どうも、ren.です。
今日はフランス革命記念日だそうで。
……しまった、昨日のエントリは今日やるべきだった(w
● 「事故物件怪談 恐い間取り 3」 松原タニシ 二見書房
「怖い間取り」も3巻目。
今回は8件目から14件目に入居。
特に14件目がメインで分割して本の最初最後を飾るという、「キノの旅」的仕様(w
ただ、この14件目、事故物件中の事故物件。
弟が兄を殺し、機動隊が突入する前に弟も自害。
内見の段階で家中の血痕はそのまま、当然一切クリーニングされていない状態。
タニシさんはそのままその物件で三か月を過ごします。
そして「死る旅」で事故物件や人の死、そこに住む自分の意識について悩み考えたタニシさんが、また新たな境地へと達します。
今巻はコロナウィルスまん延による自粛生活の影響も。
沖縄に借りた2件の事故物件がほとんど訪れられないまま解約となったり、逆に8件目の事故物件で"お家時間"を長く過ごさなければなくなったり。
そのためか、この8件目では「トイレにおばあちゃんの匂いが立ち込める」という話はタニシさん出演の番組でよく耳にすることになりました。
取材した実話怪談では、事故物件怪談よりも"おかしな物件""なぜか何か起こる物件"という話が多い。
なぜか住んでいる(板)人が妙に冷静で、諦めや受け入れの境地に入っているのが怖い(w
事故物件とは全く関係ない「心の間取り」、最短1ページの「火事だ」、怪奇現象より卒業が大事な「オーブvs卒論」、なにか予想もつかないところから殴りつけられるような不思議な話で個人的には好きです。
あと、物件にあらわれる幽霊にレア度を付ける「幽霊ガチャ」は、笑っていいのか恐がるべきなのか(w
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