レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

「拳銃無宿」 第11話 女囚

2020年06月09日 23時12分12秒 | 西部劇

「拳銃無宿」 第11話 女囚
原題:WANTED: DEAD OR ALIVE
1958年 米 28分
■監督:
 ドナルド・マクドゥガル
■出演:
 スティーブ・マックイーン
 モナ・フリーマン
 ラスティ・レイン
 ラス・コンウェイ
 アール・ホジンズ

●あらすじ
1870年代開拓期のアメリカ西部を舞台に、
スティーブ・マックイーン扮するバウンティ・ハンター(賞金稼ぎ屋)ジョッシュ・ランドルの
孤高な戦いを描いた人気TVシリーズ!
オリジナルはモノクロだが、本シリーズはカラー・ライズ版である。
とある街で、昔馴染みのサムがエイブラムと言う街で保安官になっていることを知ったジョッシュ・ランドル。
サムに合うために目的地を変更してエイブラムに向かいサムと再会するランドル。
再開を喜ぶ間もなく、ジャッキー・ハリスと言う囚人を逮捕したから引取りに来て欲しいと言う電報を受け取るサム。
人手不足なのを見越したジョッシュ・ランドルは、自分が代わりにジャッキーの引き取りに向かうが
ジャッキー・ハリスは亭主を含む男三人を殺した女性であった。

★感想など
これまた傑作な脚本だったなあ。
今まで西部の舞台にはむくつけき男たちばかりが悪漢として登場していたのに
本作では女が悪役側。
しかも知的でユーモアに富み、一目見た男たちが全員口を揃えて「彼女が三人も殺したとは思えない」と言わせる程である。
実際ジョッシュ・ランドルも一目惚れしてしまい、犯人護送と言う役目を忘れてしまうギリギリの辺りまで悩んでしまう。
珍しく自分の家族や子供時代のエピソードまで話すジョッシュ・ランドルは相当珍しかったね。
だがそれで終わらず、一捻りも二捻りもいれてくる脚本には唸らされたねえ。
前回も書いたが藤原宰太郎風と言うか、脚本家はミステリー好きなのかと感じる脚本であった。

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