったり、スイス銀行に貯金して私服を肥やしたり出来ます。
そして、始めは文明から程遠かった島を、一大リゾートにしたり、軍事基地だらけにしたり、思い通りの風景をつくっていきます。

しかし、一見、「シムシティ」系の都市育成に思えますが、実は「ポピュラス」に近く忙しい攻略ゲーム。
キャンペーンでは「一定量の産物を輸出する」とか「一定期間政権を維持する」といったクリア目的があり、さらに時間も結構早く進む(最速だと1ヶ月が10秒ほど)ので、あまり悠長に構えていると、時代の波翻弄されるだけでまともにゲームが進みません。
特に資本主義や共産主義、宗教信者や国粋主義車などといった政治派閥のご機嫌は、建設する物件や政治布告といったものに敏感に反応し、さらにそれが住民の士気にすぐ反映されるので、まさに解けないパズル状態。
恐らく、初見プレイではわけがわからない人が多いはず。
実際、私もそうなりました(w

その原因は、説明書。
確かに複雑なようでいて、その全てが単純な操作で解決できるのですが、それがわかりづらい。
しかし、説明書だと、それがよくわからないのです。
なので、ニコ動に有志があげている初心者向け紹介動画を観る事をお勧めします。

▼ 【実況】トロピコ3入門講座Part1

ちょっと長い動画ですが(1本40分以上、全3本)私もこれを観て、ようやくその点に気づいたくらいですので。
紹介動画としても雰囲気をつかみやすいので、興味のある方は観てみるといいでしょう。

また、元々PCゲームだったものを、そのまま移植したようなものなので、パッドでは操作しづらいという問題点もあります。
特に建設のときには建築場所が視点的にわかりづらい。
真上からの見られれば問題なかったのに、なぜ出来ないのかな。
あと、個人的な問題で、パッドのアナログレバーの遊びがおかしいため、勝手にカーソルが動いてしまって困る(w

さらには、表示される文字も小さすぎるため、細かい字が潰れてしまって読めない。
私の32型HVテレビでも読みづらいくらいですから、20型以下では判別不可能かも知れない。
ウィンドウの位置も悪く、PCのように移動も出来ないので、表示が重なってしまうと下が参照出来無いという問題も。

それでも、ゲームの雰囲気は最高です。
風景は美しく、国民が歩き回り仕事する姿が確認できたり、その一人一人が別々の思考を持っていてそれを聞きだすことが出来たり。
また、ゲームBGMは南国気分を盛り上げるサルサで、時折流れるラジオ放送もシニカルなジョークが混じり笑ってしまう。

経営ではなく政治というテーマのため、ともすれば重たい雰囲気になりそうなところを、軽妙なノリにしているのはさすが洋ゲー。
その語彙をうまく日本語で伝えているメッセージの翻訳も優秀です。
政治経済の勉強の教材としても、政治家の政治手腕を見るにも、ぴったりのゲームといえるでしょう(w

コメント
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