どうも、ren.です。
今日は日差しがほとんどないのに蒸し暑いだけで28度に達しました。
明け方まで派手に雷を伴う雨だったのと、近づいている台風の影響ですね。
日が暮れても外気温が落ちていないなぁ。
さて、先日出かけた折、古本屋でこちらを購入。
● 「福島鉄平短編集 スイミング/アマリリス」 福島鉄平/YJC
最近、「となりのヤングジャンプ」にて「ボクらは魔法少年」を連載中の福島さん。
「サムライうさぎ」の作者とは思わなかったよ。
連載当時、友人に進められたのですが、当時は個人的にピンとこなかったのですが、今では絵や作風がずいぶん違っていますよね。
短編集には、そのターニングポイントとなった作品が載っていると聞いていたので、丁度いいタイミングでした。
2冊の発売順は、「アマリリス」が先ですが、収録作品は「スイミング」の方が古い。
「スイミング」収録は2010年からの短編。
多くはまだ「サムライうさぎ」の作風が残っている絵柄ですが、少女マンガの趣が強くなっています。
そして2013年に発表された「きらわれものマギル」で、作風ががらりと変わります。
あとがき漫画によると、福島さんの元々の絵柄に近いのだそうです。
さらに、「アマリリス」に収録された2014年発表作品では、話も大人向けに。
表題作である「アマリリス」では、女装少年風俗店に売られてしまった少年の友情と悩みを、「私と小百合」でも女装による二重生活を、「ルチア・オンゾーネ、待つ」では孤児となった貴族少女の絶望の経験を描いています。
あとがきを読んで伺うに、福島さんは"雑誌に合わせた作品を描く"ことに長けているんですね。
ただ「アマリリス」は描くタイミングをうかがっていたようなので、好きなのはこの作風なのかも。
そして、現在連載中の「ボクらは魔法少年」に繋がるわけですね。単行本は9月初めに発売。
いずれ、もう1冊の「こども・おとな」も買おうと思います。