雑感日記

思ったこと、感じたことを、想い出を交えて書きたいと思います。

『8番ライト』は常識?

2009-03-29 04:52:50 | スポーツ
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私たちが現役で野球をやっていた頃、60年も前の話だが、
野球で一番下手な人の形容詞が『8番ライト』であった。
これは野球をする人たちの常識であった。

このごろは、昔で言えばみんな4番打者みたいな人ばかりの中で、たまたま8番目に打つバッターが8番バッターである。

ライトは、そこへはボールが飛ばないと思っていたのだろうか、一番下手と思える人がライトを守った。
今ライトの代表格は『イチロー』である。
一番、上手いと思われる人が守っているポジションになった。



甲子園選抜の報徳ー今治西戦、報徳の8番平本君にはビックリである。
6打数6安打、ホームラン2本、一番難しいと言われる3塁打2本、そしてヒット2本の10割である。
たまたまだとは思うが、誰でも出来るたまたまではない。
ホームランも王、長嶋の頃で言うならラッキーゾーンではなくて、プロでも難しいといわれた旧フェンスなのである。

今の高校野球のレベルはこんなになっているのである。
報徳だけではなくて、どのチームもバッテングのレベルは素晴らしいし
高校生でも150キロのボールを投げれるピッチャーもいる。

こんな底辺が支えたWBC世界一だろう。


野球だけでなく、サッカーも、水泳も、スケートなどもみんな世界の水準に追いつきつつある。
一言で言えば、昔のようにただただ『ファイト、精神力』ではなくて、
基礎体力から、練習方法、指導者の育成、指導方法など、一連のシステム、仕組みが強い選手、チームを産んでいるのだと思っている。

そのシステムは60年前と様変わりである。


話は変わるが、60年経っても、殆ど変わっていないのが、政治の世界だと思う。
中央も地方行政も、60年1日のような旧い発想ではなくて、
少しは時代の進歩なりのものに変身して欲しいものである。

政治の旧いシステム、
市議ー県議ー国会議員や秘書ー議員ー国会議員などの政治プロ、
この人たちの周辺で、汚職やおかしなことは起こっている。

意外に素人の、普通の常識のほうが政治の世界でも面白い。
少しはその芽は育ちつつあるようにも見える。

政治の世界での常識はすべて放棄するぐらいの覚悟が要るのではないだろうか。
いつまでも『8番ライト』の常識は通用しないのである。
コメント
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