★ 夏に咲く花『ノウゼンカズラ』はご存じだと思うが、
同じような種類だが『ヒメノウゼンカズラ』というのもあって、
これはちょっと珍しいし、咲く時期がノウゼンカズラは夏、8月の花だが、
ヒメノウゼンカズラ は8月の終わりごろから咲き始めて、
むしろ『秋の花』だと言った方がいい。
そんな ヒメノウゼンカズラが家には1本だけあったのだが、10年ほど前に枯れてしまったのである。
この ヒメノウゼンカズラは蔓性なので、枝を伸ばしその枝先から根を出して新しい芽を出したりする。
何故か石積みの間に根を下ろし、そこから芽を出した1本だけが生き残ったのである。流石に大きくは育たなかったのだが、その枝から伸びた枝が地面に根を下ろして成長し、今年10年ぶりに白い花を咲かせたのである。
令和元年8月30日に、10年ぶりに我が家に ヒメノウゼンカズラの花が咲いた。
もうこの白い花は見られないのかなと半ば諦めていただけに、私は大感激なのである。
今のところこんな枝先に2房の花つけただけだが、
私にとっては『10年待ち続けた花』なのである。
花弁は小さくて、こんな可憐な花である。
太陽が大好きな花なのに木の根元からの所謂自生だからこれから先どう育つのかはよく解らないのだが、
今朝は伸びた枝から差し穂を取って『挿し木』にして『いい場所』に何か所も植えたので、何年かすると我が家には、ヒメノウゼンカズラ がいっぱい咲き誇るかも知れないのである。
そんな『つまらぬこと』が結構な夢なのである。
ひょっとしたら、この秋にはもっといっぱいの花が見られるのかも知れない。