★ 現役生活の最後の2年間は北海道勤務だった。
北海道川重建機と言う非常にいい自己資本の会社の経営を任されたのである。
赴任したその日に「車に運転手を付けましょうか?」と言われたのだが、
お断りしたら「4駆のクラウン」の新車を調達して頂いたのである。
「4駆のクラウン」など初めての経験だったが、夏は兎も角冬場の雪道走行には抜群の性能を発揮して、
北海道勤務の2年間、チェンを付けることなしに過ごせたのである。
北海道各所に支店・営業所が10か所以上あったので、
その支店廻りをするだけでも北海道の道をいろいろ走れたのである。
こんな道ばかりではなかったが、
これに近いイメージの道は各所にあって、
内地に比べると圧倒的に「走り易かった」と言うのが実感である。
北海道の道で、走ったことのある道を言うと
こんなことになるので、殆どの道を走ったと言っていい。
こんなことだったので、北海道は北海道にお住いの方よりはいろんな道を知っているかも知れない。
2年目の5月のゴールデンウイークに家内が遊びに来たので、
4日間かけてこんなルートを1周した。
1日目は札幌から日本海側を通って稚内まで、
2日目は東側の海岸線を網走まで、網走で食った寿司が旨かった。
3日目は網走から知床半島を横断して摩周湖周辺を走り廻って、
川湯温泉に泊まり
4日目は阿寒湖から道東自動車道を通って札幌に戻ってきた。
★ そんな北海道の2年間だったので、
私の運転歴の中でも北海道は特別のような気がする。
北海道の勤務中は殆ど車ばかりでJRに乗ることも少なかったので、
2年間の北海道勤務を終わって、三木に戻ってきたときは、
家内と二人札幌から大阪まで日本海側を通って延々とJRの列車を楽しんだ。
これも今となってはいい想い出なのである。