ようやく日曜日の雪かきの疲れが取れてきたren.です。
身体の痛みも寝落ち覚悟な眠気も引いてきた。
まあ、歳の所為もあるだろうけれど。
●「サムライスピリッツ」 内藤康弘/徳間コミックス
その昔、「ファミリーコンピューターmagazine」で連載していたマンガが復刊。
作者は内藤康弘で、「トライガン」が上梓されるのは翌年の話。
そちらで急激に人気が出たため、旧版単行本は一部でプレミアム化しました。
私も持っていたんだけど、友人に借りパクされたorz
復刊された版型は、22.2x18.4x1.6cmという特殊で大型なもの。
知らなかったので届いたときに、「おぉっ?!」っと声が出ました(w
内藤さんの絵柄は荒々しさと繊細さが入り混じっていますから、じっくりと見られてこれはうれしい。
表紙は書き下ろしで、旧コミックスや他媒体で使用されたカラーイラストも収録。
ストーリーは覇王丸が主役。
一応、ゲームストーリーを踏襲していますが、天草側の配下として"来須十二人衆"なる異形の者たちがいたりと、オリジナル部分は「トライガン」の"ガン・ホー・ガンズ"のプロトタイプともいえるのかもしれません。
途中ナコルル、右京、十兵衛と合流し、その他の面々は最終回で顔見せ程度。
オリジナルの同行者として、孤児の小綱(おづな)がいますが、おそらくこのキャラクターは「斬紅郎無双剣」から登場の緋雨閑丸のイメージソースの1つとなったのではないかと思っています。
最終戦での装いは、経文の書かれたタスキに尻尾髪、背中に刀(閑丸は太刀)と閑丸そのものですし。
帯を見ると「サムライスピリッツ 20周年」ということでの復刊のようですが、最初のNEO-GEOでのゲームは1993年の稼動ですので1年遅いぞ(w
私もこのゲームにははまりまして、そのために家庭用NEO-GEO(ROM版)を買って、ソフトも「天草降臨」までは買っていました。
PS版「新章 剣客異聞録 甦りし蒼紅の刃」辺りから、なんだかおかしなことになってきて、それ以降はノータッチ。
アーケードの「侍魂(64)」は、ちょっとやったけど。
キャラクターデザインの白井影二さんが、当時の世相や衣装に大変こだわりがあったのが影響したのか、とにかく現実の歴史からはみ出さない程度にファンタジーな世界観にこだわりがあったのが魅力でした。
その証しか、白井さんがSNKを離れた辺りからトンデモ度が増したような気がします(w
過去に出たSNKゲームの画集などでは、膨大な数の研究スケッチが見られます。
白井さんがその後、米良仁という名前でガチムチ系の漫画家になるとは思わなかった(w
思えば、ズィーガーとか楽しそうに描いてたもんなぁ。
当時からアイヌ文化オタクだった私は、もちろんシリーズ通してナコルル使いでした。
まさか、ゲームセンターでアイヌ語を見る日が来るとは思ってなかった(w
今でもネットでアイヌ文化の話題になるとナコルルの名前が出るくらいですから、アイヌの知名度を上げた効果は間違いない。
少女キャラ=軽量という図式にのっとり、基本的にダメージに脆く攻撃力に乏しい特性でしたが、「斬紅郎」ではやたら強かった。
多くのナコルル使いにとって「"斬ナコ"は夢だった」と言われるほど(w
ラスボスの斬紅郎にすら開幕から大斬りキャンセル・レラムツベが2回連続で入り、それだけでピヨリ確定(あとは大斬り1発でKO)だったもんなぁ。
20年か……。
そりゃ、歳もとるわ。
生駒治美さんや神谷けいこさんって、今なにやってるのかしら。
久しぶりに「ねおちゅぴ」引っ張り出してこようかな。