イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

サルでもできる

2010-02-12 21:50:05 | スポーツ

保釈された石川知裕衆院議員、選挙区で言えば月河地元と遠くはないのですが、TVで長々声出して喋るところを11日の離党会見で初めて見ました。

1973年生まれ36歳。若いのに、師匠…と言うより“親分”の小沢一郎さんと話し方がそっくりなのに驚きます。

「民主党、離党いたしますこと、今後、国会活動に制限が出てきますこと、承知しておりますけれど、ご支持、戴きまし、地元十勝を初めとす、有権者の皆様の負託に、じゅうぶんお応え致すことができる、考えテ、おります。」…

言葉この通りじゃなかったかもしれないけど、概ねこんな内容のことを、こんな調子でお述べになっている。

いやいや、36歳にしてどっぷり、ぐっちょり政治家答弁口調。日本の伝統とか品格、礼儀作法はさっぱり若い世代に継承されないけれど、こういうソフトの伝達はすいすい行きますね。

それでも石川議員が一礼して会見席をあとにするときには「頑張れ」「負けるなよ」の声が飛んでいたというのだから、もう何をかいわんや。“親分のメンコちゃん”だという以外何の魅力もないこんな人を、やはり若くて将来地元に恩恵をもたらしてくれそうと思って、選挙民は支持するのかな。

 月河も一応日本国籍の日本の選挙有権者ですから、選挙が来ればのっぴきならない事情がない限り期日前でも投票はしますが、固まった贔屓政党、会派があるわけではないし、政策や公約や人品骨柄で選べなかったら、ひとつでもふたつでも年の若い人、なおかつ親代々の地盤看板に乗っかった二世三世候補ではない人を選ぼうとここ10年ほどは心がけていますが、もうひとつ“役人、公務員、国公立校教師、自衛隊など税金で給料もらう以外の職業に就いての社会経験ある人”というのを、絶対に譲らない条件にしています。国庫から支給されるのではなく、市井に流れ流れている、生きた、生臭いおカネの重さ、怖さが身にしみていない人には国政にあたってもらいたくない。

もちろん“政治家の書生以外の生業経験のない人”は即決除外です。

 さて、品格に礼儀作法と言えば、もう朝青龍は聞き飽きたので、当面はスノボの国母和宏選手でしょうかね。個人的には、国母選手のシャツ出し腰パンスタイルより、お咎めのやり方の無粋さ(選手村入村式出席待った)のほうが、よりアチャー感が強かったですけどね。

でも国母選手も、“自分らしさ”にこだわるなら、出発時にはネクタイむぎゅっと締めて、えなりかずきさんばりにシャツタックイン、松岡修造さんばりにズボンもジャストウエストで穿いて、何なら髪も七三分けにしてメディアに出ておいて、現地到着してのファーストショットでアノ腰パンゆるタイ、シャツ出しレゲエ頭にしたら、一層カッコいいし、スノボファッションを知らないおっさんおばちゃんたちからも好評得たのにね。「コンサバ公式通りにお行儀良くすればああだってことはわかってるけど、ボクならこう着るんですよ」というアピールになるもの。

正統を知っている人が、知った上であえて崩すというのは粋ですよ。たぶんいま、制服の着かたひとつとっても、“崩しも装飾も、すべてはここがスタート”である“正統”を若い人に教える能力のある大人がいないのでしょうね。

コメント
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