マクロス30

2016年09月08日 21時25分47秒 | ▼ビデオゲーム

3DS「サバクのネズミ団」をDLしたren.です。
まだ序盤だけど、なるほど時間泥棒な放置ゲームだ(w
そのうちレビューします。

● 「マクロス30 銀河を繋ぐ歌声」 PS3(2013) バンダイ/アートディンク
https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/98/7e7af2de5bacbdb2bf9cf2c0baf2f409.jpg?random=3337e5dcc4481b1bfb512d3d30144168

ジャンルは"フライトアクションRPG"……新しいっ(w
アートディンクは「マクロスエースフロンティア」以来バルキリーゲームを作り続けており、これはその集大成。

▼ PS3「マクロス30~銀河を繋ぐ歌声~」本告PV

ゲーム内容はこのPVどおり。
バルキリーに乗って問題を戦闘と収拾で解決していく、基本的には"おつかい"ゲーム。
しかし、これはマクロスファンにとっては夢のゲームの形ですね。

初代「マクロス」から劇場版「マクロスF」2作までを取り扱う内容。
まあ、相変わらず大人の事情で「マクロスII」はハブられてますがね。
イシュタルはともかく、メタルサイレーンがないのが哀しいところ。

バルキリーもVF-0からVF-29までバリエーションも豊富。
さらにはゲームオリジナル、30周年ナンバーを関したVF-30も登場。
さらにケーニッヒ・モンスターもありますし、クァドラン・ローやリガードからゼントラン兵のパワードスーツも搭乗可能。
残念ながらデストロイドメカやグラージはありません。
それぞれについて、戦闘やミッションに使用することでチューンポイントがたまり、自由にパラメータを増減可能。
ポイントさえ稼げば、VF-29よりも強く使いやすいVF-1も可能。

パイロットは、プレイヤーは主人公であるリオン固定で、乗機は自由。
僚機として2機を指定することが出来、歴代バルキリーパイロットや、ゲームオリジナルキャラを指定可能。
ただし、乗機は固定。
コ・パイロットとして歴代歌姫やオペレーターを自由な組み合わせで乗せることが出来、歌で固有のサポート能力を発動させられます。
もちろんオリジナルキャストでフルボイス(ただし、輝は野島健二さん)。

ゲームパッドの全ての機能を使い切る操作系ですが、慣れれば自由自在な戦いが出来ます。
空中戦では、ファイターで旋回しつつマイクロミサイル連射、バックを取ったら追尾ミサイルを撃ち込みつつレーザー機銃を併用して撃墜。
移動しない攻撃目標には、ガウォークで周囲を旋回しながら、反応弾をぶち込む。
地上から離れない敵には急接近したところでバトロイドに変形し、すぐさま鉄拳制裁。
こうした動きが感覚的に出来るようになります。

今までのマクロスゲームでは、どうしてもガウォークが便利すぎる帰来がありました。
その点、このゲームでは遺跡や地下施設での戦闘はバトロイドが大活躍できます。
ガウォークより小回りが利きますし、ダッシュとジャンプを連続で行うバニーホップを覚えれば、移動や回避も楽々で快適です。
まさに可変戦闘機の本懐を遂げられるゲームがついに(w

現在放送中の「マクロスデルタ」では、やけにファイターでの戦闘が多く不満の声も聞こえますが、このゲームをやればオープンエアでの戦闘はファイターに勝るものなしであることがわかります。
そもそもスピードが速いので攻撃を回避しやすいですし、ドッグファイトでは射線追尾する機銃や、脚部を大振りなベクタードノズル様として使うエアブレーキがとにかく優秀。
追加パックやゴーストによる戦術を使えるようになれば、ボスクラスだろうが一方的に撃破できます。
なお、初期設定である操作モードの"ノーマル"はロックオンした敵を視界に捉え続ける「スカイガンナー」方式ですが、普通のフライトSIM的な"リアル"は、このゲームでは色々と不利です。

物語もマクロスファンならば、まさにifの出会いが楽しくてニヤニヤ出来ます。
時を越えたノーム家の出会いや、輝とマックスの再会には、私も爆笑させていただきました。
あと、全体的にバサラの扱い(w
さすがの脚本担当は小太刀右京さん。

ゲームヒロインの一人であるミーナには、マクロス30周年にあたって行われた「ミス・マクロス30コンテスト」でグランプリに選ばれた千菅春香さん。
これがデビュー作とは思えないほど堂々とした演技と歌声で惚れます。

というわけで、マクロスファン必携ともいえるゲーム。
ただ、不満がないわけでもない。

どうやらこのシリーズではお約束となっているらしいのですが、とにかく高度制限が低い。
まあ、マップ自体がそう広くないので仕方がないのかもしれませんが、戦闘しているとすぐに頭がついてしまい、操舵に影響が出てしまうのはストレスを感じました。
慣れると逆にそれを利用してインメルマン・ターンとかできるようになりますけど(w
でも、その所為で天辺を超えることの出来ない山や浮島のオブジェクトがあるのは、ちょっと萎える。

マップは進行によって3エリアあり、その行き来は切り替え式。
諸島、砂漠、雪原と、地形にもそこそこにバリエーションがあるのですが、やっぱり少ないよね。
ストーリーで制限されているとはいえ、宇宙に行けないのも残念だなぁ。

どうしても歴代メカがそろうと、古い機種ほど弱くなってしまうのはお約束。
しかし、改造しだいでその差が埋められるというのは旧機種ファンにはうれしいところです。
ただ、バリエーションで補っているとはいえ、兵装が固定なのは残念。
兵装選択もそれぞれで出来ればよかったのに。
VF-1にアーマード・パックがないのは、仕方がないとはいえ残念(w
でも、代わりにWストライク・パックがあるから許す。

一部のキャラの仲間入りや、バルキリーの最大改造などが2周目以降限定というのは、まあ、いいや。
面白いから周回プレイも苦にならないし(w
ただ、サブミッション(関節技ではない)までこなすと、結構時間かかるんだよね。
1周目は全バルキリーの改造も含めて、70時間オーバーになったし。

ストーリーは章立てになっていますが、章の幕間でセーブできないのは困りもの。
「今日はここまで」とセーブしづらい。
セーブ可能になるのが章の頭の説明会話の後なのも、ストーリーモノとしてどうかと。

その他にAI僚機がいまいち活躍してくれないのは、この手のゲームじゃ仕方がないかな。
次は「Δスクランブル」が出るし、アートディンクには更なる進化を願いたいところです。
つか、ムービーや立ち絵を流用しすぎなのは、どうかと思うぞ(w

あとは、カラーリングは自由にさせて欲しかったかな。
正直、用意されているものはダサい。
なんでチェック柄なんてあるんだよ……。

コメント
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