好景気を反映して各企業の業績もいいようだ。
川崎重工業も売上、利益共に過去最高を更新したようである。OBの一人としてご同慶の至りである。
株主総会にあわせて、広報誌「かわさき」が送られてきた。
「カワサキミッションステートメントを新たに制定する」 ことが、トップ記事にあってその説明が詳しく載っている。
「ミッション」、最近になって使われるようになった。
「企業理念」よりは、より広く、より具体的で、「より高い位置づけ」かなと漠然と思っていた言葉であるがはっきりとは解ってはいなかった。
一般に、日本の企業は売上、利益の追求にばかり熱心で、「企業理念」とか「企業の社会的責任」とかは口では言うが、現実には新聞紙上を賑わすゴマカシ体質の企業や談合体質の自治体など、例を挙げればきりがない。
本音と建前は違うのである。
こんな日本的な考え方も時代と共に変りつつあるのだろう。
川重にも1966年に制定した「企業理念」はあったのだが、
「当社経営と社会、経営環境の変化」に対応した「新たな役割、機能の必要性」があったと説明している。
田崎、大橋と 「ゴマカシの大嫌いなアメリカ」 の現地を経験した社長が続いているので、
田崎会長、大橋社長の体制下で制定されたこの 「ミッション」 には大いに期待したいのである。
「世界の人々の豊かな生活と地球環境の未来に貢献するGlobal Kawasaki」 をグループミッションとし、
「カワサキバリュー」「グループ経営原則と行動指針」 を具体的の規定している。
川崎重工も単車、車両と一時は経営の足を引っ張った事業ではあったが、
いずれも、アメリカや世界で事業展開をしてきた事業部からトップが出て、初めて重工業の企業体質の転換がはかれ始めたと思っている。
本当に全グループ、全社員がこのミッション通りの行動が果たせるか。その真価が問われている。
ところで、「ミッション」 とはどんな意味か。
辞書やWikipediaで調べてみたが、大したことは書いていない。
いろいろ調べていたら、こんなのが見つかった。
これは詳しく、よく解った。制定に当たってもこんな資料を勉強しながら作ったに違いない。
私なりの感想であるが、 「今回のミッションは細部までよく出来ている」 と思っている。
詳しく、知りたい方は是非こちらをどうぞ。
世の中はすごいスピードで変化し、進化している。
世の企業、自治体なども、自らの「ミッション」を再確認し再定義して堂々と発表するような時期に来ていると思うのだが。
これは、間違いなくトップの判断、トップの仕事である。
川崎重工業も売上、利益共に過去最高を更新したようである。OBの一人としてご同慶の至りである。
株主総会にあわせて、広報誌「かわさき」が送られてきた。
「カワサキミッションステートメントを新たに制定する」 ことが、トップ記事にあってその説明が詳しく載っている。
「ミッション」、最近になって使われるようになった。
「企業理念」よりは、より広く、より具体的で、「より高い位置づけ」かなと漠然と思っていた言葉であるがはっきりとは解ってはいなかった。
一般に、日本の企業は売上、利益の追求にばかり熱心で、「企業理念」とか「企業の社会的責任」とかは口では言うが、現実には新聞紙上を賑わすゴマカシ体質の企業や談合体質の自治体など、例を挙げればきりがない。
本音と建前は違うのである。
こんな日本的な考え方も時代と共に変りつつあるのだろう。
川重にも1966年に制定した「企業理念」はあったのだが、
「当社経営と社会、経営環境の変化」に対応した「新たな役割、機能の必要性」があったと説明している。
田崎、大橋と 「ゴマカシの大嫌いなアメリカ」 の現地を経験した社長が続いているので、
田崎会長、大橋社長の体制下で制定されたこの 「ミッション」 には大いに期待したいのである。
「世界の人々の豊かな生活と地球環境の未来に貢献するGlobal Kawasaki」 をグループミッションとし、
「カワサキバリュー」「グループ経営原則と行動指針」 を具体的の規定している。
川崎重工も単車、車両と一時は経営の足を引っ張った事業ではあったが、
いずれも、アメリカや世界で事業展開をしてきた事業部からトップが出て、初めて重工業の企業体質の転換がはかれ始めたと思っている。
本当に全グループ、全社員がこのミッション通りの行動が果たせるか。その真価が問われている。
ところで、「ミッション」 とはどんな意味か。
辞書やWikipediaで調べてみたが、大したことは書いていない。
いろいろ調べていたら、こんなのが見つかった。
これは詳しく、よく解った。制定に当たってもこんな資料を勉強しながら作ったに違いない。
私なりの感想であるが、 「今回のミッションは細部までよく出来ている」 と思っている。
詳しく、知りたい方は是非こちらをどうぞ。
世の中はすごいスピードで変化し、進化している。
世の企業、自治体なども、自らの「ミッション」を再確認し再定義して堂々と発表するような時期に来ていると思うのだが。
これは、間違いなくトップの判断、トップの仕事である。