どうも、ren.です。
今日は札幌シネマフロンティアで、映画「トムとジェリー」を鑑賞してきました。
ただ、月初めなうえに、春休みで孫を連れたおばあちゃんで満席。
自動発券機では席も残り少なくなっていて焦りましたが、通路沿いをゲット。
すでに一松着席でもなく、座席はぎゅうぎゅうで、こんなに満席なのはいつ以来か(w
ただ、鑑賞マナーは最悪でした。
パリパリ音を立ててチップスを食うガキお孫さん。
飽きてスマホを使いだすババアおばあさま。
私の座席の背板を貧乏ゆすりでコツコツ蹴り続ける後ろのあんちゃん若者。
暗闇を走りまわるジャリキッズ。
終演したら、床一面に巻き散らかされているポップコーン。
こんなにひどいのは映画館で映画を観始めて初めてかもしれない。
何度かマジで注意しようかと思いましたが、我慢。
あまりいい思い出にならないなぁ。
まあ、それでも映画はおもしろかったですよ。
パンフ。
仕掛け絵本のようにページに穴が開いていて面白い。
残念ながら字幕版は夕方1度のみの上映ということで、劇場では数度しか体験していない日本語吹き替え版で鑑賞。
水瀬いのりや木村昴、大塚芳忠や千葉繁などなど、かなりしっかりした声優陣。
霜降り明星の二人も声の出演をしていますが、言われなきゃ気づかないほど上手かったです。
なお、トムとジェリーだけはしゃべりません。
元々、旧作でもしゃべりませんからね。
日本でのTV放送では八代駿さんや藤田淑子さんなどのお歴々がcv.を付けていましたけど。
ストーリーはファミリー映画の王道。
明るくカラッと笑えて、ちょっと感動できるハートフルストーリー。
なお、このトレーラーの冒頭シーンは本編にはなかった(w
見どころは、まったく違和感なく、現実の風景にカートゥーンの動物達が存在していること。
トムがジェリーを追いかけて、オブジェクトを倒したり壊したりするシーンも、どこが合成でどこが実景か全くわからないレベル。
個人的に舌を巻いたのは象が町中を暴走するシーンで、壊されるCGカーと壊されないエキストラカーの区別がまったくつかなかったこと。
トム達のキャラクター像はハンナ・バーベラ版とジーン・ダイッチ版のいいとこどりという感じで、かわいさとりりしさの両方を兼ねそろえています。
チャック・ジョーンズ版の要素はありません。
ちなみに、途中でMGMアニメのあの有名キャラもひっそり登場。
歴代旧作のギャグがたくさん散りばめられており、記憶にあれば「このジェリーのトムさんへの仕打ちはアレ」とか「このトムさんの変形はアレ」とニヤニヤできると思います。
パンフのトムの紹介が"変幻自在な身体"と書かれていて笑った(w
ひとつ残念だったのは、作中では挿入歌としてファンクやソウルがたくさん使われているのですが、それでせっかくのトムさんの悲鳴がかき消されてしまっているんですよ。
そこは音楽をブツリと切って「ア゙ア゙ァァァァァァァ!!」を聞かせるべきだろう!、と(w
最近のターナー版長編のヌルさにがっかりしていたトムジェリファンも、きっと満足できますよ。
個人的には「ハングオーバー」シリーズのチャウを好演したケン・チョンの相変わらずの狂気の演技を見られて満足でした。