★ 突然『遺産相続』の話だが、
先日ダイワハウスからこんなパンフレットが届いたのである。
曰く『遺産相続トラブルの回避策』とある。
こんな堅苦しい話は、私が最も苦手とするところだが、
中身を読んでみると、想定通りなかなかムツカシイ話である。
遺産相続でもめたりするのは、金持ちの世帯のことかと思ったら、そうではなくて
その7割以上が『遺産価格5000万円以下の普通の家庭』で起こっているというのである。
その対策がいろいろ書かれているが、書いてあることは解るが、
その通りにやるのはなかなか面倒で、私は多分やらないとは思うが、・・・
考えて見ると、我が家も近いうちに『直面する』ことは間違いない。
夫婦二人暮らしで、一応は家を持っている。
金は兎も角、固定資産の相続がややこしいようである。
★ 私自身も今まで何度かはこんな遺産相続の場面に出くわしているのだが、
別にそこで『もめたり』はしなかった。
確か、『昔は長男が相続する』ということになっていて、祖父の遺産は全て当然のように伯父が相続していたが、
ちょっと調べてみたら、昔はそれでよかったようである。
こんな記述に出くわした。
『明治政府が始まった頃華族や士族には長男相続制が規定され、その地位も長男によって世襲された。さらに、平民にも長男の家督相続制が規定された。明治31年の民法制定により家制度が確立すると、家督に当たる戸主権の制度が成立した・・・』
なるほど、そうだったのである。
その後もいろんなことがあったが、私の周りでは何となく、明治のこの制度の通りのことが続いている。
母が亡くなったのは最近のことだが、大した遺産ではなかったが、私が全て相続というか頂いて、4人の妹たちは何にも云わなかったし、私自身相談する気もなかったのである。
家内の母が亡くなった時は、家も預金などもあったと思うが、
家内は一切何も要求せずに、弟にすべてを任していた。
これは、今の法律で言うと、分割などが当然で『オカシイ』のだとは思うが、それで通ってしまっているのである。
★ 我が家は家内と二人で、息子と娘がいるのだが、私と家内とどちらが先に逝くのかは分からないが、関係者は今のところこの4人のはずである。
昔流にいえば、息子が相続するのが当然だが、
そう決めてしまう気にはなれないが、じゃどうするのか?
と言われると、『まさに、困ってしまうのである。』
頂いた文章を読んでると、『自筆の遺書を正規に書いておけばいい』
などとあるが、それも叉面倒なことである。
息子と娘は、何故か不思議なほど仲がいいし、妹は兄貴に何でも率直に言える関係だから、『まさか揉め事』になったりすることは、間違ってもないとは思うが、
私は何もせずに、『勝手にやれ』でいいのだろうか?
『億の財産』がある訳ではないが、揉めているその殆どが『5000万円以下の普通の家庭』というから、ちょっとだけだが気になるのである。
息子とも、娘ともこんな話はしたこともないのだが、現金というか預金はそれこそ分割したらいいと思うのだが、問題は固定資産である。
『三木のこの家』は私自身は愛着もあるのだが、
私たち夫婦の他には、『ここに住む』という人は今のところいない。
いま、アメリカにいる娘一家も、将来日本に戻ってくる気があるのだろうか?
もし、その気が少しでもあるなら、『この家は娘夫婦に上げたい』と思ったりしているのだが、そんなことも話したことがない。
一般のご家庭で、私のような環境の方は沢山おられるのではと思ったりする。
突然来た『ダイワハウスのダイレクトメール』で、思ったことを突然書いているのである。
多分、息子も娘も、娘婿も、孫たちも このブログを読むとは思うが、
今後何か話をする『きっかけ』にでもなればいいなと思っているのである。