林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

浮草と旅情

2019-06-03 | 遠い雲

教頭先生のブログに、京マチ子が出演した、小津安二郎監督の「浮草」の後半が載っていた。
中村鴈次郎と京が、土砂降りの雨の中、激しく言い争うところから最後までである。
う~ん、いいなぁ、見入ってしまった。

大昔、初めて観た時は退屈だった。
けれども今、ブログの小さな画面でも画面・俳優と演技・筋など全てがいい。


なお、教頭先生は過去記事で「浮草」について書いている。
もう一度「浮草」を観たくなった。

デヴィッド・リンチ監督、キャサリン・ヘッバーン主演の「旅情」。
初めて観たのは、確か高校生の頃だった。

ベネチアの街が綺麗。
人々が可笑しく、最後が哀しい旅行映画という感想だった。


その後10年くらい前だったかな、TVで「旅情」を改めて観た。
あの映画は、美しく、笑えるだけではなかった。

オールドミスの初めで、多分、最後の悲しい失恋物語だったんですねぇ。

じじぃの心はヘッバーンに激しく揺さぶられました。
そしてその後の人生を、今でも時々考える。

  教頭先生のブログはこちらからどうぞ。

  190503


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2 コメント

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近ごろ映画見ない (小肥り)
2019-06-03 15:06:21
名画座というものが姿を消してずいぶんになる。
高校生のときが最高だったかな。
新宿の日活名画座や池袋の人世座。銀座並木座、行ったなあ。
残念「浮草」は見てません。
デビッドリーン監督は砂漠や密林や雪原といった壮大な自然のなかでの葛藤を描く一方、
不倫話もけっこうたくさん作ってますね。作風が全然違う。
「逢びき」「旅情」「ドクトルジバゴ」「ライアンの娘」………
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映画館巡り (森生)
2019-06-03 22:21:51
小肥りさま
アラビアのロレンスだったかな
あれは砂漠が綺麗だったけど 長く長~い映画だった

高校時代の娯楽は映画
進学校なのに自由な校風で 下校時 映画館に行きましたよ
全生徒のテストの得点を 廊下に貼りだすのにはメゲましたが
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