林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

背広で痩せ我慢

2009-07-29 | 床屋放談

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

議員先生のノーネクタイ背広姿は見苦しい。
あれは威張って、冷房をギンギンに効かせているので、実は寒いのだ。
ノータイはただダラシナイだけである。

でなければ、最早ヒトというより血液が冷たい蜥蜴類である。
確かに尻尾は直ぐ切るからね。

真夏、街頭で背広にネクタイ姿の議員候補には、人間の血が流れてない。
かりゆしウェアやアロハシャツは盆踊りに行ってくれ。
ポロシャツ、丁シャツは微妙だ。

清々しい開襟シャツ姿なら、尊き1票を考えてみる。

  !!!

冷房温度を高く設定した事務所で働く下々に、背広やネクタイは要らない。
この蒸暑さに、正装で決めているつもりの下々は、哀れである。

クールビズの順序は、背広を脱ぎ、次にネクタイを外すこと。
そしてネクタイを外す場合、ワイシャツでなく、いざぎよく半袖開襟シャツにしよう。

  !!!

クールビズは「まるで発展途上国」だ、と思うお方がまだいるらしい。
背広を脱げない議員たちのクールビズは、そのとおりである。
しかし下々は、世界が瞠目する原宿娘に習い、この際、新しい仕事着を生み出そう。

暑さを我慢する痩せ我慢はカラダに毒。他人に押し付けるものではない。

  !!!

背広はイギリス、ネクタイはクロアチアで生まれ、フランスで今の形になったらしい。
元祖英仏の夏は、日本より涼しく空気は乾燥している、と聞く。
エアコンが無かった頃、アジア・アフリカの高温多湿な植民地では、開襟シャツだったのではないか。

もし英仏が日本並みの亜熱帯だったら、相応しい服を発達させていただろう。
気候が違う日本で、英仏の猿真似をする必要はない。

  !!!

紳士服業界は不景気らしい。
いっとき、クールビズのせいにしていたようだが、違う。
売上不振は業界が不勉強のせいだ。

就職した夏、ホンコンシャツという半袖ワイシャツを東レ・帝人が売り出した。
争って買ったことを覚えている。クールビズは開襟シャツにしよう。

不況を他人のせいにしないで、業界は夏服を開発して下さい。

あ、羽田先生が着てた半袖背広は、もう止めようね。



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